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11月13日は金曜日。いわゆる、「13日の金曜日」という、欧米では最も忌み嫌われる日です。
ただでさえうつ病のご主人は、
「明日は、13日の金曜日か。縁起が悪いなあ」と震えていました。
ところが、11月13日(金)は、「100円ショップ」や「コンビニ」中心のささやかな生活をしているご主人にとって、結構、ラッキーな日になりました。
まず、いつものように子供を寝かしつけて、日付が13日に変わったばかりの午前2時頃、俺たちの金魚鉢がある居間へ起きてきたご主人は、パソコンをつけインターネットを始めた。
そして、ためておいた「お茶のペットボトルについていたシール」を持ち出し、メーカーのホームページにアクセスし、シールの裏のIDナンバーを入力しポイントをためました。
「いい大人が、夜中にあんなことして、ばっかみたい。」
と流金の風美ちゃんにさえあきれられながらも、ご主人は、ホームページの賞品に挑戦しました。
ホームページには、嬉しそうな当選者の写真が出ていましたが、今までこの手の懸賞で当たった試しがないご主人は、写真の笑顔をうらやましくも遠い世界のものと感じていました。
「どうせ、当たらないなら、思い切ってパソコンに挑戦するよ!」
そう俺(金太郎)たち金魚に、言った主人が、ボタンを押すと、「7○7」でリーチの声がしました。それでも、
「あんなのかっこだけよ。」
「ご主人はついていないから、当たらないわ。」
と懐疑的に見ていた私たち金魚の目の前で、「777」が揃ったのです。
「え、パソコンが当選? まじで。」
驚く私たち金魚を横目に、ご主人は震える手で、住所や氏名を入力し、当選確認を押しました。
ホームページを閉じるとき、さっきの「笑顔の当選者の写真」のほとんどがご主人の賞品より、落ちるのを見た時の、ご主人の優越感いっぱいの顔が、いじらしく思いました。
2つ目のラッキーは電話。夕方、「03」ナンバーの見知らぬ電話がご主人にかかっていきました。
「振り込み詐欺の悪質業者かもわからない。」
と、いったん電話を切ったご主人ですが、気になって「184」の非通知設定で、返信電話をかけてみたのです。
すると、出版社から「あなたのエッセイーが審査員特別賞に選ばれました」とのこと。正直、あまり大したものではなさそうですが、それでも嬉しくて、ご主人は、小さくガッツポーズをしました。
3番目は、夕方の仕事が終わって、かかりつけの医者で薬をもらったご主人が、
「インフルエンザの予防接種をしてあげようか」
と医者に言われ、既存のインフルエンザ接種を受け、新型の方は、(持病の気管支炎があるので)順番待ちの申請をして来たという話でした。
既存のワクチンさえ不足していると聞いていたので、どちらの接種もあきらめていたご主人と奥さん。
「注射は少し痛かったけど、思わぬ形で予防接種ができて、ラッキーだったよ。」
と勝ち誇ったようにいうご主人に、奥さんは、
「今年の新型インフルエンザで予防接種の必要性はあまり感じないわ。」
と吐き捨てるように、言いました。
最後のラッキーは、夜、本日抽選の宝くじをチェックしていたご主人が、
「やった1000円が当たった。1000円買って、1100円になった。」
との話です。
横で見ていた奥さんは、残念そうに
「何がラッキーよ。これ、3等100万円と1字違いよ。こちらは、1等2000万円と同組で100番ぐらいの違いよ。ついてないわ。」
と悔しそうに言いました。
この二人を見ていた私たち金魚は、
「ラッキー・デーも、ついていない日も考え方一つなんだ。」
と気づきました。
考えてみれば、パソコン当選は別にして、予防接種や宝くじは、考え方一つで、「ラッキー」とも「残念」とも言えるものでした。
つまり、心をポジティブに持てば、結構、毎日がラッキー・デーかも。
「生きているだけでも儲けもの」
と考えればいいのです。
この考え方では、13日の金曜日が「ラッキー・デー」だったのではなく、この日が「ラッキーの初日」で、これからどんどん幸せがやって来ることになります。
あなたも、今日もラッキー・ディと思って見ませんか?
(どうしても、不幸な日は、思い切って落ち込んで泣くのもいいと思います。)
では、このブログを読んでいただいたみなさんと、ご主人一家、それに私たち6匹の金魚に幸運が訪れますように祈って、今日のブログを終わります。
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