気と心と宇宙法則

難病(難しい病気)の人たちの力になりたい、と思っています。

中村 天風

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

天風先生の教え

「天風先生の教え」と言っても、私は、(財)天風会の宣伝をするつもりは毛頭ないし、また、天風会の回し者なんかじゃないことは、このブログでも、何回も言ってきているので、皆さん、よくご存知のことと思う。
 
 
一口に、「天風先生の教え」と言っても、捉え方は、色々あると思うが、その有力な見方に、「簡単で、だれでもできる方法」ということがあると思う。
 
 
先生自身、随所で、「自分は難しいことは、言わない、だれにでもできることしか言わない」と言っているから、「簡単で、だれにでもできる方法」というのは、先生が、特別に意識して、そうしたと思って間違いない。
 
「簡単、だれにでもできる方法」と言っても、「3分間で○○ができる」などと言った、イジーゴーイングなハウツウものではない。
 
又、「簡単に悟りが開ける」方法を教えようというのではなく、要は、山に篭り、木の実を食し、霧を吸って難行苦行しなくても、悟りの境地に至る方法と言っていいだろう。
 
 
つまり、家庭を持ち、会社勤めをしながらでも、悟りを開くことができる方法、と言ったらいいだろう。
 
さらに、言葉を変えていえば、普通の日常生活を営みながら、できる方法、と言っていいと思う。
 
 
逆に言えば、天風先生の心身統一法の教えは、日常生活の中に取り込んで、と言うよりも、教えを日常生活そのものとして、行なわなければ意味がないとも言える。
 
だから、天風会に入会して、そこで、何年も何年も、修行を続ける必要などないのだ。
 
つまり、天風先生が教えた基本を、天風会に入って習得し、後は、自宅にいて、仕事をしながら、日々、実践すればいいのだ。
 
そういう意味では、五年も、十年も天風会に所属して、そして、未だに、「気」の何たるかも、従って、「神人瞑合」の何たるかもわからない人が多いのを知るにつけて、そういう人達が、気の毒でしょうがない。
 
天風会の指導者の人たちは、天風先生に申し訳ないとは、思わないのだろうか、などと考えてしまう。
 
 
余談になるが、天風会で「気」の事を知ろうとすれば、失望すること間違いないから、入るならそのつもりで入った方がいい。
 
現在の天風会で「気」が、わかって、そして、話せる人は、幹部も含めて誰もいないと、言ってよい。
 
あれだけ天風先生は、生前、「気」のことを言っているのに、教えを、教える立場にある会幹部の中に、だれ一人として「気」のことをわかっている人がいないというのは、どうことだろうと思う。
 
 
私が、天風会に所属していた期間は、わずか3年にも満たないものだった。
 
幹部も含めて、「気」の何たるかもわからない、そういう経験もない人たちばかりだったら、失望して行く気がしなくなっただけである。
 
 
瞑想だって、自宅でできる。
 
天風会の瞑想は、ブザーを使ってやるが、音が大きい為、近所迷惑になるから、自宅では出来ない、という人もいるが
 
私は、自分でブザーを購入して、その音をテープに録音し、それを、ウォークマンを使って聞いていたから、自宅はおろか、通勤電車の中でも、瞑想ができた。
 
 
又、天風先生の心身統一法の中でも、最も重要なポジションにある、観念要素の更改法だって、基本は、朝の起き抜けと、夜、寝床に入る前にあるのだから、後は、本人のやる気次第、やるか、どうか、の問題だけである。
 
 
私は、朝、床から出る時、必ず、「今日も信念が強いぞ」といって起き、次に、「今日一日、怒らず、怖れず、悲しまず、  正直、親切、愉快に、  力と勇気と信念とをもって、自己の人生に対する責務を果し、恒に平和と愛とを失わざる、立派な人間として活きることを、厳かに誓います。」、と誓いの言葉を述べて一日を始める。
 
そして、どんなに寒い朝でも、上半身裸になって、洗面を行なう。
 
又、ここ何年か、熱いお湯の風呂に入ったことがない。全て、水シャワーで済ましている。
 
だからだろう、最近では、殆ど風邪も引かなくなった。
 
 
それから、その日によって少し違うが、大体、朝3時半から5時まで、1時間半瞑想をする。
 
瞑想が終わったら、自宅の前の市道を15分から20分かけて、掃き掃除をする。
 
この時も、どんな寒い時でも、上はTシャツ、下は短パンである。
 
早朝だから、めったに人に出合うこともないが、初めて会う人など、私の姿を見て、ビックリしたような顔をしている。
 
その後、6:00〜8:00まで、電話による遠隔治療を行なって、朝食を取るのは、その後である。これが私の毎日の日課である。
 
 
朝が早いから、夜は早く寝る。午後8時までには、床に入っていることが多い。
 
勿論、晩酌などしない。酒が嫌いなわけではない。翌朝、酒が残って瞑想ができなくなることを恐れるから、自粛しているだけだ。
 
夜は、床に入る前、必ず、「今日一日、本当にありがとうございました。嬉しく、ありがたく、これからやすませて頂きます」と言って、鏡に自分の顔を写して、じっと額を見つめつつ「お前は信念が強くなる」と一言、言って、布団に入る。
 
