ICC検察局、予審裁判部にオマル・バシル大統領の逮捕状を請求ICC検察局の10日付のプレスリリースによれば、ICCのモレノオカンポ検察官は来る14日、スーダン・ダルフールの案件について過去5年間、同地域で行われた犯罪の一連の証拠を予審裁判部に提出する予定だそうです。現在、ICC検察局はその証拠がどの個人の犯罪を指し示すものか公式には明らかにしておりませんが、上記のAFPの記事と同様の内容を、実はCICC・NGO連合関係者の間でもすでに確認しています。つまり、ICC史上初、現職大統領の訴追が実現する可能性があります。予審裁判部はこの請求を受けて、法的根拠に基づいて同案件が訴追可能かどうかを判断します。 そこに政治的判断は加わりませんし、ICCは政治的な判断を行う機構ではありません。 スーダン政府は当然、全面拒否の構えでこれに立ち向かいます。しかし、これで報道にあるようにスーダン政府あるいは政府系民兵による国連平和維持部隊への報復攻撃が発生した場合などには、国際社会はダルフール事態を別の次元から見つめなおさなければいけなくなります。国連平和維持部隊と文民を巻き込んだ大量殺害を黙過するか、これを阻止すべく行動を起こすか。厳しい選択を迫られることでしょう。ダルフールでは9日、武装勢力の襲撃によりAU合同平和維持部隊員1人が死亡、6人が重体となる事態 が発生しています(読売)。それだけに、AFPが懸念する不測の事態の発生は、決して遠い可能性といえるものではありません。
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訴追案件
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【報道】国内各社の関連報道
1. スーダン大統領に逮捕状へ(産経)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080713-00000036-san-int
2. 国際刑事裁判所、スーダン大統領の逮捕状請求へ 報復恐れ緊張高まる(産経)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080712/amr0807122004020-n1.htm
3. スーダン大統領の逮捕状請求へ 国際裁判所(朝日)
http://www.asahi.com/international/update/0712/TKY200807120217.html
4. スーダン大統領 訴追の可能性(NHK)
http://www3.nhk.or.jp/knews/t10015858801000.html
2008/7/14(月) 午後 1:06
お久ぶりです。
匿名者Xで逮捕状請求となれば一体どうなるのか、ICCの判断に大変興味があります。どのような結果になるのか、どんな判例が生まれるのか、将来この判例が他の事件にどんな影響を与えていくのか、これからのICCの判断を見ていきたいと思います。
2008/7/15(火) 午前 2:15 [ whi*e*bl*e_8* ]
いえ、最新のプレスリリースによると、やはり検察官はバシル大統領を名指しで逮捕状請求したそうです。訴状では、ジェノサイド、人道に対する罪、戦争犯罪すべてのICC管轄犯罪においてバシル大統領の関与が疑われ、その首謀者であると断定されているようです。
■CICC・NGO連合のメディアアドバイザリー
http://www.iccnow.org/documents/Darfur_State_Apparatus_AW2.pdf
2008/7/15(火) 午前 7:11
white_blue_81さん、詳報和訳こちら(次の記事)です。
■【ダルフール】ICC検察官、バシル大統領への逮捕状を請求(詳報)
http://blogs.yahoo.co.jp/jnicc_org_tk05/55802028.html
2008/7/15(火) 午後 0:02