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以前、街中に住んでいたころは、朝な夕なに寺の鐘。
街中から引っ越してからは「聖母の騎士」教会の鐘。
どっちにしても宗教とは縁が切れないのか、加齢ゆえにそう思うのか。
夏場だとまだ太陽が残っているが、十一月も半ばだと夕闇が低いところから湧き上がる。
仕事が一段落したので16時からCDを鳴らしている。
いま聴いているのは「battle of the band」、
往年の名バンド,グレン・ミラーとトミー・ドーシー、二つのオーケストラの共演盤。
先ほどチャイムが鳴り、案内を乞う声。
出てみたら派出所の警官。家庭訪問という名の情報収集。
防寒チョッキかわりに防弾チョッキ着用。が薄べったい。中身を抜いている?
でもこのあたりじゃ銃をぶっ放す元気な野郎はいない。高年齢者ばかり。
我が町には選挙運動中の市長を背後から撃ったアホがいる。
正面から名乗り、よってお命頂戴と言って撃てないの?
訪問の警官「これから師走、物騒になりますからど注意を」と言って隣家へ向かった。
最近、警察内部を舞台にした小説が読まれている・・・らしい。
またテレビでも警察ものドラマを放映している。
小説の場合、ここまでコキ下ろしていいの?と思われる箇所がある。
当事者にしてみればフィクションですというだろうが、
警察内部ほど格好な題材はないのかも知れない。
いわば「縦割り社会」のみの警察界、そこにトバされてきたキャリア組や、
たたき上げの「横一列」組が絡みこんでいる。
こうした構図で描かれているのが横山秀夫氏の一連の作品。
昨夜読み上げた氏の本「震度0」、
地方警察の上層部がかき回され、静まってゆく過程を書き込んでいる。
しかし、文中の人間関係を頭に入れて読むと、気が重くなる。
現実ではない、虚構のなかでのハナシ・・・と思ってもである。
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