 
ところで、私が天風会に入ったのが、平成10年4月だから、今度の4月が来れば、かれこれ14年になる。
 
14年間、同じことを繰り返し、毎日、やって来た。
 
 
さて、身心統一法の中の観念要素の更改法の中の一つに、「怒らず、怖れず、悲しまず」を三忽(さんこつ)、「正直、親切、愉快に」を三行(さんぎょう)、つまり、三忽三行と称されるものがある。
 
お陰さまで、最近は、心配事が殆どなくなっているから、「怒らず、怖れず、悲しまず」の方は、曲がりなりにも達成できているのだろう、と思う。
 
「正直、親切、愉快に」の方は、そう心がけているつもりだが、出来ているかどうかは、他人の判断することだから、これについての評価は、他人に任せよう。
 
 
天風会に入会した当初は、「果して、天風先生のようになれるのだろうか?」というより「とても俺にはできそうもない」と思っていたが、
 
最近では、瞑想の様子から考えて、天風先生のように、悟りを開くまでは行かなくても、かなりいい線まで行けるのではないか、と思い始めている。
 
 
話は変わるが、最近、わが国のうつ病患者が100万人を超えたと、報じられている。
 
 
自分自身、このように、天風先生の教えによって、強い心と体を造り得た現在の幸福を思う時、
 
心の病で苦しむ人たちが多いこと聞くにつけ、一人でも多くの人に、天風先生の心身統一法のことを知っていただき、私と同じように幸せを、是非、味わって頂きたいと、心から、願わずにはいられない。
 
 
 
ホームページアドレスが、下記のように、変更になりました。
http://www.psykiryou.comサイ気療研究会
                                                           
遠隔治療無料体験のお知らせ
 
電話による遠隔治療無料体験:1回(10分間)のみ、「気」による遠隔治療を、無料で体験できます。
 
ご希望の方は、必ず、メール(アドレスは上記ホームページ中にあります)を使って、申し込んで下さい。(電話でのお問い合わせ等はご遠慮下さい)
施療時間については、双方の都合を調整の上、実施させて頂きます。
 
遠隔を受ける際の要領は、上記ホームページ中の、「電話による遠隔治療要領」にありますので、事前に、一読の上、無料体験をお受け下さい。
 
ただし、場合によっては、無料体験をお断りすることもありますので、予め、ご承知置き下さい。
 

信念が出てくれば

天風先生は、「心に成功の炎を」という本の中で、「信念」について、次のように言っている。
 
訓言二十 人間というものに信念がどれだけ大事かということ。
 
「人間と信念というものの関係は、ちょうどお魚と水のようなものなんだ。
魚は、水なくしては生きられない。それと同様に、人間は信念なくしては一日といえども生きていかれない。
その信念とは何だというと、毎晩、寝際に鏡にむかって「お前は、信念が強くなる」と言っていると自然とわかるんだよ。
信念とはこんなもんだよ、と見せられない。およそ何がむずかしいかって、『信念ってなんですか』と聞かれるのが一番むずかしいわ。それは、毎晩毎晩、自己暗示を与えているうちに、『あ、これか』ということがわかってくるよ、言わず語らず。だから、それができてきて、はじめて私が今言っていることがわかるんで、『ああ、私は信念が出てきたな』ということが直感的にわからないと、今の言葉も皆目わからないんです。
とにかく、自分の人生を、信念というもので支配することが出来る人、そういう人は、やたらと悲しいとか悩ましいとかというものを感じなくなるんです。価値のない悲しみや悩みを感じない。」
 
天風先生は、上で、「およそ何がむずかしいかって、『信念ってなんですか』と聞かれるのが一番むずかしい」と言っているが、難しいと言いつつ、全く、説明してないのじゃないんです。
 
最後の方で、「自分の人生を、信念というもので支配することが出来る人、そういう人は、やたらと悲しいとか悩ましいとかというものを感じなくなるんです。価値のない悲しみや悩みを感じない」と言っているのが、その「信念」の説明なんです。
 
