今日は8月15日、先の大東亜戦争が終わった日である。
この日、テレビなどでは、様々な戦争体験が、語られる。
その大半が、判で押したように、平和の尊さを叫びつつ、
自らのみならず、家族親戚縁者が蒙った精神的・物質的な被害を、二度と繰り返してはならない、と涙ながらに訴える。
実は、私は、このように、テレビの中で、毎年繰り返される、年寄りの愚痴話のような話を、目をそむけ、耳を塞ぎたくなるような思いで見ている。
戦争が終わって68年、今日の読売新聞の社説を借りて言うと、「戦後、日本は昭和の戦争の反省に立って再出発し、平和裏に高度経済成長を達成した」。
つまり、戦争には負けたけれど、その後、その事を糧にして(バネにして)、努力して、今日の、平和と、経済的繁栄を達成することができた、という意味である。
私がなぜ、毎年のように繰り返される、悲惨な戦争体験を、見たくない、聞きたくない、と言うのか、というと、
戦争が終わって数十年、当時の不幸な出来事を、いまだに引きずるようにして生きてきた、つまり、テレビの中で見るような、あの戦争の語り部のような人たちによっては、今日の、我が国の平和と繁栄は、決して、作られなかった、と信ずるがためである。
中村天風先生は、終戦直後(戦争が終わったのは昭和20年8月)、既に、「真人生の探求」(この本は、昭和22年3月に、初刊が出版されている)という本の中で、次のように言っている。
「私は現在の日本を考え、単に不幸だと愚痴る人には、決して理想的の民主国家としての真日本の建設など到底覚束(おぼつか)ないと思う。
むしろ現下のお互い日本人は、現在のすべてを、真日本の建設という一大事実を現実化するために、天が我が日本人に慈愛を以て与えられた一大試練だと断定するならば、期せずして一切の事物現象が自己を磨き上げ、また自己をより高く積極的に啓発する題材となり、やがてその結果は、世界平和に協調し得る国家社会を作り上げることができると思う時、価値のない不平や愚痴は影を潜め、これにかわるに、限りない感謝念の湧然たるのを意識するであろう。」
天風先生の心身統一法の哲学を、一言で言うなら、「心は、常に、積極的に」と言うことであろう。
積極的な心とは、かの熊沢蕃山が言うところの「憂きことのなおこの上に積もれかし、限りある身の力ためさん」と言うことである。
病気になろうが、不幸に会おうが、それを自己を磨き上げる為の、神が与えた試練だと思えば、不幸も不幸でなく、病気も病気でなく、「ありがたい」という感謝の念が湧いてくるだろう。
覚えているだろうか、天風先生が、「運命を拓く」という本の中で次のように言っていることを。
「だから、よく言うことであるが、三年四年経った人が私にお礼をいう時この人は、本当に私の言うことを聞いていたな、と私が思うようなお礼を言う人は、まあ十人一人いるかいないかである。たいていの人は、『ありがとうございます。何も知らずに生きておりましたが、ご縁がありまして、先生の弟子になって、いろいろ尊いことを教えていただいたお蔭で、この頃は、弱かった体も、すっかり丈夫になりまして、そうして、家中が皆丈夫になり、商売も繁盛いたしまして、もう何という恵まれた幸せかと思って、本当に、明けても暮れても、先生に手を合わせて拝んでいるような始末でございます。ありがとうございました。』と言う。
こういうお礼を言われると私は、『この人は一体、どんな聞き方をしていたのだろう』と思う。
(途中略)
(反対に)『ああ、よくわかってくれたねえ、ありがとう』と私が言うのは、『この頃はもう、先生のお話を聞いてから、どんなに苦しいことがあっても、憂いことがあっても、それに負けなくなりました。そりゃ、まあ時には病の出ることもあります。けれども、今までとは違います。病があれば、ああ、ありがたいなあ、自分の生き方が悪かったから、神がそれを教える為に与えてくださったお慈悲だと、いつも先生がおっしゃっていらっしゃいましたが、私もそう思うようになりました。心が全然昔と違ってきまして、この頃では、憂いこと苦しいこと、こっちから引き受けてする気が出てきているんです。ありがとうございます。』とこう言われると、その人を抱きしめたいような気持になる。それが本当の目的だからである。」
