気と心と宇宙法則

難病(難しい病気)の人たちの力になりたい、と思っています。

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天風先生の「心に成功の炎を」という本の、P、126に、「切り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」という言葉が出てくる。
 
私は、長いこと、この言葉の意味が、よくわからなかった。全然、わからなかった。
 
理屈で、あれこれ考えてみるんだけど、考えれば考えるほど、わからなくなった。
 
 
この言葉のもつ意味が、天風先生が、「成功の実現」という本で、「無邪気な気持ち」と言っていることと、同じだ、とわかったのは、つい最近になってからのことである。
 
 
「成功の実現」P、377には、天風先生が、インドの山奥で、黒豹と、にらめっくらした、次のような話が出てきます。
 
「もう死にやしないかしらん。本当にこうやって毎日毎日、山の中で座っているだけで、俺はもう、親兄弟の顔も見ないで、このまま名も知れない山の中で死んじまうんだ。それでもう、一分一秒といえども、ああ気持ちがいい、なんてことは感じないんだからね。フウーッと気がつけば、すぐ息苦しくなったり、脈が乱れたり。
そのときにだよ。フウッと膝頭の所に妙な感じを感じたの。何か軽石でこすられているような気持のね。ヒョイと目を開けたら大きな豹がね、目の前に腰をすえて私をじっと見てるんだよ。
もう病の苦しさも、死にはしないかという気持ちも何もなくなっちゃった。恐ろしい気持ちもないんだよ。ただ、その爛々として光る豹の目をウッと見すえて、にらめっくらしたわけだなあ。にらめっくらという気持ちはないんだよ。ハッと思って、ハッと見ただけだ。そうしたら、スウーッと向こうへ行っちまいやがった。
無念無想に打たれたんだな、向こうが。おっかないと思ったら、パッと来るだろうけども。
こういう話をわかってくれる人が果たして何人あるかしらないけど、戦争でも行って、もうどうにもしようがないときに、絶対の諦めがくるとそういう気持ちになることがありますよ。何も考えない、ただ無我夢中。無我夢中というのも心だよ、やっぱり。心のいわゆる乱雑なる妄想が瞬間、止まったときなんだ。
『そんな気持ちでいたら、病なんか、どっかへ吹っ飛んでいっちまうわい。いつも猛獣と相対峙していたような(インドの先生の言った言葉はいまだに忘れないよ)無邪気な気持ちになれ』って言ったんだ。
無邪気な気持ちってのは、こういうものかと思ったよ。何も考えないのがいちばん無邪気なんだよ、結局。」
 
 
この時、カリアッパ先生が、なぜ、「無邪気な気持ちになれ」と言ったかについて、天風先生は、特に、解説してくれてないが、
 
天風先生が、平炭鉱の暴動を鎮めに行った時の話に、「無邪気」という言葉が出て来てくるが、この場合、これが、大いに参考になる。
 
「成功の実現」(P、231〜233)の中では、「無邪気」という言葉が、次のような状況の中で出てくる。適当に、ピックアップして、説明してみることにする。
 
 
「『あの橋は吊り橋か何かで、足でもかけるとドカンと落っこちまうんですか』
『いや、そんなことはないです。あれは石炭を運ぶ車が通うくらいですから、丈夫です』
『あ、そう。じゃあ、どうなんです』
『まあ行ってごらんなさい』
『そうですか。ではとにかくごめん』
テントの張ってあるところから十間と離れてないところですからね。トコトコ歩いて行ってその橋に片足かけてみた。そうしたらパンパンパンパンパンと鉄砲を撃ったんです。向こうから。」
 
「『行きます、私』と言ったらね、
『責任負いませんよ』
『決してあなたにご迷惑かけない』
サッササッサ歩いて行った。ドンドンパンパン撃ちやがる。外套の腰の所に五つ弾が抜いております。けれども、体を一つも抜かない。何も僕は撃たれに行ったんじゃないから、いくら向こうで狙ったからって平気ですよ。ここが、あなた方と私が違うところなんだ。」
 