要は、信念という言葉を説明するのは難しいが、信念が出ている人というのは、やたらと悲しいとか、悩ましいとか感じないんです、と言って、信念のことを説明しているのです。
 
 
冒頭に、「人間と信念というものの関係は、ちょうどお魚と水のようなものなんだ。
魚は、水なくしては生きられない。それと同様に、人間は信念なくしては一日といえども生きていかれない。」と言っていますが、
 
これは、なぜ、信念がないと一日たりとも生きていけないか、というと、信念がないと、薄い氷の上を歩いているようなもので、いつなんどき底知れない湖に中に落ち込んでしまうかもしれない、そういう不安を抱えながら、毎日を生きなければならないから、そう言っているんです。
 
だから、「自分の人生を、信念というもので支配することが出来る人、そういう人は、やたらと悲しいとか悩ましいとかというものを感じなくなるんです」と言っているんです。
 
言い換えれば、信念が出てくれば、悲しいとか、悩みとか、或いは、不安というものをあまり、感じなくなる、ということになるのです。
 
 
天風先生の本からの受け売りですが、ゲーテという人が、「凡人というものは何事も信念なく諸事に応接するために、自然に不可解な苦しみに悩んで、不安な人生を送ることになる」と言っているが、これは、信念のない人の事を評して言っている言葉なのです。
 
逆に、信念が出ている人の事を、天風先生は、「運命を拓く」という本の中で、「信念が本当に煥発(出てくる)されると、『実際、これが本当に自分の心か』と思うほど、驚くべきありがたさが心に生じてくる。信念が煥発されてくると、くだらないことは考えなし、神経は過敏にならないし、ことあるも常にことなきのようになれるのである」と言っていることでも、信念ということが、わかると思います。
 
 
このように、「信念」という言葉そのものを、説明しようとすると、天風先生の言っているように、「何が難しいかって、信念ということを説明することほど、むずかしいものはない」ということになるが、
 
信念が出た人の、心の状態と、信念がない人の心の状態を比較すると、「信念」と言うものが、どのようなものか、よくわかる、思います。
 
 
それでも、わからないという人は、信念が出てないからわからないのであって、信念が出てくるようになれば、わかります。
 
だから、わからないという人は、是非、天風先生の教えを実践して、信念を煥発されるようにしたらいいと思います。
 
 
えっ!私自身ですか?
 
信念が出ていると思いますよ。だって、心配事が殆ど、なくなったもん。
 
 
 
ホームページアドレスが、下記のように、変更になりました。
http://www.psykiryou.comサイ気療研究会
                                                           
遠隔治療無料体験のお知らせ
 
電話による遠隔治療無料体験:1回(10分間)のみ、「気」による遠隔治療を、無料で体験できます。
 
ご希望の方は、必ず、メール(アドレスは上記ホームページ中にあります)を使って、申し込んで下さい。(電話でのお問い合わせ等はご遠慮下さい)
施療時間については、双方の都合を調整の上、実施させて頂きます。
 
遠隔を受ける際の要領は、上記ホームページ中の、「電話による遠隔治療要領」にありますので、事前に、一読の上、無料体験をお受け下さい。
 
ただし、場合によっては、無料体験をお断りすることもありますので、予め、ご承知置き下さい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

沢庵と中村天風(結)

本稿は、本来一つであったものを、長くなりすぎた為に、5回に分割して投稿するものです。今回は5回目、いわば、完結編です。前4回と併せてお読みいただければ幸いです。
 
 
 
 
十数年前、私は、「人物論と宇宙論」という本を書いた。
 
今でも、少しずつ売れてはいるようだが、
 
これまで、この本の事を、話題にされる度に、恥ずかしさで、額や、わきの下に、冷や汗が、じっと滲んでくるような思いがしていた。
 
 
なぜかというと、本の前半、「人物論」については、私は、サラリーマン時代、その殆どを、人事の仕事に費やしてきたから、本も、そこそこのものが書けた、と自負している。
 
ところが後半の「宇宙論」は、天風先生の心身統一法の教えを基礎にしつつ、宇宙法則について書こうと思いながら、その天風先生が言っていることさえよく分からなくて、四苦八苦しているうちに、締め切りに迫られ、やけくそ半分、ヤッツケ仕事で、本を出さざるを得なかった、という苦しい思い出があったからである。
 
