音楽に満たされて(世界音楽紀行)

世界中の色々な時代の音楽を探索するブログです

インド、中東系音楽

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☆ニヤーズ:ナイン・ヘヴンズ☆
(Niyaz:Nine Heavens)

http://www.hmv.co.jp/product/detail/2731879
(試聴できます)


今日の音楽はニヤーズの2枚目のアルバム「ナイン・ヘヴンズ」です。


先月末にエムズシステムからのメールを受信しました。10月1日に開催予定の「アラビアン・ナイト・1001」についてのメールでした。添付のPDFファイルは招待状のようなものでした。記載の文章とエムズシステムの社長日記によりますと、女優の高樹沙耶さんが波動スピーカーを試聴した際、本人が車から持ってきたのが本作だったそうです。社長さんはすっかりその音楽に魅了されたようです。ジャケットを見て頂ければわかると思いますが、真ん中の女性アザム・アリの顔はインパクトがありすぎです(笑)。妖気を放つ、退廃的で不健康(失礼)、なおかつ艶かしい表情は、「このCDを買わないと呪うわよ」と訴えているように思えます。


私は本作と前作「ニヤーズ」を買いました。先に「ニヤーズ」を取り上げようかなと思いましたが、今ちょうど本作を聞いているので、2枚目である本作を先に取り上げる事にしました。


ニヤーズは、アザム・アリとローガ・ラミン・トルキアン、そしてカルメン・リッツォの3人からなるグループです。アザムとローガは元々イラン出身で現在はアメリカの在住の夫婦です。ニヤーズの音楽はイランの伝統音楽を現代風にしたような音楽です。もっと正確に言えば、イランを含めた中近東とインドの伝統音楽を、民俗楽器とシンセサイザー、打ち込みの音で解釈したフュージョンです。フュージョンといってもジャズの発展系のフュージョンではありません。


エキゾチックで妖しげな音楽です。それでいて非常に聞きやすいです。中近東の音楽にはほとんどなじみがありませんが、本作を聞きますとその音楽はクセになる魅力があるように思えます。魔性の魅力といってもいいかもしれません。


本作は2枚組です。2枚目のCDは、1枚目のCDの曲(-1曲)のアコースティックヴァージョンを収録しています。100%アコースティックではありませんが、「エレクトリック」なオリジナルバージョンと比べて全く遜色がありません。


中近東の音楽でモダンな感じのものを聞きたいという人にお勧めです。

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☆マイルス・フロム・インディア☆
(Miles From India)

http://www.milesfromindia.com/
(本作の公式サイト)

今日の音楽は「マイルス・フロム・インディア」です。


アメリカとインドのミュージシャンが、マイルスの曲を合同でカヴァーしています(曲ごとに異なるメンツ)。面白いアルバムです。アメリカ勢は凄い面々です。ジョン・マクラフリン、チック・コリア、マーカス・ミラー、ロン・カーター、ゲイリー・バーツ、ジミー・コブ、デイヴ・リーブマン、マイク・スターン、ウォーレス・ルーニー、ピート・コージー等です。ピート・コージーの参加がいいですね。


マイルスの曲は、本作にまさにピッタリの「グレート・エクスペクテーションズ」、「ビッチィズ・ブリュー」の「スパニッシュ・キー」と「マイルス・ランズ・ザ・ヴゥードゥー・ダウン」、マイルスの代表曲「ソー・ホワット」と「オール・ブルース」、「ブルー・イン・グリーン」、音響ジャズの先駆け「イン・ア・サイレント・ウェイ」などです。「マイルス・フロム・インディア」はマクラフリンの書き下ろしの曲です。ファンならすぐにわかる彼のギター演奏を聞く事ができます。


マイルスはインドに深く入れ込まなかったようですが、このアルバムはマイルスが70年代に行ったかもしれない「実験」を提示しています。ジャズとインドの伝統音楽の自然な調和は聴き応えがあります。マイルスが本作に参加していたとすれば、もっと緊張感のある演奏になったと思われます。マイルスが最もインドに接近した「グレート・エクスペクテーションズ」のオリジナル版と本作の曲を比べますと、マイルスと当時の共演ミュージシャンの集中力と技術がいかに凄かったかがよく分かります。



私は本作で初めてトランペット奏者ウォーレス・ルーニーを知りました。彼のトランペットはマイルスのそれに非常によく似ています。いずれ彼のソロ作を買います。


このアルバムには冒険的な要素は一応あるにはありますが、とりあえず顔合わせをしました、という感じがします。良くも悪くも友好的過ぎるのかもしれません。もっともそれが本作の独特の静けさを生んでいるわけですが。インドの伝統音楽系ミュージシャンだけで(あるいは彼らの主導で)マイルスのカヴァーをした方がはるかに面白かったかもしれません。とはいえ本作のジャズとインドの伝統音楽の融合は面白いですし、そういった方向性は現在でも面白さと可能性をまだたくさん秘めています。本作はそういったものに興味がある人にお勧めです。

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☆フォークスインガーズ:ラーガ・ロック☆
(The Folkswingers:Raga Rock)


