質疑聴取り非公式メモ公開のご案内
国会質疑の内容について、当事務所では正式な会議録(国会発表)や未定稿の速記録(国会速記課作成)が発出される前に聴取りメモをとることにしています。この聴取りメモは あくまで非公式なものですが、一般に公開して問題のある内容ではないので今後は公開して有権者の皆様と共有することにいたしました。
以下は、30日の外交防衛委員会での質疑の聴取りメモです。質疑テーマがいくつかに分岐するため、本書庫では新テロ特措法関連、すなわちアフガン支援問題関連のみの聴取りメモを掲載します。
■が議員の質問の要約。→が政府側答弁。()が答弁者を表します。
2009.03.30外交防衛委員会質疑聴き取りメモ
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アフガン支援問題
3.Af-Pak支援国会合(通告外)
■米アフガン新戦略への認識はどうか
(外務大臣)
→27日に米Af-Pak新戦略が発表された
1)テロ対策
2)Af-Pak支援のあり方
3)長期的な自立促進の必要性
→我が国と多くの点で共通点を有し、歓迎する
■軍事・経済・政治の3本柱のうち、具体的に経済・政治に関する分野でCNASがNSP支援拡張を主張している。日本も会議で支援を表明すべきである
4. ROZ
■ROZとは何か簡単に説明せよ
(外務参事官)
→ROZ=復興機会地区
→「アフガニスタン及びパキスタン国境地帯における経済活動や開発を活性化させることを目的にして両国の特定の国境地域から輸入される産品への関税の免除を内容とするもの」と承知している。
■日本提案のAEPW(NSPに基づいたCEP)はアメリカ提案と全く同じ内容である。ところが質問主意書での答えではやる気があるのないのかかわからない。AEPWについて会合で意見交換して頂けるか
(外務大臣)
→NSPについては、「非常にいいな」と率直に感じた。
1)アフガン人自身がプロジェクトに関与する度合いが非常に高い
2)アフガン人自身が選択から実施まで意思決定の全ての側面に関わる
3)資金の支出状況を追跡して村民がモニタリングし成果を実感できる
→アフガン人自身が復興の中心になるという復興の大事なポイントが押さえられている。
→ROZ(復興機会地区)については、未だ実施されていないと承知している。
→評価を申し上げる段階にない、困難な段階にある。
→Af-Pak国境地帯は治安情勢が厳しいので、情勢を見極めながら状況を改善することが大事であると認識する。
→アフガニスタンは後発開発国として分類されており、輸入品の多くは関税免税対象となっているが、パキスタンは後発開発国に分類されておらず、関税免税措置は執られていない。
→委員ご提案の措置(AEPW)の実施については状況とくに経済の実情等を十分に踏まえたうえで検討していく必要があると認識する。
→質問主意書の回答については、今後色々な状況を踏まえて検討してきたいと思う。
5.防衛省防衛研究所編『東アジア戦略外観2009』日本版PRTの提案
■本年3月11日に緒方政府特別代表、吉川Af-Pak支援担当大使が訪米しホルブック大使と会談、(外務省は)次の要旨の文書を発出している。日本は具体的に何を出来るかを提案しなければならない。NSP、ROZを一緒になってやっていかなければならない。
1)Af-Pakを一体と捉える地域的アプローチ
2)文民・軍事コミットメントの強化
■麻薬対策について具体的な提案を国連平和大学の研究員3名がまとめた。日本がこういうことを言い出すべきだと思うので、明日の会合だけでなく4月中旬のパキスタン・フレンズ会合でも具体的な提案をしていただきたい。
(外務大臣)
→NSPについては、二国間支援に加え、NSPに対しても世銀に設置したJSDF(日本社会開発基金)を通じて4,250万ドル以上を支援している。この支援はアフガニスタンの地方の開発に有効に活用されてきたと認識している。今後もいかなる支援ができるか検討していきたいと思っている。
→明日のハーグ会合については、各国と幅広く何があの地域の支援ができるかをよく議論していきたいと思っている。
→4月17日の我が国主催のパキスタン支援国会合では、パキスタンに対する支援いついても協議していきたいと思っている。
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文責:参議院議員犬塚直史事務所外交政策担当・勝見
転載元: すべてのいのちを守る為に
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