それを、何かに例えるとすれば、大事なお客に、半煮えの料理を出した心境とでも言ったらいいのだろうか。
 
 
あれから十数年、最近まで、その苦しい思いを、ズーッと、引きずったままだった。
 
 
今回、このような結論を得て、何か、重い肩の荷を降ろしたような、今、そんなホッとした気持ちになっている。
 
これで、もし、新しく本を出すとしたら、これまでのような、恥ずかしい思いをしなくて済むのではないかと思っている。
 
 
と言っても、「宇宙論」が、これで完結したわけではない。
 
この度の本稿「沢庵と中村天風」は、実質的に、天風先生の言う「吾人人類に、この心が(霊性心)実在すればこそ、自己とは何かというような他の一切の生物が断然為しえない、即ち自我の本質(真我)をも悟入自覚することが出来るのである。」という言葉で完結している。
 
つまり、霊性心が出てくれば、「我とはなんぞ?」ということが、信念としてわかるようなる、というところで終わっている、ということである。
 
 
しかし、実は、霊性心が出て来て、それによって「本当の自分」というものがわかったら、どうなるのか、という問題、つまり、その後が、まだ、残っているのである。
 
否、問題が残っているというよりも、信念的に「本当の自分」がわかったら、どうなるのかという方が、むしろ本題、と言っても、いいのである。
 
なぜなら、天風先生の教えというものは、「本当の自分とは何ぞや?」ということを、信念的に自覚することに目的があるのであって、霊性心の啓発・発現は、そのための手段と言っても、いいからである。
 
 
既に、多くの方が、気が付いていると思うが、
 
私は、先月11月29日に、「気と心」を投稿して以来、今日まで、約20日、何も書いて来なかった。
 
毎日のように書いていた人が、突然、何日も書かないから、病気でもしているんじゃないかと心配して、電話をくれた人もいたくらいである。
 
 
実を言うと、この間、ずーっと、この「沢庵と中村天風」に、没頭していた。
 
別に、グログに締め切りというものはないのだから、いつまでかかってもいいわけだが、かと言って、このままずるずる、というわけにもいかず、
 
そろそろ、何がしかの結論を出さなければ、という思いが、私の中で、だんだん強くなってきていたことも、事実である。
 
 
霊性心によって、「本当の自分(真我)」が、わかったらどうなるのか、ということを言わないまま終わるのは、いささかの心残りがないわけではないが、
 
そのことのついては、いずれ、改めて、ということにして、
 
一応の区切りをつけるためにも、本稿「沢庵と中村天風」は、本日の投稿を以って、終りとさせていただくことにした。
 
 
 
 
ホームページアドレスが、下記のように、変更になりました。
http://www.psykiryou.comサイ気療研究会
                                                           
遠隔治療無料体験のお知らせ
 
電話による遠隔治療無料体験:1回(10分間)のみ、「気」による遠隔治療を、無料で体験できます。
 
ご希望の方は、必ず、メール(アドレスは上記ホームページ中にあります)を使って、申し込んで下さい。(電話でのお問い合わせ等はご遠慮下さい)
施療時間については、双方の都合を調整の上、実施させて頂きます。
 
遠隔を受ける際の要領は、上記ホームページ中の、「電話による遠隔治療要領」にありますので、事前に、一読の上、無料体験をお受け下さい。
 
ただし、場合によっては、無料体験をお断りすることもありますので、予め、ご承知置き下さい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

沢庵と中村天風(4)

本稿は、もともと一つのものであったものを、長くなりすぎた為に、幾つかに分割して投稿するものです。
今日は、一連の続きの、その(4)です。これまでの分と、そして、これからの分も、併せ読んでいただけば、さらに、理解が増すものと考えます。
 
 
 
ここでも、又、便宜上、結論の方を先にすることにする。
 
精神統一がなって、自己統御が完全にできるようになったら、潜在意識の中から、霊性心が発現して来る、と天風先生は言うのである。
 
これについて、天風先生は、「真人生の探究」の中で、次のように言っている。
 
「精神使用の原則(心の使い方)は何かというと、精神統一である。わかりやすく言えば、心を使うとき、必ず、分裂することなく、集中された状態であらねばならないのである。
それでは、何の為に、精神は統一して使用されなければならないかというと、これまで説いた積極的に精神を把持することによって、心の力(気)が作られ、更に統一して精神を用いることによって、心の働きというものが現実化される。
実際において、どれほど力だけあっても、働きに優秀味が欠けていると、結局その力も勢い孤立的のものとなり、その可能率を高く発揮するができない。」
 
つまり、心を積極的に保つことによって、心の力が強くなり、精神を統一して使うことによって、心の可能率が高くなる、つまり、精神的な能力が高まる、と言っているのである。
 
