音楽に満たされて(世界音楽紀行)

世界中の色々な時代の音楽を探索するブログです

日本の伝統音楽、民謡

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☆高橋竹山:津軽三味線 高橋竹山の世界☆


今日の音楽は、高橋竹山(たかはし ちくざん)さんのアルバムです。




先月私はエムズシステムのアンプを購入しました。宮城県の旅館大沼のサイトで購入しました。そのサイトの「お客様の声」の中で、竹山さんのCDを聞いていると言っている人がいました。その人は私と同じくMS1001を所有しています。竹山さんとはどんな人なのかが気になり、私は彼について調べました。津軽三味線の有名な演奏家でした。





私は前々から津軽三味線を聴いてみたいと思っていました。彼のCDは何枚かありますが、特に本作がいいと思いました。XRCDでしかも曲数が多いからです。




本作は元々LPで発売されていたもので、当時から評価が高かったようです。このCD、いや、このXRCDは発売元のクラウンの竹山さんの録音全てを収録しているそうです。




本作を通して聴いた時、音楽が何となくですが即興的だなと思いました。楽譜に沿った演奏にはあまり思えませんでした。ネット上で調べますと、津軽三味線の音楽は元々即興性が強い音楽だそうです。面白いです。ジャズギターよりはるかに面白いです。飽きにくいです。ジャズファンは多分本作を気に入ると思います。津軽三味線でジャズをやると面白そうですね。昔の私なら津軽三味線の音を年寄りくさく古くさいもののように感じていました。しかし、今私の家のオーディオでその音を聞きますと、そういうイメージはかなり薄れました。伝統音楽と今の大衆音楽を等価で捉えられるようになったからでしょうね。




全18曲中11曲は独奏、残り7曲は歌付です。後者の歌はまさに民謡のそれで、昔の私なら毛嫌いしていました。しかし、沖縄民謡やうめ吉さんに慣れ親しんだせいか、抵抗感はあまり感じられません。



このCDをきっかけに津軽三味線の他のCDを買っていこうと考えています。

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☆横山勝也、横山蘭畝:鹿の遠音 尺八古典名曲集成☆


今日の音楽は横山勝也さんと父蘭畝さんのアルバムです。


前回の山本さんに引き続き、今回も尺八のアルバムです。本作は元々2枚組LPですが、一部の曲が外され、1枚のCDに収まるだけの曲数になっています。そこがちょっと残念です。価格はたったの1050円です。



横山さんは今も現役で活動されている尺八奏者です。武満徹さんの「ノヴェンバー・ステップス」の初演に参加されたそうです。



私は日本の伝統音楽について全く知識がありません。しかしそんな私でも横山親子の尺八のすばらしさは分かります。私たちは良くも悪くもヨーロッパから伝わった西洋音楽の理論や美意識に影響を受けています。明治以来それが当たり前になっています。ポップスやロック、ジャズなどは言わずもがなです。西洋音楽の影響を受けているとはいえ、やはり日本で生まれ育ったせいか、私は横山さんの演奏に安心感を感じます。背伸びをしない自然な音楽を聴いているという感じを抱きます。注意深く聞きますと、西洋音楽ではまずないような吹き方や間の取り方が素人耳でも分かります。尺八は癒しになれば覚醒にもなります。

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☆山本邦山:銀界☆




今日の音楽は、山本邦山さんの「銀界」です。タワーレコードによる再発シリーズ「tower records vintage collection」シリーズの中の1枚です。



「和ジャズ」という言葉がクラブミュージックで定着しています。それは単に「日本人のジャズ」という意味ではありません。日本人の感性や音楽性を積極的に持ち込んだジャズも指します。後者の和ジャズの数は多くありません。しかし、今の時代に聞きますと、前者以上に非常に面白く刺激的です。本作はまさにそんな和ジャズです。



山本さんと菊池雅章さん、ゲーリー・ピーコック、村上寛さんは、本当の意味での「和ジャズ」を本作で行っています。アメリカのジャズでは絶対になさそうな静謐かつ緊張感のある空間。ジャズのフォーマットの演奏は確かにありますが、ジャズを聞いているという気分にはあまりなりません。ジャズなのか日本の伝統音楽なのかはどうでもよくなってきます。尺八は非常に伸びやかで、ジャズにおける可能性は十分あります。波動スピーカーMS1001で聞きますと、尺八ってこんなに伸びやかでソウルフルな音を出す楽器だったのかとその魅力を再認識させられます。



和ジャズに関心のある人にお勧めの佳作です。

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☆うめ吉:蔵出し名曲集☆
(Umekichi:Kuradashi Songbook)



今日の音楽はうめ吉さんの2枚目のアルバム「蔵出し名曲集」です。



うめ吉さんは、私が今年知ったいろいろなアーティストの中でもおそらくベスト3以内に入ります。日本の伝統音楽または民謡の新世代のアーティストとして魅力的な人です。



本作で彼女は只者ではない側面を見せています。前作では「お国めぐり」というタイトルどおりに日本各地の民謡を弾き歌いしていました。このアルバムは基本的には前作と同じです。「お座敷ソング」の代表曲「三味線ブギウギ」(服部良一さん作曲)が最も耳をひきつけます。サックスが入って非常に快活です。オリジナルは芸者上がりの歌手市丸さんが歌っています。これを聴いてオリジナルを聴きたくなりました。調べますと、私が持っている服部良一さんの作品集にそれが入っていました。うめ吉さんはいい曲に目をつけたなと思いました。



