あづまもぐらのブログ

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ハンセン氏病訴訟

私は公立小学校を卒業後、中学高校はプロテスタント系ミッションスクールで学んだ。
昭和40年代早々、中学2年の担任は生物担当の男性のH若教諭であった。
新年度のクラス替え発表後に各クラスへ集まり、席割も決まって着席すると担任からの挨拶となった。1年生から生物の授業はあったから既に生徒も全員知っていて、特段学校生活に於ける注意事項も改めて伝える必要はなかった。
そこでH若教諭は自身の事の一片を語った。

私は1人の癩病患者の方と10数年以上に亘り文通をしています。
永く癩病は隔離を必要とする疾病とされていて、潜伏期間は5年から10年と長いですが、もし手紙のやり取りで感染するなら、私もとっくに罹患していなければねりませんが、この様にしていません。
戦後には特効薬が開発されて今では不治の病でもなくなりました。
皆さんも偏見を持たぬ様に心掛けて下さい。

と、概ね斯様な内容であった。
私も筋の通った内容であるからその旨努めて来た。

先日、患者のみならずその家族に対する被害補償に対して、是とする判決が下り、政府も控訴をせぬ決定をした。

そもそも特効薬が開発されてから半世紀近くも放置されて来た事が異常であり、その間の立法府たる全国会議員、厚生省の担当職員の怠慢が招いた事と云える。
人権団体とか人権派弁護士とかも声を上げずにいた事も釈然としない。

先進国にあっては、まず法治であり、次にその法は弱者保護救済の観点から定められるべきであって、特効薬開発から長くても10年間の観察期間を置けば、法改定には充分であり、半世紀近くも何をしていたのかと思うものである。
確かに昭和30〜40年代は、我が国も高度成長を挟んだ期間で、国全体がヒートアップしていて、40年代最後期のオイルショックで我に返った感があり、例えば列車冷房等も整いつつあって、先進国としての体裁を整えつつあった訳で、大目に考えても、昭和50年代早々には手を着けるべきであったと思う。


コメント(6)

顔アイコン憲坊法師
行政の怠慢を上げればきりがないですが、
===
先日、患者のみならずその家族に対する被害補償に対して、是とする判決が下り、政府も控訴をせぬ決定をした。
===
私にはどうも選挙前ということが絡んでいるのではないかと邪推しています。
2019/7/15(月) 午前 11:25
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あづまもぐら
> ガンコ爺TP400浮遊層こと憲坊法師様

時節柄斯様な推測も可能ながら、心の内は確証する手立てがありません。
2019/7/15(月) 午後 3:54
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顔アイコンnek*m*ya_*orao
流石に良い教育を受けて来られたのですね。
恥ずかしながら、小生はこの件に関し義務教育段階では
何も教わりませんでした。かなり後になってから、武将もの読み物にて
石田三成が茶会の席で、大谷吉継の膿汁の入った茶を、
彼への友情から、衆人環視の前で堂々と飲み干した・・・
なる故事で、そこから入って行って初めて知った程度です。
しかし、最近まで放置していたとは何なんでしょう。

放置といえば、国家の主権と国民の生命を守るべき実力機関が、
憲法上では「幽霊」となったまま70年になろうとするのも
恥ずべきことです。
2019/7/15(月) 午後 9:31
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顔アイコン五月のなすび
たかおじさんです

ハンセン氏病と言えば松本清張の砂の器を思い出します。主人公と父親がどのような目に遭ってきたかが強く印象にありますが、今回の訴訟がこれほど長引いたのは、一般の国民が無意識にこの問題を遠ざけていたからではないかと思えて仕方がありません。
この病気はかつては癩病、業病などといわれ、西欧では神の罰だとされていました。患者は隔離されるだけで死ぬのを待つしか無かったといわれています。

その感覚が無意識のうちに日本人(だけでは無いですが)の目をそらしていたのでは無いかと思う次第です。
2019/7/15(月) 午後 10:57
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あづまもぐら
> 猫宮トラオ様