上で「心の可能率が高くなる」と言っているが、それは、具体的に何をそう言うのか、天風先生は、次のように言っている。
 
「事実において、精神が常住統一されるようになると、その統一の程度に従って、精神生命の可能率というものが、驚異に値する程、極言すれば、殆ど無限大にまで進展向上する。古来から、霊感とか霊智とか称される特殊の心の心理現象は、みな、精神統一の極地から発現する尊貴な事象なのである。」、と言う。
 
ここで、天風先生は、精神が統一され、完全なる自己統御が出来るようになれば、霊感とか霊智とか称される特殊の心理現象が発現してくる、と言っているが、
 
霊感とか、霊智というのは霊性心から発現するものだから、ということは、即ち、精神が統一して用いられるようになると、霊性心と言うものが、心の表面に現れてくる、と言うのである。
 
 
霊性心と霊感、霊智と関係について、天風先生は、「成功の実現」という本の中で、次のように言っています。
 
「今日教えたような、気を散らさないで、心をはっきり使う練習をしていくと(有意注意力の訓練と同じ意味)、習いは性となって、求めず、期せず、努力しなくても精神が統一するようになる。そうすると、人間の最高級な霊性心意識というものが、これまた困難なく発動するようになるんです。
人間この霊性心意識が出るようになると、なんと言ったら形容が適当かと思うほど、こりゃもう鬼に金棒以上ですよ。安心立命以上の安心した人生を生きられる。」
 
「インドの仏像には必ず額に星がついています。これを第三の目という。顔に二つある目の外に、心の中にもう一つ目がある。つまり、霊性心意識の出たものはみんな第三の目をつけなければいけないということが、ヨガの哲学の何千年来の習慣なんです。霊性心意識が心の中から出るようになると、諸事万事、自分でも不思議なくらいフウーッと名案工夫が出てくるんです。古来、俗に言う覚者とか哲人とかいうような人は、みんなこの霊性心意識の出た人の事を言うんだよ。」
 
 
「そもそもこの心は、吾人人類が万物の霊長である点を現実に具証する心なので、吾人人類に、この心が実在すればこそ、自己とは何かというような他の一切の生物が断然為しえない、即ち自我の本質(真我)をも悟入自覚することが出来るのである。言い換えれば、真我=本当の自己 の何であるかを自覚し、同時にその自覚を正信(信念)化するというような尊厳で高級な心的事実は、この心が人類精神の意識の領域に入った刹那に生じるエクスタシーフェノメノンなのである。」
 
ここで、私が、特に、強調しておきたいことは、人間が「万物の霊長」と言われるのは、他の動物にはない、霊性心というものを、人間にだけが持っている、と言う点であると、天風先生が言っていることである。
 
 
霊性心について、天風先生は、「研心抄」の中で、さらに、次のようにも言っています。
 
「かの有名なインドのヨガの哲学者は、既に数千年の昔からこの消息を知っており、彼等の生涯を捧げての修行の目的は、その日常の生活が完全に霊性意識で活き得て、そして自由に霊感を発現し得る真人もしくは哲人たらんとするにあるので、従ってあの深遠な哲理も煎じ詰めると悉くこの霊性意識の生活を根本理念とし、またそれを目的として組織されているのである。」
 
即ち、天風先生は、ヨガの最終的な目的も、この霊性心の発現にあると言うのである。
 
「いずれにしても、事実において、人間としての最高理念は、この霊感発現の人たるにあるということは何等疑いのないところである。そしてこの霊感というものを自由に発現し得る人は、いわゆる霊格者と称し、普通の人格者よりも一段超越した神に近い人と言えるのである。要するに吾人の修養の目的も亦その点にあるので、実際において、もしも修養練磨し、この境地に達することを得れば、いわゆる心の安心立命を獲得し、一切の疑惑も恐怖も不満もなく、また毀誉褒貶も心にかからず、常に恬淡明朗という輝かしい歓喜の世界に生きられようになるというのも、つまり、強固な信念が期せずして作為され、それが又自己統御の基盤となるからである。」と言っている。
 
だとすれば、ヨガや、禅に限らず、心身統一法の目的も、また、この霊性心の発現にあると言っていいのだろう、と思う。
 
 
最近になって、沢庵さんの「不動智神妙録」のことが、妙に気になりだし、めったに行くこともなかった本屋に行って、新しい本(沢庵 不動智神妙録、池田諭訳、たちばな出版刊)を買ったり、
 