今日の音楽は、フォークスインガーズのアルバムです。



60年代後半にはインドが注目されました。音楽ではジョージ・ハリスン、マイク・ラヴ、ジョン・コルトレーン、ジョン・マクラフリン、カルロス・サンタナなどのミュージシャンがインドの音楽とヒンズー教にひきつけられました。インドの伝統音楽を欧米に伝える役割を果たしのがラヴィ・シャンカールでした。本作には、シャンカールの弟子ハリハル・ラオがシタール演奏で参加しています。




インドとサイケデリック。この2つは60年代後半の音楽では欠かせない言葉だと思います。このアルバムはまさにそういう時代を反映している音楽です。シタールがインドで、ファズギターがサイケデリックです。曲はおそらくタイトル曲を除いて全てカヴァーだと思われます。「黒く塗れ!」、「霧の8マイル」、「ノルウェーの森」といった、シタール使用で知られる曲のカヴァーが(当然かもしれませんが)あります。他はジミヘンのカヴァーで知られる「ヘイ・ジョー」、「ドナドナ」、ヤードバーズやサイモン&ガーファンクル、アソシエイション、タートルズの曲などがあります。60年代後半の有名曲のインスト集という感じでこのアルバムを楽しむことができます。「ノルウェーの森」はオリジナル版以上にインド的です。いいカヴァーです。



時代が過ぎると、本作は一気に珍品の類に入ってしまいました。しかし、90年代前半にデイヴ・パイク・セットの「マタール」がクラブでリヴァイヴァルヒットしてから本作のような60年代のインド風ロックやポップス、ジャズが再評価されました。このアルバムも例外ではないと思われます。演奏自体が非常にグルーヴィーです。レアグルーヴとしてなかなかおいしいです。

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☆Lakshminarayana Shankar:Pancha Nadai Pallavi☆
 


今日の音楽はジョン・マクラフリンのシャクティの元メンバー「シャンカール」のアルバムです。


彼の名前の読み方が何だったのか忘れてしまいました。ラクシュミナラヤナでしょうか。シャクティのアルバムの解説に書かれていたと思いますが、今近くにないため判別できません。ここではシャンカールと呼ぶことにします。もちろんラヴィ・シャンカールの事ではありません。



シャクティのアルバムを取り上げた時にも言うつもりですが、シャクティのメンバーの中で最も強烈な印象を残したのが本作の主人公シャンカールでした。私はインドの伝統音楽でヴァイオリンが使われている事を全く知りませんでした。私はシャンカールのインド的な音を奏でるヴァイオリンに圧倒されました。新鮮さを感じました。彼のヴァイオリンの雄大で滑らかでエキゾチックな音は中国の二胡を思い起こさせます。



シャンカールは盟友ザキール・フセインと同様にドイツの名門ECMレーベルで何枚か作品を発表しています。本作はその中の1枚です。シャンカールの他の作品もそうですが、1曲が非常に長いです。本作の1曲目は28分35秒、2曲目は31分15秒です。昔はこの手の長すぎる作品は苦手でした。しかし今はあまり気にならなくなりました。イージーリスニングやアンビエントのような感じで楽しめるようになりました。別の言い方をすればBGM感覚での鑑賞ですが、決して悪い意味ではありません。




ジャケット写真が暗いのでわかりにくいのですが、シャンカールは特注のダブル・ヴァイオリンを使用しています。ダブルネック・ギターみたいな感じです。彼はそのヴァイオリンを駆使して超絶技巧の演奏を行っています。素人の私が聞いてもすごい演奏ですが、それが技のひけらかしではなくて何か深遠なものの表現として聞こえるのがいいですね。



インドの伝統音楽の中でのヴァイオリンに興味がある人にお勧めの1枚です。

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☆ラヴィ・シャンカール:トランスミグレーション・マカブル
(Ravi Shankar:Transmigration Macabre)


今日の音楽はインドの伝統音楽の巨匠「ラヴィ・シャンカール」のアルバムです。



ラヴィ・シャンカールはインドの弦楽器シタールの演奏家です。インドの伝統音楽を西洋世界に広めた人として非常に有名です。単に伝統音楽の継承者だけではなく、伝統音楽に革新をもたらした人としても評価されています。ビートルズのジョージ・ハリスンとジャズ界の巨人ジョン・コルトレーンはラヴィを慕っていました。今、ラヴィといえばジャズのスター的存在ノラ・ジョーンズの父親として最もよく知られていると思います。ノラの妹のアヌーシュカはラヴィと同様にインドの伝統音楽を継承し、それにとどまらない独自の音楽を創造しています。アヌーシュカの近作はゾクゾクするほど素晴らしい内容ですのでインドの伝統音楽に苦手意識を持つ人でもお薦めです。



このアルバムは、ラヴィがイギリスの映画「ヴィオラ」のために製作した曲を収録しています。このアルバムはラヴィの他のアルバムとはかなり趣が違います。一応インドの伝統音楽ですが、どちらかというと音響系プログレや現代音楽的なアプローチの音楽のように聴こえます。ラヴィのかなり熱の入った演奏のせいでそう思えるのかもしれません。


普通ラーガの演奏は10分を超えるものが多く、瞑想目的や音響系音楽探求以外の目的で聴くのは非常に退屈です。しかしこのアルバムは適度な緊迫感と収録時間の短さのせいでかなり聴きやすい内容になっています。

シタールの音は本当にサイケデリックで神秘的です。聴き続けると脳が麻痺してしまいそうです。

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