ここで、248ページまで、ページを飛ばす。
 
何故、こういうことが出来たのか、天風先生は「無邪気」、という言葉を用いて、次のように、説明している。
 
「そうすると、例の平炭鉱に私が行ったときなんかも、こういう話を正しく理解しない人は、無謀だなあとか、あるいは無茶だなあとか、あるいはあれだけの胆力がなあと思うかもしれないが、胆力でも何でもないんだよ、これは。そうだろ。私は無邪気に入っていったんだもの。胆力で、『くそ、こんちくしょう、おっかなくなんかあるもんか』なんて気分で入っていったんじゃないんだもの。
正しいことをしている人間に正しからざる出来事の生ずるはずがない、ということが私の信念だから、そいつをそのとき、あえて改めて頭の中で、思いなおしなんかしませんよ。橋を渡りながら、いま俺は正しいことをしに来たんだ、従って、正しくない人間が鉄砲で撃ったって、私に当たりゃせん、なんて思って行きはしない。
何も考えないの。何も考えない、いわゆる無我無念のときに、自在境というものがあらわれるものなんだ、ねえ。」
 
もう、おわかりだと思うが、無邪気に入っていったから、自在境というものがあらわれて、鉄砲の弾が自分に当たらなかった、と天風先生は、言っているのです。
 
そうすると、先に紹介した、インドの山奥で、天風先生が、豹と、にらめっくらして、豹が何もせずにスーッと向こうへ行ってしまったのも、無邪気な気持ちになっていたから、自在境というものがあらわれたから、ということができるのです。
 
 
さて、ここで、今日のテーマである、「切り結ぶ太刀に下こそ地獄なれ、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」という言葉に、話を戻す。
 
そもそも、この言葉は、「心に成功の炎を」という本のP、126〜127に出てくる言葉です。
 
「こういう階級の高い哲学的な消息というものは、かんで含めて聞かせても、それが自分の心に『ああそうか』と受け取れませんよ。いつも私はこの話をしながら考えているんだけども、昭和三年から毎年この話をしてて、今の人間よりも戦時中の人間のほうがよくわかってくれたんです。
そこに坐っている井上さんなんかはね、戦争に行く前にこの話を聞かれて、『もう大丈夫です、先生、もう大丈夫だ。もう私は、ふたたび先生にお目にかかれないかと思って、お暇乞いにきたんだが、わかりました』と挨拶に来てくれた。そのとき私は井上さんに、戦争に行く者には誰にでもいう言葉を言った。『切り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。その意気で行け』『わかりました。今この土壇場にきて、なんべんか聞いた、我とは何ぞや、がはっきりつかめました』と言って、井上さんは戦地に向かったが、なんとあの人は、昭和十二年日支事変以来、六回も招集されているんですよ。
召される度に、悪戦苦闘して、ときによると、十重二十重と敵に囲まれて、たった一人になって、出ることも引くこともできないほどの状況になったこともあるんだ。そんなとき、不思議と私の顔が浮かび出たそうですよ。『身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、どうにでもなれ、殺すんなら殺せ。もう生きようとも死ぬとも思わない』と。そういう場合に、生きよう、助かろう、逃げようなんて思ったら、必ずやられてしまいます。
敵に囲まれていて、敵がそこに井上さんが座っているのも知らずに、通りすぎちまったことが何遍あったかわからないそうだ。そして、不思議にいつも助かって帰ってきた。一年志願兵が少佐にまでなるなんてことは、そりゃあ破天荒なことなんですよ。」
 
 
ここで、私流の直訳を施すと、
 
前半の「切り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ」というのは、相手を、やっつけよう、相手に勝とう、勝とう、負けまい、と思っている時は、逆に、斬られて地獄に墜ちてしまうぞ、という風に受け取れます。
 
後半の「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」というのは、「もうどうにでもなれ、勝とうとも思わない、逃げようとおも思わない」無念無想、つまり、無邪気な心になった時こそ、そこに勝機が生まれる、という具合に受け取っていいと思います。
 
なぜそうなるかというと、無念無想、何も考えない、つまり、無邪気な心になった時、自在境というのが生まれるからなんです。
 
 
つまり、天風先生が、インドの山奥で、豹とにらめっくらしたとき、カリアッパさんが、「いつも猛獣と相対峙していたような無邪気な気持ちになれ」と言ったのと、
 
天風先生が、戦地に向かう兵隊さんに向かって、必ず、「切り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」という言葉を与えたのも、同じの趣旨のことを、言葉を違えて言っているだけ、ということになるのです。
 
 
考えてみれば、天風さんの教えというものは、他では聞けないような、ものすごいことを、私たちに教えてくれているのだ、ということがわかります。

もっとも、わからいうちは、「猫に小判」、「豚に真珠」だけれども。



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