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先日来た、ある患者の方から、「先生、ある本に、瞑想が深くなって、三昧という心境に達すると、呼吸をしているか、してないか、自分でも、わからないような状態になる、と書いてありましたが、本当ですか」という質問を受けた。
その時、不意を突かれたような気になったのだが、考えてみれば、それもそのはず、ここ一二年、呼吸について、全く、考えたことがなかったからである。
翌日の朝、改めて、瞑想の時、呼吸のことを、意識してみたら、なるほど、殆ど、呼吸をしているかしてないか、わからないような状態になっている。
全くしてないか、と言うとそうでもなく、言ってみれば、時々、小さな息を吸ったり吐いたりしているようではある。
それは、他人が傍から見ていたら、全く呼吸をしてないように見えるかもしれないと、と思った。
ここ一二年、呼吸のことを考えなかったのは、呼吸のことが、全く、意識の上に、上らなかったせいだと思う。
言葉を変えて言うなら、しているかしてないか、わからないような状態だから、呼吸のことなど考える必要もなかった、と言った方がいいかもしれない。
呼吸がそういう状態だから、無念無想、三昧の状態も、瞑想の全期間(毎朝1時間ばかり)を通じて、つまり、瞑想の、初めから終わりまで、続いているようである。
これもまた、雑念妄念が、全く湧かないかというと、そうでもなく、途中で、時々、弱弱しい、雑念が、心の中をかすめて通るといった具合である。
以前にも、このブログで、書いたことあるが、ここ2〜3年、瞑想の時、意識して、心の中から、雑念妄念を払って、無念無想になろうとしたことはない。
経験のない方は、言っても、よくわからないと思うが、座って、暫くすると、自分の中の気の組織が動き出して来るから、それに意識を持っていくか、或いは、それと一体になることを考えたら、自然に雑念妄念はなくなって、無念無想、三昧の状態になっているのである。
否、或いは、座る前から、無念無想に近い心の状態になっているのかもしれない。
面白いと思うのは、無念無想というと、極端な言い方をすれば、心は全く動いてないことになるが、
心が全く、動いてないとすると、つまり、眠ったような状態になっているわけだから、理屈から言えば、自分が無念無想になっていることすら、わからないはずである。
ところが、無念無想、三昧の状態になっても、座って、無念無想になっているなっている自分を、自分の心の状態をじっと見ている、もう一つの別の意識があるのである。
こういうことなど、瞑想の時ばかりではない。
最近では、普段、生活して活動している時でも、何かやっている自分を、じっと観察している、もう一人の自分がいることを強く感じる。
天風先生は、「研心抄」という本の中で、霊魂から直接発現して来る、「意志」というものについて、次のように言っている。
「がしかし、いずれにしても心の統御を完全にするのには、その意志の力を任意に然も力強く、いる何時でも発現し得るように習性付けなければならない。」
「実際厳格に言えば、一切の心の働きは意志の力の発現する程度に即応しているといってよい、即ち、意志の力が強く発現すれば心の力も強く働き、意志の力が弱いと心の働きの弱くなる。
故に結論的に言えば、意志というものは、心は勿論、人生の活きるためへの羅針盤と言ってよい最高の資格を人生に対してもっているものなのである。
もっとわかり易くいうならば、意志の力が現実に発現した時、初めて心に対して立派な統率者命令者が出来たことになるがため、心が散漫な無統制の状態で働かなくなる」
そして、天風先生は、この意志の力を発現させる、有力な一つの方法として、次のような方法を挙げている。
「本能的に発生する肉体感覚は勿論、その他各種の情緒であれ、はたまた理性心であれ、更に高級な霊性心であれ、いやしくも精神領域に発現するものは、悉くこれを客観視するという意識観念を習慣づける事である。」
と言っているが、これは、もっと簡単に分かりやすく言うなら、日頃から、自分の心の動き(本能心とか理性心とか霊性心とか)を、第三者の目でもって、見るようなクセをつけなさい、ということだと思う。
そうすれば、意志の力が発現しやすくなる、ということだと思う。
先ほど来、「無念無想、三昧の状態になっても、座って、無念無想になっているなっている自分を、自分の心の状態をじっと見ている、もう一つの別の意識があるのである」とか、
或いは、「最近では、普段、生活して活動している時でも、何かやっている自分を、じっと観察している、もう一人の自分がいることを強く感じる、」と言ってきたが、
自分の心の動きを、じっと、第三者の目でもって、眺めているもう一人の自分こそ、霊魂から直接発現すると言われる、意志ではないかと思う。
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2015年04月17日
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