音楽に満たされて(世界音楽紀行)

世界中の色々な時代の音楽を探索するブログです

音響、抽象、実験系音楽

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非常に曖昧な分類ですが、音楽の方も曖昧な音楽です。アンビエント、ニューエイジ、(ジャーマン)プログレ、現代音楽、音響系(例えばシカゴ音響派、ポストロック)、エレクトロニカ、ダブ、シューゲイザー、サイケデリック、ソフトロックなど。演奏中心の音楽ばかりですが、「演奏を聴いている」という気にさせません。「どこか知らない異空間にいるみたいだ」という気にさせる音楽です。どれも概ね実験的で前衛的です。ヘッドフォンで聴くと非常に面白いです。
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☆ザ・ブルー・ナイル:ハッツ☆
(The Blue Nile:Hats)


今日の音楽は、ブルー・ナイルの2枚目のアルバム「ハッツ」です。


ちょっと前にブルー・ナイルを知りました。面白そうなので最初のアルバムと本作を注文しました。しかし、最初のアルバムは何故か入手しづらいようで、先にこのアルバムが発送されました。


ブルー・ナイルはスコットランド出身の寡作のグループとしてしられているようです。ミュージシャンという玄人の方々が好むグループとして知られているそうです。本作を聞いてみて私はそれが本当だということを実感しました。


このアルバムの制作に5年の歳月が費やされているそうです。アンビエントな音とボノみたいな歌い方のヴォーカルは、「ヨシュア・トゥリー」か「焔」の頃のU2をちょっとだけ髣髴させます。ただ、音や雰囲気は「アクトン・ベイビー」に近いです。1990年前後のヨーロッパ産の音楽らしい音です。音楽性は全然違います。


音、特にアレンジへのこだわりは凄いです。スティーリー・ダンに通じる職人気質が感じられます。派手な展開の曲はなく静かな曲ばかりですが、どれもブルー・ナイルの徹底的なこだわりによる緻密かつ完璧な演奏を堪能させてくれます。いいオーディオで聴くとその音楽の素晴らしさがもっとよく分かるのではないでしょうか。最近SHM-CDがたくさん発売されていますが、本作もそのSHM-CDで再発してもらいたいですね。スーパーオーディオCDでもいいのですが、私はプレイヤーを持っていません(笑)


アンビエント、AOR、そして「いい仕事」の音楽に興味がある人にお勧めです。

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☆武満徹、高橋悠治、クセナキス、小澤征爾、若杉弘etc:スペース・シアター EXPO'70 鉄鋼館の記憶☆


今日の音楽は、「スペース・シアター」です。


大阪万博では色々なパビリオンがありました。その中の1つで現在も大阪の万博記念公園にあるのが「鉄鋼館」です。その鉄鋼館の中には「スペース・シアター」と呼ばれる円形の音楽ホールがあります。そこで本作に収録の3つの曲が800個か1000個を超えるスピーカーから流れていたそうです。凄いですね。ホームシアターの5.1chは当然ながら比較になりません。


こういう音楽を聴く時には波動スピーカーがその威力を発揮します。1000個以上のスピーカーを活かしたステレオ効果は波動スピーカーではさすがに楽しめません。しかし、波動スピーカーは音を空間いっぱいにムラなく広げることができます。今私が聞いている本作の音は、1970年にスペースシアターで響き渡っていた音響にある程度近いと思われます。音量では当然負けていますけど。


武満徹さん、高橋悠治さん、クセナキスがそれぞれ作曲した作品が3曲本作に収録されています。日本フィルハーモニー交響楽団が演奏しています。1曲目と3曲目の指揮を小澤征爾さんが、2曲目の指揮を若杉弘さんが行っています。


どの曲も非常に前衛的で抽象的です。いいですねえ。今聞いても十分刺激的です。部屋が異空間に変わったように感じられます。

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☆ハロルド・バッド:ラ・ベラ・ヴィスタ☆
(Harold Budd:La Bella Vista)


今日の音楽はハロルド・バッドのアルバムです。


ブライアン・イーノとの共作「鏡面界」と「パール」を聞いて以来、私はハロルド・バッドのピアノに非常に興味を持つようになりました。彼のソロ作品を何枚か買いましたが、全部そろえてはいません。前述の2枚のような作品が少なく感じられ、収集がずっとストップしていました。先月久々に彼のことを思い出し、持っていないアルバムをチェックしました。その中から本作を買いました。


このアルバムでバッドはピアノのソロ演奏を行っています。イーノやU2との仕事で知られるダニエル・ラノワがレコーディングを行っています。バッド本人が知らない内に録音が行われたそうです。その結果、自然体のすばらしい演奏が極上の音質で録音されました。