心を常に積極的に保つ為には、心を、消極的から積極的に、切り替えができるようにできるようにならなければならない。
だから、積極的ということと、心の切り替えができる、ということとは、同じ意味と考えてもよい。
いま、私から、そう言われて、そう思いたくてもできない、切り替えたくても、簡単に切り替えられない、と思っている人は、
まだ、心の中に、「信念」というものが、出て来てないからなんですよ。
つまり、天風先生が、「この人は一体、どんな聞き方をしていたのだろう。」と思うような人は、信念がないために、心の切り替えができない人のことを、そう言っているんですよ。
だから信念が出てくれば、簡単に心を消極的から積極的な心に切り替えができるようになります。
その為に、天風先生は、心身統一法の中で、観念要素の更改法とか、積極精神の集中力養成法とか、神経反射の調節法とか言って教えてくれているでしょう。
あれは、信念を渙発して、心を、消極的から積極的に切り替えることが、簡単にできるようになるために、あるんでしょう。
天風先生が、お礼を言われた時、「この人、一体、どんな聞き方をしていたのだろう」と首をかしげたくなる人、信念が出てなくて、心を切り替えることができないから、そう言うのでしょ。
信念が出てない人というのは、また、天風先生の教える、観念要素の更改法とか、積極精神の集中力養成法とか、神経反射の統一法とかを、まじめにやっていない人、ということでもある。
先の大戦(敗戦)のことを、ただ、不幸なこととして、愚痴ってばかりいるような人は、心が、周囲の環境に負けているから、つまり、自分が置かれた状況を乗り越えることができないでいるから、愚痴ばかり言っているのでしょう。
心が、負けていたら、病気や不幸など、周囲の環境を乗り越えることが、できるわけないじゃないですか。
これは、理屈じゃないですよ。
心が、折れたり、落ち込んだりしていては、何事も、解決できないことは、日頃の経験からして、直ぐにわかることでしょ。
約二年前、わが国では、大東亜戦争の敗戦に次ぐ、大きな事件が、東北地方で起きた。
東日本大震災のことである。
あの事件を「風化させてはいけない」とか、「語り継ぐ」とか言って、いまだに、「不幸だ、不幸だ」と愚痴ってばかりいては、決して、東北地方の再興はできない、と思う。
現在進行中の東北の復興も、一日も早く、あの事件を忘れ、「神様が、与えてくれた試練だ、よし頑張るぞ!」と思った人達だけの手によって、起こりつつある、と思う。
過去の辛いことや悲しいことは、一日も早く忘れることだよ。
不幸な出来事や失敗を、思いだし、考えだし、毎日、毎日、その事にこだわり続けていては、復興の為の勇気や意欲は、どこからも、湧いて出てこないよ。
お 知 ら せ
1、サイ気療 休業日 変更について
従来、火曜日、木曜日、祝祭日を休業にしていましたが、平成24年10月1日より、土曜日、日曜日、祝祭日になりましたので、お知らせします。悪しからずご了承ください。
2、ホームページアドレスは 次ぎの通りです
3、遠隔治療無料体験について
電話による遠隔治療無料体験:1回(10分間)のみ、「気」による遠隔治療を、無料で体験できます。
ご希望の方は、必ず、メール(アドレスは上記ホームページ中にあります)を使って、申し込んで下さい。(仕事が忙しいので、電話でのお問い合わせ等はご遠慮下さい)
無料体験は、原則、こちらの都合(空いている時間に)により、日時を指定して、実施させて頂きます。
遠隔を受ける際の要領は、私のホームページ中の「電話による遠隔治療要領」にありますので、まず一読の上、治療をお受け下さい。
場合によっては、無料体験をお断りすることもありますので、予め、ご承知置き下さい。
現在、遠隔治療は、希望者が多いため、キャンセル待ちの状態です。