書架から松原泰道さんの「とらわれない心 沢庵」という古本を引っ張り出してきて読んだりしているうちに、天風さんが著書の中で言っていることで、今まで、どうしてもわらなかったことが、わかるようになった。
 
天風さんのどこがわからなかったというと、一言で言うと、それは、心身統一法の中の、後半部分、心の使い方、つまり、精神統一についてであった。
 
前半部分、即ち、心の保ち方は、以前から「気」が実感できていたし、それによって、自分の健康が飛躍的に向上したことや、或いは、他人の病気を治せることができるようになった事実からして、当初からよくわかっていたと思うし、その理解の程度も、十数年たった今日でも、当時と今と、大した変わりはない、と思う。
 
 
この度、松原さんの「不動智神妙録」を読んでいて、沢庵さんが、心が一つのことに捉われないようになれば、不動智というものが現れて来る、そして、この不動智が現れてくれば、例え、十人の敵が一度に向かってきても、打ち込んでくる相手一人一人に、すばやく対応することができるようになる、と言っていることを知って、
 
天風さんが、本の中で、「精神統一とは、心の前に現われた自分事物現象なり、仕事などに、他意なく一心不乱に心が注がれる状態を言うのではなくて、真の精神統一とは、心の前に現れた事物現象その他の事を、心の中に集約集中せしめることである。」と言っていることも、よくわかるようになった。
 
そして又、精神統一の結果、聖徳太子が、人の話を聴きながら、本を読み、傍ら計算まで容易に行ったとか、或いは、天風先生が、講演のためタイプライターを打ちながら、人の相談に応じ、それに回答しつつ、同時に、手紙も書く、という話も、よく理解できるようになった。
 
また、「精神が統一されるようになると、なんでも上手になる、あれが得(え)て、これが不得手と言ってるんじゃ、まだ本当に心を使いこなしている、とは言えない、スポーツだろうが、武術だろうが、なんだって上手になる」、と言っているのも、よくわかって来た。
 
いずれも、「有意注意」が訓練され、「粘り強い注意」が習性化さるようになった結果、精神が統一して使われるようになったため、である、ということがよくわかるようになった。
 
 
 
ホームページアドレスが、下記のように、変更になりました。
http://www.psykiryou.comサイ気療研究会
                                                           
遠隔治療無料体験のお知らせ
 
電話による遠隔治療無料体験:1回(10分間)のみ、「気」による遠隔治療を、無料で体験できます。
 
ご希望の方は、必ず、メール(アドレスは上記ホームページ中にあります)を使って、申し込んで下さい。(電話でのお問い合わせ等はご遠慮下さい)
施療時間については、双方の都合を調整の上、実施させて頂きます。
 
遠隔を受ける際の要領は、上記ホームページ中の、「電話による遠隔治療要領」にありますので、事前に、一読の上、無料体験をお受け下さい。
 
ただし、場合によっては、無料体験をお断りすることもありますので、予め、ご承知置き下さい。
 

沢庵と中村天風(3)

この稿は、本来一つのものであったものを、長くなりすぎた為に、幾つかに分割して投稿するものです。今回はその(3)です。前回、前々回ものと併せてお読みいただくと共に、今後も、最後までお付き合い頂くよう、希望致します。
 
 
 
 
言葉を続けて、天風先生は、精神統一ということについて、「研心抄」という本の中で、次のように説明している。
 
「有意注意力が習性化されると(その結果、「粘り強い注意」が何もの何ごとにも均等に注がれるようになる)、自然と注意の注がれる範囲が拡大される。元来普通の場合、注意というものは、一時に多数または多方面に振り向けるということは頗る至難とされているが、然し、習性化された有意注意(これを、「粘り強い注意」、と言う)をもってすれば、極めて容易に一切を吾が注意の圏内に取り入れることが可能になる。
伝えられるところによると、聖徳太子は人の話を聴きながら書籍を読み、傍ら計算まで容易に行なわれたとのことで、世間でも、その種類の人があると、聖徳太子のような人であると形容する。けだし、有意注意が習性化されれば、こうしたことも大した難事ではないこととなる。尤も、これは厳格にいうと一時に多数のものや多方面のものに、その注意が振り向けられるのではなく、注意の力が非常な速度で、しかも、同一の強さで前後左右縦横無尽に振り向けられるからである。」
 
話が、前後してわかりにくいとは思うが、精神が統一されるためには、有意注意を訓練して、粘り強い注意が、何ごと何者にも注がれるように、習性化しなければならないのである。(精神統一が目的であって、粘り強い注意はあくまでも、手段である)
 
