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今週末もうまく梅雨の晴れ間に当たったので、山梨県の三ツ峠山北東面を流れる大幡川の四十八滝沢へ行ってきました。
遡行距離は短いものの、水が枯れるまで間断なく滝が続く楽しい沢でした。 7/6 曇り
参加者:がんも 前日夜に横浜を出発。
東名〜圏央道〜中央道を経由して都留ICで高速を降り、そのまま三つ峠山方面へ。
宝集落を過ぎて「宝の山ふれあいの里」まで進むと、ヘリポート兼用の大きな駐車場があったので、ここで車中泊とした。
翌朝は5時過ぎに起床。
入山地点の三つ峠北口登山道入口は、ここから林道をさらに奥まで進んだところだが、路面の状態が悪いと聞いていたので車は駐車場に残置し、歩いて入山地点へ向かった。
確かに林道は一部荒れていて、タウンユースの車だと走りにくそうな雰囲気だった。走破性の高い車なら問題ないだろう。
朝早くてテンションもあがらず、のんびり歩いていくと40分ほどで北口登山道入り口に到着した。
6:47 登山口
ここからは北口登山道を歩く。 しばらくは歩きやすい道が続くがが、四十八滝沢の右岸沿いに出る辺りからロープを張った箇所や不明瞭な箇所も出てくる。
都留市のHPでも熟練者向けと紹介されているだけに、通る人は少ないようだ。
思った以上に登山道が長くて飽きてきたころに、入渓地点手前にかかる「初滝」が見えてきた。
この滝は登れないらしいので、登山道を使って右岸を巻いた。 水神を祭った祠の前を通り過ぎて、鉄の梯子を登ると滝の上に出る。 初滝の上で登山道は左岸へ渡るので、一休みしてから四十八滝沢に入渓した。
7:38〜56 初滝の上で休憩
入渓地点のすぐ上流には斜5m滝がかかるが、ここがいきなりやや難しめ。 右を直登するが、ホールドが少ない上、今回は水量が多めなのでシャワークライム必須。
入渓直後から濡れるのは気が乗らず、雨具を着たりコースを探ったりで時間を使っているうちに、後続の3人パーティーに追いつかれた。
あまり待たせるわけにもいかないので、気合を入れなおして直登した。
続く斜4滝を越えると多条4m滝。
写真:多条4m滝
ここも左をシャワークライムで通過した。
初っ端から体が冷えて辛い…。
多条4m滝を過ぎると、上流に12mの大滝が見えてきた。
この滝は直登可能とのこと。 左から取りついて中段を右へ渡り、上部を直登する感じか。ロープは必須だろう。 今回は単独だし、滝身を渡るところでずぶ濡れになるのも嫌なので、右岸のガレルンゼから高巻くことにした。 ガレルンゼを少し登り、右手の岩壁の明瞭な隙間に入ると、あっさりと滝上へ抜けることができた。 大滝を越えると、すぐに4m、6m、多段15mの連瀑帯になる。
この連瀑をまとめて「七福の滝」と言うらしい。 右写真:同じく多段15m滝
4m滝は左をシャワークライム。 6m滝は右を直登。 多段15m滝は水量が少なければ直登できるようだが、今回はパス。 左岸から岩壁を回りこむように巻き越えた。 この先は2〜3mの小滝(斜瀑)が連続する。
難しいところは無いので、快適に直登していった。
しばらく進むと、三段多条12m滝が行く手を阻んだ。 下段は左を直登。 中段は右の水流中のリッジ状を直登し、そのまま上段も越えた。 三段12m滝の上で、一度休憩を入れた。
9:04〜11 休憩 この先も滝が連続する。 2〜3mの斜瀑を2本越えると、二段8m滝がかかる。 右を直登。大して難しくない。 更に3m滝、4m滝を超えると、二段12mナメ滝、二段斜15mの大きな滝が二本連続する。
この二本を合わせて「白竜の滝」と言うようだ。 12mナメ滝下段は、右から取りついた後に水流中を左へ渡って直登。
この滝は特に岩の質が悪いのか、ホールドスタンスがはがれやすくて注意を要した。 上段もそのまま左を直登。 この滝の下段は右を直登。
