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面白かったです。
3つのエピソードを繋ぐ形の長編に仕上がっていました。
それぞれのエピソードの監督が『木靴の樹』のエルマンノ・オルミ、『桜桃の味』のアッバス・キアロ
スタミ、『麦の穂をゆらす風』のケン・ローチとカンヌ映画祭パルムドール受賞監督なんですから,観
る前から期待感一杯でしたが,期待以上の面白さでした。
1作目のエピソードに私の好きなイタリアの女優ヴァレリア・ブルーニ・テデスキが出ていました。
彼女は「二人の五つの別れ道」「ミュンヘン」にも出演していてこの映画に出ているのを知らないで観
に行ったんでとてもラッキーでした。
大学教授と秘書の大人の恋愛の情景を双方の視点から丁寧に描いていてとても良かったです。
エピソードのラストの教授とアルバニア人一家のシーンは劇中で食堂車にいた乗客全員が一つの物語の
観客になっているような演出でとても感動的でした。
2作目の将軍の未亡人と兵役奉仕の青年の話もなかなか面白かったです。
未亡人と青年の関係がずっと明かされないままに話が進んでいくんでなんでこのおばさんが高飛車で威
張っているのかが分かたなかったんですが,「将軍の未亡人と兵役奉仕の青年」ってわかったときに全
てが解決したように話がスッキリしました。
3作目のセルティックのファンとアルバニア人一家のエピソードも思わぬ展開でとても良かったです。
「移民」「労働者」「権力」がこの3人の監督のコンセプトだったんではないかと感じました。
年頭にこんなに良い映画に当たって本当に良かったです。
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