音楽に満たされて(世界音楽紀行)

世界中の色々な時代の音楽を探索するブログです

アフリカ系音楽

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アフリカの音楽全般の書庫です。アフリカは広大です。音楽の種類も広範ですし、魅力は底なしです。
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☆コノノNo.1:ルブアク☆
(Konono No.1:Lubuaku Live In Vera)


今日の音楽はコノノNo.1のライヴアルバムです。



コノノNo.1は、親指ピアノ(ここではリケンベ)を手製のアンプとスピーカーにつなげるという集団です。コンゴ出身です。親指ピアノといえば非常に繊細で内向的な感じの音ですが、コノノの親指ピアノは野蛮そのものです。オルタナティヴ・ロックやガレージ、60年代後半のブルースロックやサイケデリックロックに通じる音です。



スタジオ録音と大きく違うわけではありませんが、本作はコノノのライヴの様子がどんなものであるかを垣間見せてくれます。コンゴの人たちのノリは凄いです。アメリカの黒人たちとは違うグルーヴを持っています。ディスコまたはクラブで感じるグルーヴではなく、お祭りで感じるグルーヴです。それにファズギターのように歪んだ音が加われば嫌でも興奮します。大音量で聞けば脳も腰も吹っ飛んでしまい最高だと思われますが、お勧めすることはできません(笑)。コノノの歌(?)や演奏のスケールには日本の音頭に通じるものがあり、不思議な親近感や郷愁を感じさせます。

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☆コンゴトロニクス2 バズンランブル・フロム・ザ・アーバン・ジャングル☆



http://www.crammed.be/craworld/crw29/index.htm
(本作について。映像や曲を視聴できます。)



今日の音楽は、コンゴトロニクス2です。



結構前ですが、「コンゴトロニクス」をここで取り上げました。コンゴのグループ「コノノ NO゜1」のアルバムです。世界の音楽の中でも稀に見る強烈な個性を放つグループとして世界的に注目を浴びました。彼らが親指ピアノまたはムビラ、カンビーラなどと呼ばれるアフリカの民族楽器を、車の廃材を使った手製の粗末なアンプに通して演奏すると大変なことになってしまいました。アフリカの民族音楽(ちょっと日本の民謡ぽいところがあります)とインダストリアルとトランスとポストパンク、ミニマルなどを融合したような音楽が生まれてしまいました。去年彼らは来日しました。残念ながらライヴを見に行くことはできませんでした。



本作は、そのコノノとその他の似たグループの曲を収録した編集盤です。コノノの2枚目のアルバムではありません。でも2枚目のアルバムのような感じで楽しむことはできます。コノノとはちょっと違うグルーヴや楽器(エレキギター、アコーディオンなど)を持った曲者たちばかりです。コンゴトロニクスほど強烈ではありませんが、その代わり多様性と音楽表現の幅がさらに拡大しています。オムニバス盤ならではの特性ですね。コノノはやはり本家だけあって他とは違う強烈なオーラを放っています。



嬉しい事にこのアルバムにはDVDがついています。CDには登場しないグループや、CDには登場してDVDには登場しないグループがありますが、6つのグループのそれぞれのライヴ映像を見ることができます。映像を見ますと、6つのグループがいかに音楽そのものを楽しんでいるか、いかにやりたい事に素直に従って音楽を行っているか、そして創意工夫がいかに大切であるかを痛感させられます。本人たちはただ普通に民族音楽をやっているように見えます。それが偶然にも主に日本と欧米の音楽シーンのいくつかの音楽と奇妙な類似性を持っています。本作に参加のアーティストと同じくらいに強烈で前衛的で、同時に民族音楽的で安っぽく、野蛮でグルーヴィーで脳天気な音楽は日本や欧米ではまずないと思われます。打ち込みリズムでは決して生まれない、人間の本能そのものを刺激する本作の音楽は本当に凄いです。本作と前作、そしてコノノのライヴアルバムを聞いて体を動かさない人を想像するのは難しいですね。



前衛音楽好きの立場で本作を聞きますと、前衛音楽にありがちな冷たさや暗さ、意地の悪さなどがほとんどありません。そういう音楽にはまずない開放性と楽天性は結構新鮮に感じられます。



歪んだ音、クラブミュージック、そしてアフリカの民族音楽のどれかが好きな人は(全部好きな人は私くらいなものでしょうか)このアルバムやコノノのアルバムを気に入ると思います。ぜひ試聴を上のリンク先で行ってみてください。

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☆フェラ・クティ:パラムビュレイター&オリジナル・サファーヘッド
(Fela Kuti:Perambulator/Original Sufferhead)



今日の音楽はフェラ・クティのアルバムです。彼の2枚のアルバムを1枚のCDに収録したものです。



私が初めて聞いたフェラ・クティのアルバムは「ロフォロフォ・ファイト」でした。10分以上ある曲ですが、時間が長いとは少しも思わせない強力なグルーヴを持った曲でした。その後彼の色々なアルバムを聞いていきました。現時点では私は彼のアルバムを全部そろえてはいません。本作は98年に発売されました。2005年にビクターがフェラのアルバムを26枚再発しました。98年のものと同様に、2枚のオリジナルアルバムを1枚のCDに収録しています。しかし、2枚のアルバムの組み合わせは異なっています。



