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糖尿病と歯周病

世の中「飽食の時代」です



だからこそ言いたい

歯周病は、絶対に喫煙よりも身体に無理がかかる病気です!

…と言ってもこれは証明されている話ではなく

あくまでも医療に携わる者の感覚の話ですが…



例えばこんな話があります

母親が喫煙者の場合、新生児の体重は非喫煙者の子供と較べて

平均200g少ないことが解っていますが

一方で母親が歯周病である場合の新生児の体重はもっと少ないのです

それもなんと約300gも少ないのです

その上、歯周病の母親は早産の可能性が高いのです

単純に比較はできませんが

これは歯周病が胎盤を通して胎児に栄養を与えるということへ

大きな悪影響を与えること

つまり歯周病が喫煙よりももっともっと

母体に無理がかかる病気であるかということを

現すと言ってもいいんじゃないかと思います


…研究者じゃないのでそれはあくまで一般歯科医の感覚的な発言なので

いい加減な情報と思っていただいて結構です…(くどい…(笑))



さて、ここからが本題です

当院で実際にあった患者さんの事例です

その患者さんは、二型糖尿病…つまり

ざっくり言ってカロリー摂りすぎで糖尿病になった方です

HbA1c も上限より1.5以上も高く このままでは将来的に

合併症の心配が出るくらいの HbA1c7.6〜7.8でしたが

当院で一通り歯石を取りながら V7による自己管理をしてもらったところ

歯周病治療開始後約1か月で HbA1c が 1 下がったとお医者さんに

不思議がられたそうです

…薬も生活も変えずに HbA1cが1下がることは普通ありえません



…つまりまだまだ一般的なお医者さんは歯周病と糖尿病の関係を

重要視しているとは言えないとおいらは思っています



その方は歯周病の自覚症状がなかったのですが、実際検査結果では

中等度以上の歯周病でした…従って治療は嫌にならないように気を使いました

レントゲン写真の説明や歯茎の中に隠れている歯石が悪さをすることや

症状はないけど中等度の歯周病であることをイラストで説明したり

実際に歯肉に隠れている歯石を取った時には、白いガーゼの上に置き

見て貰ったり…あの手この手で自覚症状のない患者さんに

病気の自覚を促すのです

病気…患者さんの戦うべき病気の正体を自覚してもらうことが

治療継続の動機になります

気にしていない人にあれこれ言うのは嫌がられますからね

HbA1cの数値にしても患者さんが医者がびっくりしていたと

言ってくれなかったらなかなかこちらから聞き辛いですしね

…それこそ通信簿を見せろっていってるようで…

せっかく通院を継続してくれているんだから

嫌なことは必要なければ言いません

(患者さんは歯周病を命に関わる病気として認識していませんからね)




歯周病患者さんを診ていて「歯医者に行くように」

お医者さんに言われて来院した患者さんは

残念ながらまだいません…知らない訳ではないと思いますが

お医者さんは関連性を重要視しているとは言えないように

思えてなりません

おそらく糖尿病専門医と歯周病専門医との連携あたりから将来的には

もっともっと重要視されてきます



しかし、実際のところ歯周病専門医の歯周治療は

患者さんに 「100%に限りなく近いブラッシング」を求めることを前提に

構築されているもので、歯科医院に行くたびに「ここが磨けていない」

「ここは歯並びが悪いのでこの道具を使ってこうやって磨いてください」

…という具合に得意じゃない教科を繰り返し補習させられている生徒のような

扱いにドロップアウトしてしまう患者さんがたくさん出てしまう治療なのです



歯周病治療はほんとうに歯科衛生士の人間力が大きくものを言う治療法です


今、うちの医院には 認定歯科衛生士が2名(1名は休職中)います

その他の3名も講習会は受講済みで認定歯科衛生士と同等の技量を持っています

…人間力はそれぞれですが…

そのため歯周病のある患者さんがすごくよくなるのが当たり前なのです

糖尿病でご自分の歯茎に自信のない方がいらしたら

どうか早く歯科医院で歯周病の手入れをしてくださいね





重症の歯周病で追い詰められた患者さんは治療によって良くなると

すごく感謝してくれるのですが


やはり大掛かりな治療が必要になり、場合によっては義歯使用しか

最終治療がない場合も多いです

本当は悪くならないように初期の歯周病患者さんにアプローチしたいのですが

そんな方は歯科医院へ中々やってきません、そこが歯痒いのですが…

(…すこしずつ若い方も定期管理に来ていただけるようになってはいますが…)



そして中等度の歯周病患者さんで症状のほとんどない方を治療しても

元来、症状がほぼない状態で治療してもその意義が解ってくれる方が少ない

ジレンマがあります…この方も歯周病の自覚はありませんでした




歯科衛生士も治そうと一生懸命になればなるほど前述の

嫁いびりのような(笑) ブラッシング指導になりがち…おいらは聞いていて

冷や冷やします…衛生士自身あんた昔、勉強しろと言われたら

素直に毎日勉強したか?って

どうして患者さんに直球しか投げられないんだい?って…



…まあそんなこんなで毎日頑張って治療してます




糖尿病患者さんこそ歯医者に通ってくださいね


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