最後の部分は、ホールド・スタンスが細かい上に、黒くヌメっている。 特に指先の効きが悪く、力を入れてもヌルヌルと滑るのでかなり厄介だった。 細かいスタンスにつま先で立ちこみ、微妙なホールドでバランスを取りながらの登攀で何とかクリア。 上段は右の乾いた岩を直登。 滑らないので下段ほど厄介ではないが、欲しいところにホールドが無くて登りにくかった。 二段斜15m滝は、左の溝状から巻き気味に越えることも可能なようだ。 すぐ上に続く斜5m滝を簡単に越えたところで、微妙な登攀で疲れたこともあり休憩を入れた。
9:47〜55 休憩
すぐ上に続く斜7m滝は左の水線際を直登。 更に斜4m滝を越えると、標高1500mの二又となる。 本谷は左。二段8m滝となって合流する。 二段8m滝は、右の草付を登って通過した。 上流には、二条6m滝が続く。
右から直登。 二条6m滝を越えて少し進むと、再び二又になる。
地形的には本谷は左のようだが、こちらは水が無いので右又へ入った。 右又を少し進むと、斜4m滝に続いて多段多条10m滝がかかる。 右を直登。 少々フリクションが悪いが、問題になるほどではない。 多段多条10m滝を越えると、白糸状の3m滝がかかる。
ここが四十八滝沢の水源となっていた。 岩壁の下から水が豊富に湧いていた。 この滝の上で休憩を入れた。
10:26〜52 休憩 休憩中に後続の3人パーティーに再び追いつかれた。 とりとめのない話を少々交わし、相手方が持ってきていた柚餅子を分けてもらった。 ありがたく頂戴し、最後の詰め上がり前のエネルギー補給とさせてもらった。 この先は水の無いガレた谷筋が続く。
しばらく谷筋を進んだが、不安定な土砂が積もっていて歩きにくいことこの上ないので、適当なところで沢筋を離れ、右岸の尾根から主稜線を目指すことにした。 11:02 右岸尾根に脱出
尾根上には鹿道らしき踏み跡が明瞭に続いており、さほど労することも無く主稜線へ抜けることができた。 11:13 主稜線に到着
この界隈に来るのは初めてなので、三つ峠山頂をついでに踏んでしまうことにした。 稜線上の登山道はなだらかで、歩きやすいことこの上ない。 電波塔が立ち並ぶ中を僅かに歩くと、三つ峠山頂に到着した。 11:21〜39 三つ峠山頂で休憩
休憩中に他の登山者から話しかけられ、横浜在住者同士と言うことで話に花を咲かせていると、相手方がもってきたスイカを分けてもらった。
ありがたく頂戴し、下山前の糖分&水分補給とさせてもらった。 三つ峠山頂から来た道を戻り、詰め上がり地点からさらに御巣鷹山方面へ進むと、北口登山道への分岐に到着。
ここからは主稜線を離れ、入山地点を目指した。 北口登山道はやはり使用者が少ないようだが、それなりに踏み跡はわかりやすく迷うほどのものではなかった。 詰め上がり後、まっすぐ下山していたと思われる後続パーティの3人を再び追い越し、急斜面をどんどん下る。 しばらく下っていくと、「白竜の滝」の下流左岸の展望スペース(登りでは気付かなかった)に到着。 ここから登山道は、四十八滝沢の左岸を、沢筋から少し距離を開けて下っていく。 七福の滝、12m滝を横目に見ながら下り、沢沿いの崩壊地を残置ロープを使いながら下降すると、入渓地点に到着した。 12:29 入渓地点
ここからは往路を戻るのみ。 雰囲気もわかっているので淡々と下り、北口登山道入り口に戻った。 13:03 下山
下山後は都留市内から山越えして道志村へ。 道志村の温泉に入り、道の駅に立ち寄ってから一般道を利用して横浜に帰った。 四十八滝沢は、名前の通り滝だらけの沢でした。滝の登攀が楽しめる良い沢だと思います。 今回は水量がかなり多かったので下流部の大きな滝2本は巻きましたが、平水ならば全部直登も可能でしょう。 白竜の滝も、平水ならばもう少し簡単なのかも…。 遡行距離が短いので、近隣の大きな沢に行くときの予備プランとか、シーズン本格化前の足慣らしとか、そういった形で遡行の候補に入れておくと重宝する沢かな…?
今回は何故か複数の方から食べものをいただきました。
詰め上がり前や下山開始前のちょうど良いタイミングだったので助かりました。
この場を借りてお礼を申し上げます。
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