天風先生は、「成功の実現」という本の中でも、粘り強い注意が習性化されるようになったら、つまり、精神が統一されたら、どうなるかについて、次のような話を紹介している。
 
「きのうも私、外国から頼まれた講演の原稿をタイプラーターで打っているところへ、ジャイアンツの広岡と日本テレビの越智君が来て、『重要な相談があります』『ああ、どんどんやれ。構うことないから』『いや、お仕事中ですから』『ばか言っちゃいけねえ、この仕事は手で打っているんで、耳で打っているんじゃないから。耳は大丈夫だ、空いているからやれよ』『大丈夫ですか?』『大丈夫ですかって、話してみろよ、みんな覚えているから』
どんどんタイプを打ちながら、それはこうしろ、ああしろ、ああしてこうして‥‥。そして、持って行く手紙の文章も書けというから、私が手紙を書いたら、越智君が、『先生、先生ってのは、一体どういう人なんです!』というから、『どういう人って、こういう人よ』
『だって、どんどんタイプライターを打ちながら、話をしながら、しかも難しい話なのに、手紙まで書く。どこからそういう文章が出てくるんだか、私には、ちっともわかならい。』
 
途中、略。
 
柳生但馬守がまだあれだけの達人にならない時に、ある日、沢庵禅師にこういう質問をした。『一本の剣をあしらうのにはさほど困難を感じませんが、五本、六本、いちどきに来た時はどういたしましょう?』これも今のウロチョロ組ですわね。その時、禅師、笑いながら、『五本が十本であろうと、一本としてお扱いなさい』と言った。」と。
 
天風さんが、この話をする時、先生の頭の中には、きっと、沢庵さんの「不動注意神妙録」のことがあったに違いない。
 
こういうことからしても、沢庵さんが、不動智神妙録の中で、「不動智」と言っているのは、天風先生が「粘り強い注意」と言っていることと、同じである、ということがわかる。
 
 
ここで、「精神統一」と「粘り強い注意」と「有意注意」との関係を、順を追って考えてみることにする。
 
精神統一のためには、粘り強い注意が習性化される必要がある、その為には、有意注意を訓練しなければならない。
 
なぜ、精神は統一して使用されなければならないか、というと、それは、精神が統一されると、完全なる自己統御が可能となるからである。
 
なぜ完全なる自己統御を必要とするかと言うと、精神が統一しないと、意志の力が強く出てこないからである。
 
というのも、全ての心を統御操縦する力を持っているものは、意志の力だけだからである。
 
つまり、精神統一の目的は、意志の力を強く出るようにして、完全なる自己統御を可能にする為、ということになる。
 
 
それは、天風先生が、「研心抄」の中で、次のように言っていることでもわかる。
 
「およそ完全な人生に活きて行くには、その先決問題として、真我の生命要具である心的機関を常に適宜に操縦するべく、意志の力の発言を現実にしなければ、到底所期の目的を達成することはできない。
そして、意志の力の現実発現は、精神を統一して意志の集中を作為することが、その最も合理的の捷径である。というのは、精神が一旦統一されると雑念妄念が完全によく排除され、その精神領域がいわゆる明鏡止水の状態になるため、期せずして意志集中ということが極めて自然的に作為されるからである。」
 
と言っているが、
 
それでは、心が明鏡止水の状態になると、なぜ、意志が集中するようになるか、については、
 
同じ、「研心抄」の中で、「精神が不統一で雑念妄念が錯然たる場合には、意志というものは、完全に精神領域に顕現してこない」とか、「要するに意志は精神領域が整然としている場合にだけ集中する」と言っている。
 
 
そして、天風先生は「研心抄」の中で、意志の力について、次のような説明を加えている。
 
「いづれにしても意志というものこそ前述のように心および生命の一切に対する主宰権能を持つものなので、従ってこれあるが故に心を完全に統御行使するには、何をおいてもこの意志というものを先ず、正確に発動せしめないと、よく初期の目的(完全なる自己統御)を達成することが不可能となる。」と言っている。
 
 
そして、意志を集中させる為の心の訓練法として、天風先生は、次のように述べている。
 
「そこで、精神統一を現実化するためには、その順序として、先ず、注意の結合ということを第一に習性化すべきである。わかりやすく言えば、何ごと何ものに対しても、常に結合された注意が粘り強く注がれるように心を訓練することである。
事実において、注意というものが粘り強く結合され得るようになると、観念というものは自然的に結合され、その結果精神は当然結合される。
そうすれば、意志集中も当然現実化するため、心の一切はその集中された意志から発動する強い力で、完全に統御され得るようになる。」
 
