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天風先生は、「本当の自分」(先生は霊魂という言葉を使っている)とは、どのような時、どのような形でわかるのか、その具体例(体験談)について、あまり多く語っていない。
そのことはさておき、天風先生の心身統一法の、第一の目的は、先ず、「本当の自分」とは、何かということを自覚(理屈でなく体験でわかる)することである。
それは、「成功の実現」という本の中で、次のように言っていることからして、よくわかることである。
「ありていな話が、あなた方がこれまで聞かれた心身統一法という方法は、これからお話する『我とは何ぞや』を最初に正しく自覚されてから(自分が自覚した後という意味か)組み立てられたものなんです。だから厳粛な意味から言えば『我とは何ぞや』を先にあなた方に正しく自覚せしめておいてから、心身統一法を説くのが順序ですけれども、その正しい順序をふんでおりますと、とうていあなた方がその順序どうりに私についてきません。」
ということは、簡単に言うなら、「本当の自分」というものがわかってからでないと、私の言っていることは、よくわからないよ、ということなのです。
言われる通り、私自身も、「本当の自分」というものがわかってからは、難解で、これまでよく理解できなかった「運命を拓く」という本の内容が、もつれた糸が解けるようにスルスルわかってきた、という事実がある。
さて、これまで、私は、このブログ上でも、「本当の自分」というものを、「気で出来た組織」とか、或いは、「肉体の中にある陽炎のようなもの」といった、曖昧な表現しか使ってこなかったように思う。
なぜ、私がそういう表現しか使うことができなかったという、大きな理由の一つに、天風先生自身、「本当の自分」について、あまり具体的なことは言ってない、ということがあったように思われる。
ところが、先日、「成功の実現」という本を読み返していると、「本当の自分」について、次のように語っている所があることを発見した。
「だから、禅の坊主も、これもインドのヨガからきているんだけども、しばしば無我一念、純一無雑の境涯に自分の魂を安住せしめるための座禅を組むだろ。つまり、雑念も妄念も取り除けて、本然の心の殿堂をつくってやると、そこへフウッと霊魂が安住する状態になるという原理を応用してあの坐禅というものは始まった」とある。
これは、簡単に言えば、「心を無念無想、三昧の状態に置いてやると、霊魂と称される『本当の自分』というものが、自分自身、わかるようになる」ということだろうと思う。
自らの体験から省みて、心が延々と続く無念無想の状態、つまり、三昧が続くようになって、「本当の自分」というものが、初めて、わかるようになり、時と共に、その存在感が、次第に増して行ったように思う。
その様子は、あたかも、天風先生が「雑念も妄念も取り除けて、本然の心の殿堂をつくってやると、そこへフウッと霊魂が安住する状態になる」と言っていることと、同じようである。
一方、「研心抄」という本の中で、天風先生は、「本当の自分」を自覚できるようになる時の、心の状態過程について次のように述べている。
「(瞑想をしている時)やがて暫時にして心の複雑な活動が止む時が来る、その時である。心の活動が止んでもそこに一つ厳として自己存在の意識だけが残留して居ることを自覚されるに違いない。判り易くいえば『われ在り』という意識だけは絶対に消滅しない。そしてこの意識を例え朧げにでも自覚し得れば、自己(真我)というものは、心よりも又肉体よりも超越して居る一実在であるという意識観念が自然と確立され、諸君は悟入自覚という精神的進歩第一階級にその一歩を踏み入れた事となる。そしてこの意識観念確立の程度に従って益々自己(真我)の正確な自覚感に鮮明の度を加えて来る事になる。」
先生は、ここで、「本当の自分」がわかってくる様子を、「心よりも又肉体よりも超越して居る一実在であるという意識観念が自然と確立され」と言っているが、
意識と言うと、受け取りようによっては、実体の伴わない何かのように思われ勝ちだが、私が感じている「本当の自分」とは、もっと、もっと、具体性の伴ったものであることは間違いない。
この辺りも、私が、これまで「本当の自分」を表現する言葉を、知らなかったことの、一因だったように思う。
今、天風先生の本を改めて読み返しみて、「本当の自分」というものが、わかって初めて気がつくことが多々ある。
その一つが、「本当の自分」というものがわかるようになると、恐怖観念というものが、消えて、なくなるということである。
考えてみれば、恐怖観念というものは、「肉体が本当の自分」と思うところから、発しているものだから、その肉体は「本当の自分」ではないとわかると、同時に、肉体から発生していた恐怖観念も、消えてなくなることは当然のことである。
天風先生は、「本当の自分がわかるようになると、恐怖観念がなくなる」と、至る所で、盛んに、言っているのだが、これらのことも、なってみて、初めて、気がつくことの一つなのだろう。
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2014年10月29日
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