国会質疑資料公開のご案内(1)予算委公聴会質疑会議録の公開先月17 日の参議院予算委員会中央公聴会での質疑について会議録が公開されたので、当事務所公式サイトにてファイルとして追加公開しました。以下をご参照ください。 ※リンクのないものは現時点で国会で公式に未公開のものです。 (2)質疑聴取り非公式メモの公開 以下は、3月17日の予算委員会中央公聴会での質疑の聴取りメモです。質疑テーマがいくつかに分岐していましたが、本書庫ではソマリア海賊対策問題のみの聴取りメモを掲載します。 ■が議員の質問の要約。→が公述人答弁。()が答弁者を表します。 2009.03.17予算委員会公聴会質疑聴取りメモ公述人はエム・イー・エス特機株式会社顧問氏の落合たおさ氏■ペルシャ沖で1,200個の機雷が対象だったということだが、いま全世界にどれだけの機雷があるのか。
→天文学的数字になると思われる。 →機雷は安い。安価大量が機雷付設のコンセプトなので、世界中に溢れている。しかも正規の国家単位で購入されているとは限らない。 →私見だが、ペルシャ湾の掃海作業でイラクが付設図を公開しなかったら9ヵ国40隻の艦艇での作業でも、掃海作業には何年という時間がかかっただろう。 ■海の交通の要所であるアデン湾での機雷付設状況について把握しているか。 →まだアデン湾に入ったという情報はないが、機雷が入った場合は海上ルートで国際的な大変な混乱が起きる。 ■陸上では自衛官OBが行っているJMASという団体が活動しているがこのような対人地雷の除去活動や運動に関してはどのような認識か。 →海自では卒業したOBがそれをやろうという話は聞いたことはない。 →機雷はハッキリいって掃海する必要はない。自己責任とすることもできる。→重要な海域の場合は、船が安全に通れるだけの下降幅は確保する必要がある。 ■掃海のノウハウを退官後に活用できるというような場は現実にあるのか。 →残念ながら、日本の民の世界ではそういうものはない。 →欧米では、特殊技能を持った者は、小さな発展途上国の国の指導官あるいは先生のようなことで貢献している例はたくさんあると承知している。 ■話はソマリアに戻るが、日本は東南アジアでの海賊対策に非常に大きな効果を上げてきた。東南アジアで2003年には170件あった東海賊の発生が2008年には54件に激減している。今度のジブチ会合でも日本は非常に期待感を持たれている。私は、最も得意とするのは現地のエンパワーメントではないかと思う。つまり、軍艦を送るのはあくまで緊急避難であって、活動が終わった後で安い機雷をそこらじゅうに並べられたら話にならない。一番避けなければならないのは、国際社会対ソマリア等の漁民の人たちの貧困層の対立軸にすることなのではないか。日本がすべきは、周辺国のエンパワーメントであると思うのだが、ソマリア海賊対策に対する落合公述人の御意見を伺いたい。 →御指摘のとおりだ。 →マラッカ海峡を含めた東南アジアの南シナ海の海賊は沿岸各国の努力によって大分収まった。 →護衛艦で力で抑え込むというのも一つの方法だが、望ましいのは、関係国との協力というか連合。そういった協力が一番大本になることである。 →恒久的には、東南アジアの連合のような形が望ましいと思う。 ■今回のアデン湾沖の国際社会の対応に20数か国が軍艦を派遣するという形になった。一覧表を見ると、当事国であるイエメンが唯一自国の海上保安庁を出していることがわかる。ジプチ会合をやるのはいいが、この会合を行う主体が国際社会では駄目なのではないか。ましてや西洋諸国では。本来は、イエメンがやるべきことで、イエメンがやることに対して国際社会は手伝うという形で、必要であれば技術協力も資金協力もする、法整備も行う、あるいは内陸における貧困対策も行う、地雷除去も行う。さらに、やるのであれば10年・20年の単位で考えるのが筋なのではないかと思うのだが、1万5,000キロも離れたところに軍艦を二隻送って、あとは知らんぷりというのはどうなのか。 今後、日本が平和構築分野において世界にまさに尊敬されるような自衛隊の使い方を行うために、現場を最もよく知っておられる落合公述人の最後の御意見を伺いたい。 →御指摘のとおりだとは思う。息の長い、誠実な対応が国際信頼につながっていく。かくありたいと切に願う。 文責:参議院議員犬塚直史事務所外交政策担当・勝見
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