意志集中の為には、まず、結合された注意が、何ごと何ものにも、粘り強く注がれるように、心を訓練しなければならない、と言っているのである。
 
そして、「粘り強い注意」が結合されると、観念が結合される、観念が統合されると、よく雑念妄念が排除される、従って、精神は統一され、意志が集中するようになる、と言っているのである。
 
 
それでは次に、「粘り強い注意」を習性化するための、有意注意力の訓練法について述べてみたい。
 
そもそも『粘り強い注意』というのは、心の前に現れてくるいろいろの事柄や問題を、一々同一の強さを持つ注意力で、極めて円滑自由に応接交渉する状態を言うのだが、
 
それは丁度、探照灯(サーチライト)を必要の方向に、同一の光度で自由自在に回転して、暗中の物体を照らし見るのと同じようなことだと言う。
 
その「粘り強い注意」というものを、習性化するために、天風先生は、有意注意力(意識して、特定のものや事柄に注意を向けること)を、訓練しなければならない、と次のように言う。
 
「事実において多くの人は、普通の場合、自己自身に直接感興を催さないような事柄には、中々容易に、その注意を振り向けようとしないものである。従って、そういう場合には、粘り強い注意をそれらのものに振り向けることはできない。また無理に振り向けようとしても、訓練を受けない心だと、そういう場合ややもすればその心の中に、頻々と次から次に雑念妄念が発生してきて、有意注意が、かく乱されがちである。」
 
普通、人は、自分が興味を持っていないことに関しては、注意を振り向けようとしない、だから、「粘り強い注意」を振り向けることはできない、すると、頻々と、心の中に雑念妄念が湧いて来て、有意注意がかく乱される。
 
だから、特に、そういう時にこそ、有意注意力の訓練を必要とする、と言っている。
 
天風先生は、私達が、日常多忙な人生生活を送りながらでも、粘り強い注意を習性化するための有意注意力の訓練法として、次のような方法を教えてくれている。
 
1、注意というものは、興味と密接な関係をもっているから、「何事に対しても、物そのものの中から、何かの興味を見出すか、または、特に興味を自分自身作り出すようにする。
2、諸事万事、いかなることに対しても、必ず意識を明瞭にして折衝・応接する。即ち、諸事万事真剣な気分で行なう。
 
     ①自分が、平素興味を持っていないことをするとき、②気の急(せ)くような時、③大して値打ちのないことをするとき、④熟練していることを行なう時は、観念が分裂しやすいので、特に、気を込めて行なうようにする。
 
 
さて、ここで、これまでのことを、少し、おさらいしておきたい。
 
そのために、これまでの話を、次に、順を追って、申し上げることにする。
 
1、完全なる自己統御を可能にする為に、精神は統一されなければならない。
 
2、なぜなら、精神が統一されると、意志の力が強く出るようになるからである。
  というのも、心を完全に統御する力をもっているものは、意志の力だけだからで   ある。
 
3、意志の力が強く出るようにするためには、「粘り強い注意」が何もの、何ごとにも、同一の強さで注がれるように、心の習性化を図らなければならない。
 
4、その「粘り強い注意を」習性化する為に、「有意注意力」を訓練する必要がある。
 
5、有意注意の訓練法については、上で、既に、述べたとおりである。
 
ということになる。
 
 
これをもって、天風先生が、心身統一法の中で、「心の使い方」と言って教えてる、特に、その手段・方法については、一応の完結をみたことになる。
 
しかし、天風先生の教えというものがすべて、これで終わったわけではない。次がある。
 
それは、精神統一がなって、完全なる自己統御が出来るようになったら、どうなるか、という問題がある。
 
 
 
ホームページアドレスが、下記のように、変更になりました。
http://www.psykiryou.comサイ気療研究会
                                                           
遠隔治療無料体験のお知らせ
 
電話による遠隔治療無料体験:1回(10分間)のみ、「気」による遠隔治療を、無料で体験できます。
 
ご希望の方は、必ず、メール(アドレスは上記ホームページ中にあります)を使って、申し込んで下さい。(電話でのお問い合わせ等はご遠慮下さい)
施療時間については、双方の都合を調整の上、実施させて頂きます。
 
遠隔を受ける際の要領は、上記ホームページ中の、「電話による遠隔治療要領」にありますので、事前に、一読の上、無料体験をお受け下さい。
 
ただし、場合によっては、無料体験をお断りすることもありますので、予め、ご承知置き下さい。
 

.

ブログバナー

-
-
男性 / O型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

標準グループ

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事