他の曲で私が知っているのは「ソーラン節」です。あれ?こんなにいい曲だったのでしょうか??私は日本人なんだなということがよくわかりますね(笑)。


このアルバムをさらにパワーアップしたのが「蔵出し名曲集 リローデッド」です。ビッグバンドやロックギターが賑やかな、彼女の意欲作です。聞き比べてみるのは一興です。

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☆うめ吉:お国めぐり〜お座敷民謡集〜☆

http://www.satoh-k.co.jp/ume/
(うめ吉さんの公式サイト)


http://www.satoh-k.co.jp/okame/catalogue.html
(本作を含めたうめ吉さんのオカメフォン時代のCDの試聴が可能です)


http://www.teichiku.co.jp/artist/umekichi/
(テイチクでの公式サイト)


今日の音楽は「うめ吉」(うめきち)さんのアルバムです。


私はここ数年「日本の音楽」に興味を持っています。特に昔から日本にある音楽です。西洋音楽が普及する前の日本の音楽です。私たちがテレビやインターネット、ラジオ、あるいはカフェやスーパーやCD店などで耳にする音楽は、ほぼ間違いなく西洋音楽の音楽理論に基づいています。歌謡曲や演歌でさえも例外ではありません。90年代になってから欧米の音楽をさらに本格的に意識した音楽が増えました。私はそれはいいことだと思います。しかし、同時に「これでいいのだろうか」とも思います。


ワールドミュージック(つまり世界中の民俗または民族音楽、あるいはそれらをベースにした音楽)に親しんでいる人ならご存知だと思われますが、西洋音楽の理論とはまったく違う理論による音楽表現が世界にはたくさんあります。その表現は新鮮であると同時に違和感を感じさせます。西洋音楽であっても、オペラでおなじみの声楽は、クラシックに親しんでいない日本人には違和感と不自然さを与えると思います。秋川雅史さんが歌った「千の風になって」は、私には馴染みの歌い方ですが、日頃ポップスとロックにしか親しんでいない若い人には多分違和感を与えるのではないでしょうか。ましてや演歌や民謡を彼らが聴けばなおさらでしょう。以前秋山さんがミュージックステーションで歌っているのをチラッと見ました。ういている存在に見えました。


私はうめ吉さんを最近偶然知りました。うめ吉さんというと男性っぽい名前に聞こえますが、うめ吉さんは女性です。漫才や講談が行われる寄席で、あるいはお座敷で歌と演奏(戦前の流行歌、都都逸、端唄、長唄、小唄など)を披露する「俗曲師」です。私と同じく岡山県出身です。なかなかの美人です。


本作を含めた彼女のアルバムを聞き、「これだ!」と思いました。ジャズファンの立場では、ビッグバンドを従えたUMEKICHI名義のアルバム「蔵出し名曲集」(と「リローデッド」)が気になりました。しかし、とりあえず発売順に買おう、と思いファーストアルバムである本作を買いました。内容は副題でもある「お座敷民謡」です。うめ吉さんの歌い方は、今の日本のポップスやロックではまずない、とても日本らしい歌い方です。多分京都か寄席、あるいは時代劇でしか聞く機会がないでしょう。彼女が歌う歌はもちろん、演奏も非常に日本的です。洋風なものがカッコよくてオシャレだと思い込んでいる人にはまず受け入れられそうにないです。私は既に沖縄民謡に親しんでいたせいか、本作の音楽にすんなりと入ることができました。



この手の音楽を聞いたり歌ったり演奏したりするのは中高年のおじさんやおばさん、おじいさんやおばあさんというイメージがありました。いろいろな音楽表現を体験してから本作を聞きますと、お年寄りの音楽または外国人趣味のものという先入観が間違っていたことを痛感します。うめ吉さんの音楽は、日本人または日本語にピッタリあっているように思えます。洋楽的なポップスとロックが多い中で、うめ吉さんの音楽は単に珍しいというだけでなく、本当に「個性」として光り輝いています。キャブレコードの邦楽専門レーベル「オカメフォン」(キャブレコードがうめ吉さんと出会った事で生まれたレーベル)の本作に関する説明によりますと、うめ吉さんの歌声には無駄なこぶしが入っていないそうです。確かにそうですね。そして年が若い女性の歌声であるということも重要です。彼女の歌声は単に若いというだけでなく、元々か細い声です。そして声は澄んでいます。



不思議なもので、このCDとそれぞれの曲は私をちっとも聞き飽きさせません。その点では60年代の欧米のガールポップやビートルズみたいですね。日本人としての私の心の琴線に触れるからなのでしょうか。


私は今年色んなミュージシャンを知りましたが、うめ吉さんはその中でも「出会えてよかった!」と心の底から思えるミュージシャンの1人になりました。


日本のお座敷唄または俗曲に興味がある人にお勧めです。

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