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安倍首相が、7月17日、遂に2020年の東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアム建設計画の白紙撤回を表明した。
テレビや新聞は、盛んに、総工費が当初予算の2倍に膨らむことについて、国民の間から批判が強まったことが、今回の建設計画白紙撤回に繋がったとしている。
昨夜、東京五輪・パラリンピック組織委員長の森喜朗元総理が、フジテレビのプライム「ニュース」という番組に出演していて、その様子をつぶさに拝見させて頂いた。
森さんの姿をテレビで見るのは、久しぶりだったが、相変わらず、ペラペラ一人だけで喋りまくっていて、軽い人だなあ、肚の据わってない、気の小さい人だなあ、という印象を受けた。
彼の言っていることは、全て、総工費がなぜ当初予算の2倍に事になったのか、国民に対する言い訳・弁解のようなものだったが、
私は、その時、国民の約8割が、建設計画に反対しているのは、果たして、工事費、つまり、お金も問題だけかな、と強く思った。
実を言えば、あのイラク出身のザハ・ハディドし提案になる、ヒールアーチ構造と言われる建築物については、私も大反対だった。
時々、テレビなどで、模型図を見るのさえ、嫌だったと言っていい。
何と言ってわからないが、ユーフォー(宇宙船)のお化けのような、また、マンタやカレイのような巨大な、白い生き物の形したものは、かねてから、日本の、あの静かな神宮の森の中にはふさわしくない、と思っていた。
今回の騒動を見ていて、私は、国民の約8割が、ザハ案の建設に反対した理由は、
先ず、第一に、ああいったいわばグ、グロテスクともでも言えるような巨大な建築物は、日本人の感覚として受け入れ難いといった、国民の感情が、心のどこかに、あってのことではないか、と思っている。
いわば、第一印象が悪くて、その後の、建設費だの費用が受け入れらくなった、というのが実態ではないかと思う。
だって、専門家は別にして、全くの素人が、建設費が1300億円とか、2500億円とか言われても、それが高いのか低いのか、わかるわけ、ないじゃないですか。
私も、大学を卒業して、最初に入った会社が建設会社だったから、多少は理解できる素地が無きにもあらずだが、
あの原子力発電所が、建設費、何千億円、この火力発電所が何百億円とわれても、設計や積算に関わっていない以上、わかる筈もなく、金額については、全く、チンプンカンプンだった。
今回の、新国立競技場の問題にしたって、国民の誰もが受け入れらデザイン、つまり姿形であったなら、
そして、それが世界に誇れるような、後世、日本のレガシイーとなるようなものだったら、何千億円かかろうが、国民の間から、あれほどの反対運動は起きなかった筈である。
つまり、国民も良いものなら、多少、お金が掛かっても仕方がない、と思ってくれたはずである。
そういった、国民感情を、知ってか知らずか、安倍総理大臣が、この度、計画見直しの大英断を下したことは、取りあえず、ほっとしたし、もろ手を挙げて賛成し、その決断について、大いなる賛辞を贈るものである。
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