自国民の生命と財産を守るのが国家の責務なのに、その遂行を阻む憲法の放置ですね。
共産党等は、発布当時と現在とでは真反対の意見なのも不思議ですねぇ。
領海侵犯が恒常化していてさえも暢気に構えるゴケン派の国家使命よりも上にイワシのアタマを掲げる事に執着する姿は、私には異様そのものに思えます。
それ以前に、解釈でいくらでも意図を変更出来る文章は無いに等しく、反対方向への解釈も可能な事を意味しますから、仮に共産党等が政権を執ったら危険とも感じるものです。
2019/7/15(月) 午後 11:05
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あづまもぐら
> たかおじさん様

確かに仰有る要素もありますね。
身近になければ、今回の家族に迄及んだ事柄迄は想定出来ませんし、実際に中学で担任から話を聞いた私もそうでした。
当該の家族に何故声を上げなかったのかを問うのが酷な事は自明でもあります。
類似の疾病にあっても、同類の事が起きぬ様に、また疾病ではありませんが犯罪加害者の家族に対しても同じ事があってはならぬと思うもので、この点に関してはメディアに対して特に留意を促すものです。
2019/7/16(火) 午前 1:51

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顔アイコン

行政の怠慢を上げればきりがないですが、
===
先日、患者のみならずその家族に対する被害補償に対して、是とする判決が下り、政府も控訴をせぬ決定をした。
===
私にはどうも選挙前ということが絡んでいるのではないかと邪推しています。

2019/7/15(月) 午前 11:25 憲坊法師

> ガンコ爺TP400浮遊層こと憲坊法師様

時節柄斯様な推測も可能ながら、心の内は確証する手立てがありません。

2019/7/15(月) 午後 3:54 [ あづまもぐら ]

顔アイコン

流石に良い教育を受けて来られたのですね。
恥ずかしながら、小生はこの件に関し義務教育段階では
何も教わりませんでした。かなり後になってから、武将もの読み物にて
石田三成が茶会の席で、大谷吉継の膿汁の入った茶を、
彼への友情から、衆人環視の前で堂々と飲み干した・・・
なる故事で、そこから入って行って初めて知った程度です。
しかし、最近まで放置していたとは何なんでしょう。

放置といえば、国家の主権と国民の生命を守るべき実力機関が、
憲法上では「幽霊」となったまま70年になろうとするのも
恥ずべきことです。

2019/7/15(月) 午後 9:31 [ nek*m*ya_*orao ]

顔アイコン

たかおじさんです

ハンセン氏病と言えば松本清張の砂の器を思い出します。主人公と父親がどのような目に遭ってきたかが強く印象にありますが、今回の訴訟がこれほど長引いたのは、一般の国民が無意識にこの問題を遠ざけていたからではないかと思えて仕方がありません。
この病気はかつては癩病、業病などといわれ、西欧では神の罰だとされていました。患者は隔離されるだけで死ぬのを待つしか無かったといわれています。

その感覚が無意識のうちに日本人(だけでは無いですが)の目をそらしていたのでは無いかと思う次第です。

2019/7/15(月) 午後 10:57 [ 五月のなすび ]

> 猫宮トラオ様

自国民の生命と財産を守るのが国家の責務なのに、その遂行を阻む憲法の放置ですね。
共産党等は、発布当時と現在とでは真反対の意見なのも不思議ですねぇ。
領海侵犯が恒常化していてさえも暢気に構えるゴケン派の国家使命よりも上にイワシのアタマを掲げる事に執着する姿は、私には異様そのものに思えます。
それ以前に、解釈でいくらでも意図を変更出来る文章は無いに等しく、反対方向への解釈も可能な事を意味しますから、仮に共産党等が政権を執ったら危険とも感じるものです。

2019/7/15(月) 午後 11:05 [ あづまもぐら ]

> たかおじさん様

確かに仰有る要素もありますね。
身近になければ、今回の家族に迄及んだ事柄迄は想定出来ませんし、実際に中学で担任から話を聞いた私もそうでした。
当該の家族に何故声を上げなかったのかを問うのが酷な事は自明でもあります。
類似の疾病にあっても、同類の事が起きぬ様に、また疾病ではありませんが犯罪加害者の家族に対しても同じ事があってはならぬと思うもので、この点に関してはメディアに対して特に留意を促すものです。

2019/7/16(火) 午前 1:51 [ あづまもぐら ]


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