アンビエント、ミニマル、クラシック。それらがバッドの演奏の中で分かちがたく結びついています。一聴すると物憂げな演奏ですが、演奏が展開するにつれ、注目の度合いによって、その演奏が与えるイメージ(心象)は大きく変わります。


空間いっぱいに広がるバッドの演奏を聞きますと、私が「鏡面界」と「パール」、そしてイーノのアンビエント作品に夢中だった頃が思い出されます。私自身がどこかの高い山の山頂にいて、他の音楽がはるか下の方にあるような気がしたものです。最高の音楽を聴いているという意味ではありません。音楽の果てまたは境界、あるいはそのはるか彼方にいるような感じといってもいいです。


バッドのピアノ演奏をそのまま(素のまま)堪能できる佳作です。お勧めです。

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☆ブライアン・イーノ:ミュージック・フォー・フィルムズ ヴォリューム 2☆
(Brian Eno:Music For Films Volume 2)


今日の音楽は久々のブライアン・イーノのアルバムです。



イーノは「ミュージック・フォー・フィルムズ」というアルバムを5枚発表しました。1枚は映画監督向けの宣伝用。2枚目はそれを改定した、今普通に入手できる「ミュージック・フォー・フィルムズ」。本作と、イーノと彼のレーベルのアーティストたちの作品を収録したオムニバス盤的な「ヴォリューム3」、そして「モア・ミュージック・フォー・フィルムズ」です。「ヴォリューム3」は最近の再発の際にジャケットと曲順が変えられ、そしてボーナストラック追加をされています。



このアルバムは、イーノのレコードのボックスセット「ワーキング・バックワーズ」についていました。単独でもリリースされたようです。私はその単独のものを中古で入手しました。これはCDにはなっていません。音源の一部は「モア・ミュージック・フォー・フィルムズ」に収録されています。ちなみに本作のジャケットはそのアルバムジャケットに流用されています。それには前述の幻のオリジナルの「ミュージック・フォー・フィルムズ」の音源も収録されています。



音源自体はどれも他のアルバムに収録されているものばかりです。無理に入手する必要はありません。曲の長さは違うかもしれません。気になる人は。「アポロ」と「モア・ミュージック・フォー・フィルムズ」を用意して該当曲をパソコンに取り込み、本作の曲順を再現してみてください。iPodで聞いたりCD−Rに焼いてCDプレイヤーで聞いたりするのもいいですね。曲順は以下のとおりです。




久々に本作を聞きました。テクノまたはエレクトロニカ、アンビエントが当たり前になった今、本作の曲は非常に手作り感を感じさせます。決して無機的な感じではなく、むしろ人肌のぬくもりを感じさせる有機的なアンビエントです。波動スピーカーで聞きますと、文字通り「空気が一変」します。これが環境音楽なんだと実感させられます。

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☆デレク・ベイリー:インプロヴィゼーション☆
(Derek Bailey:Improvisation)



今日の音楽はデレク・ベイリーのアルバムです。


このアルバムは最近紙ジャケで再発されました。イタリアのクランプス・レーベルの実験音楽シリーズ「DIVerso」の中の1枚です。前衛的で実験的な音楽がお好きな人にはたまらない音楽ばかりです。「DIVerso」のアルバムジャケットは独特のデザインで統一されています。私が持っている「DIVerso」のアルバムは本作だけですが、いずれ全部集めるつもりです。



本作はタイトルどおり即興演奏を収録しています。本作には14曲収録されていますが、それらは3年以上にわたって録音された即興演奏の中から厳選されてたものだそうです。




ベイリーの演奏は、おそらくギターによる最も純粋な即興演奏です。ジャズやロックで即興演奏は確かにあります。ベイリーの演奏と比較しますと、それらは多かれ少なかれ西洋音楽理論の影響を受けていると思われます。フリージャズは別ですけれど。ベイリーの即興演奏を聴いたときに感じる違和感、異様さ、不気味さ、あるいは取っ付きにくさ。それらは既存の音楽理論をそぎ落とした演奏が与える印象です。



「延々とチューニングをしているか、あるいはメチャクチャに弾いているだけじゃないの?」とも思える演奏です。しかし、本作の演奏は、私のような楽器の素人がメチャクチャに弾いたものとは明らかに違います。ベイリーの演奏は、本人がやろうと思えば一般受けする演奏をいつでも難なくできそうな技量を想像させます。





聞く人を選ぶアルバムですので、誰にでも勧められるものではありません。即興を極めたい人や前衛的な演奏がお好きな人にお勧めです。ベイリーと共作を作っている灰野敬二さんがお好きな人であれば多分気に入る内容です。

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