「パラムビュレイター」は、どういうわけか2005年版のオリジナルアルバムを収録した国内盤26枚の中には入っていません。それの収録曲は編集盤にはあります。そのアルバムがもともと地味な存在だからかもしれません。しかし、アルバムそのものは非常に強烈です。タイトル曲はフェラの強烈なアフロビートが堪能できる傑作です。音楽を聴いて踊ったりしない私でもこの曲を聴くと踊りたくなりますね。下手な踊りであっても(笑)。2曲目「フラストレーション」は1曲目よりもテンポがゆっくりですが、これも聞くと踊りたくなりますね。3曲目と4曲目はアルバム「オリジナル・サファーヘッド」の曲です。1曲目のようにオルガンが効果的に使われています。1曲目と同様に強烈なメッセージが印象的です。しかしそのメッセージの辛辣さを忘れさせてくれるグルーヴの快楽はやみつきになりますね。

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☆コラ・ジャズ・トリオ:ファーストアルバム
(Kora Jazz Trio:Kora Jazz Trio)



今日の音楽はコラ・ジャズ・トリオのアルバムです。


コラというのはアフリカの伝統楽器です。弦楽器です。それにつきましてはウィキペディアで紹介されていますのでこちらをご参照ください。ジャケットの右に写っているのがそのコラです。琴をもっと高音にしたような感じの音です。




そのコラとアフリカのパーカッション、そしてピアノが三位一体となってジャズピアノトリオとして本作で演奏を行っています。ありきたりのジャズピアノトリオ(ピアノ+ウッドベース+ドラム)とは異なる楽器編成です。そしてその編成によって行われるジャズもありきたりではありません。非常に面白いです。コラとピアノの美しい音色が心を安らかにし、パーカッションのリズミカルな演奏が心に活力を与えてくれるような気がします。ジャズのルーツの1つはアフリカの民俗音楽だと思いますが、本作を聞くとそれを強く感じます。



今思い出しましたが、私が初めてコラというものを知ったのは、ハービー・ハンコックと、名前を忘れましたがコラ奏者との共作「ヴィレッジ・ライフ」でした。昔はほとんど何の感銘も覚えなかった作品ですが、このコラ・ジャズ・トリオの作品をとりあげこの文章を書いているとその作品をまた聞きたくなってきました。しかし探し出すのが大変です・・・(苦笑)

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☆コノノNo°1:コンゴトロニクス
(Konono No°1:Congotronics)


今日の音楽はコンゴ共和国のぶっとんでいるセンスの集団コノノNo°1(以下コノノ)の作品です。



コンゴ共和国(以下コンゴ)はアフリカ大陸にある国の1つです。アフリカを代表する楽器の1つに「親指ピアノ」があります。クラシックやジャズでおなじみのピアノとは全然違う形状です。簡単にいいますと、長方形の木の板に細長くて平たい金属の棒が数本とりつけられたものです。ジャケットの画像がそれです。オルゴールの中にある、音を鳴らすための金属のクシのようなものに似ていますね。ピアノのように鍵盤らしきものが並んでいて、主に親指で演奏する事から親指ピアノと呼ばれています。この楽器はアフリカの各地で使われていて、各地で呼び方が違います。コンゴではリケンベと言われるそうです。ジンバブエではムビラまたはンビーラです。洋楽ロックで親指ピアノと言えば、キングクリムゾンの名作「太陽と旋律」のパート1のイントロで聞ける音が親指ピアノのそれですね。



コノノはそのリケンベを自動車の廃品の部品や産業廃棄物の部品を使って作りました。上のジャケットがその手製リケンベです。彼らはそれを自らの手で作るだけではなく何とアンプやマイクまで作ってしまいました。廃車のバッテリーその他を利用して作ったそうです。その手製アンプでリケンベの音量を電気的に増幅してスピーカーから流すのですが、その音は歪んだ音です。チープとさえいえる音です。本来カリンバは美しく素朴な音色を出す楽器です。しかし手製のお粗末な(失礼)アンプを通す事で割れたような音に変わっています。その音を延々と鳴らし続けながら自作のマイクとメガホンで叫び、早口で語り、歌います。そのメガホンから聞こえる声も歪んでいます。親指ピアノをアンプををとおして演奏するなんて凄いことを思いつくなぁ、と感心します。


コノノの音楽は基本的にはコンゴの伝統的な歌だと思います。しかし前述のハンドメイドのリケンベとアンプを使用することにより凶暴で粗野なトランスミュージックに変貌しています。リケンベの歪んだ音は欧米の音楽で言うところの「インダストリアル」な音です。



強烈としかいいようがありません。アフリカ音楽が持つグルーヴにインダストリアルでローファイな荒々しい攻撃性が加わった事で聴き手の脳はあっという間に麻痺してしまいます。高揚感で心がすぐに満たされます。クラブで聞くトランスミュージックとして非常に素晴らしいと思います。シーケンサーによる自動演奏が主流の最近のトランス系音楽やインダストリアル系音楽とは違い、コノノの音楽には生の演奏による躍動感があります。



先日行きつけのディスクトランスにお邪魔したところ、何と本作の第2弾「コンゴトロニクス2」がありました(笑)。正確に言えばコノノの2枚目と言うわけではなく、コノノと似たような音楽を行っているコンゴのアーティストの曲とコノノの新曲を収録した編集盤です。こちらは本作に比べて全体的に聴きやすいです。DVDつきで、コノノの演奏を見ることが出来ます。



日本はもとよりヨーロッパのクラブ系や音響系、ローファイ系の各方面で高く評価されたそうです。2006年の夏にこの無茶なサウンドをだすコノノが来日してライヴを行うそうです。うーーーん、体験したいですね。

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