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先日、ショーン・ペン監督・脚本の「Into The Wild」を観てきました。
少し前に新聞にこの映画の批評が載っていたので読んで、是非見たいと思っていました。
映画の評は、ショーンペンがジョン・クラワカー著の『荒野へ』という本を読んで感動し、
映画化したいと10年かけて映画化権を取り、作品にしたというものでした。
本の作者は地方新聞に載った小さな事件(青年の遺体ががアラスカで見つかった)に関心を持ち、
青年が旅した足跡を探し、実際にその通りにその足で歩き、なぜ青年は一人アラスカをめざしたかを追究したのです。
つまり実話なのです。 本が刊行されるとたちまちベストセラーになったそうです。 新聞での評は、結局この青年は「旅という病」に取り憑かれたのだとされていました。 また「なぜ青年はアラスカをめざさなければならなかったのか」というテーマを追うには、 自然の景色を美しく描き過ぎ、それがテーマをぶれさせてしまっているとも書かれていました。 見おわっていろいろな思いが湧き上がりました。 行く先々で青年はいろんな人たちと楽しく過ごし、誰からも愛されます。。。。ヒッピーの夫婦に、兄貴分のような牧場主に、16歳の少女に、ひとりぐらしの老人に。 特に老人からは孫として正式に家族になってほしいと強く望まれるのですが、 それでも躊躇することなくアラスカを目指します。 喧嘩の絶えなかった両親からの束縛から逃避するのもひとつのきっかけだったかもしれませんが、 「自分ひとりだけの力で、実際の力よりもっと強いのだと感じて、過酷な自然に立ち向かうこと」が青年には必要だったのです。 ・ ・ ・ ・ でも旅の終わりつまり死に直面して青年が辿りついたものは・・・ 「幸せが現実となるのは、それを誰かと分かち合ったときだ」という答えでした。 両親、家族と喜びを分かち合いたいと思いながら旅が終わります。 観終わって、こんなに純粋に人生を生きるなんて、しかもそれが実際の話だなんて、 これを見事と取るべきか、『病』と取るべきか人様々だろうと思います。 もうひとつビデオで「愛の賛歌」も見ました。 エディット・ピアフをただ悲劇の歌姫程度にしか知識がなかったので、観てビックリ。 ひどい境遇を生き抜き、栄光を手にするまではともかく、映画はピアフを美しく描いていないどころか、 品のない言動が次々と飛び出し、実際の年齢よりひどく老けているし。 交通事故をきっかけにモルヒネ中毒になり、体がボロボロになっても歌への情熱は執念のように燃えていたのですね! ひとりの女性としてのピアフをフランス映画らしくありのままに描いたという事でしょうか? さすがアカデミー主演女優賞を獲得したマリオン・コティヤールは素顔は清楚な感じなのに、メイクとか声とか振る舞いとかよく研究したのでしょうね、ピアフになりきっているんだなと思えました☆ |

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