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この週の半ばまでは、台風で週末は大荒れになると思い、特に山行計画を立てずにいました。
が、関東地方は予想外に台風の影響が小さく、週末も天候が持ちそう。
急きょ下調べ無しで行ける山を探しているうちに、紆余曲折を経て職場のSさんと谷川岳界隈の白毛門沢へ行くこととなりました。
現地に行ってみたら、結局雨に見舞われてしまいましたが…。
沢自体は谷川の沢らしい明るいスラブが続く好渓だっただけに、好天に恵まれなかったのがちょっと残念です。
7/13 曇りのち雨
参加者:がんも、Sさん
土曜日夕方に横浜を出発。
都心を避け、東名・圏央道・関越道を経て水上へ。 ほぼ全行程が高速道路なので楽はできたが、懐のダメージは大きめ…。 4時間ほどで水上の道の駅に到着し、車中泊した。 翌朝、Sさんと合流して土合駅まで移動し、駅前の広場に駐車。 土合駅からしばらく歩き、土合橋の袂から朝日岳方面の登山道に入った。 入山地点にも広い駐車場がある。敢えて駅前に駐車することもなかったか…。
06:17 入山
すぐに登山道は東黒沢を渡るので、早速遡行を開始した。 すぐ先には魚道付きの堰堤があり、魚道の側壁上を歩いて越えた。 堰堤上までは入山地点から続く左岸踏み跡が続いている。通常はこちらを使うのだろう。
堰堤を越えてしばらく進み、2m程の小滝を一つ越えると真っ白なナメが始まる。 左岸に屹立する岩壁の基部で谷は斜4m滝をかけて左へ折れ、すぐ先にはハナゲの滝斜20mが迫力のある姿を見せる。
下部は左を直登。 上部を直登するときは水流左端をへつり気味に登ることになるが、今回は水量が多いので無理せず右岸の踏み跡から上段を巻き越えた。 ハナゲの滝を越えてもナメが続く。
しばらく進むと白毛門沢の出合いに到着した。 左が白毛門沢。
ここで一度休憩を入れた。
06:53〜07:03 休憩
白毛門沢に入り、3〜4mの斜瀑二本を越えると、両岸が切り立った6m滝がかかる。 この滝は手前から右岸に取り付いて巻いた。 6m滝を過ぎると、ナメと小滝が続く。
上越らしい明るい渓相。
少々フリクションが弱いが、快適に登れて楽しい。
快適に進んでいくと、二段くの字7m滝が行く手を阻む。
下段は左を、上段は右のスラブを直登。 アクアステルスの靴を使っているSさんはスタスタ登っていったが、こちらはフェルトソールなので岩の微妙な凹凸を拾って慎重に通過した。 基本的にヌメりが少ない沢なので、アクアステルスが有利になる場面が多かったように思う。
この先もナメや滝が連続する。
右を高くへつって通過。 これ以外にもナメや斜瀑がいくつかかるが、どれも大して難しくない。 標高990mの右岸支流を見送り、6m滝を越えると、地形図にも滝マークのある15m滝がかかる。
右を直登。 最後は落ち口へトラバースするが、一歩が悪い。高度感もあって緊張した。 Sさんは軽く越えていたが、長身だからか、アクアステルス靴だからか、技術の差なのか…。
15m滝を越え、続く5m滝をヌメる滝身左を直登して越えると、タラタラのセンの三連瀑となる。
右写真:三段目のアップ
最初の5m滝は左を直登。上へ抜ける手前の一手がやや悪く、バランスと勢いで越えた。
続く斜瀑は右岸を小さく巻き、三段目の下へ。 三段目の滝は多条になっているが、左の水流は右岸支流からのもの。
今回は支流滝の左端を直登し、安定したところで支流滝の右側へ渡り、もう一段直登。 すると右手ブッシュに踏み跡が出てくる。
ここからは踏み跡をトラバースしてタラタラのセン上部へ抜けた。 全体に岩のヌメりが強く、見た目よりも難しかった。 ノーザイルで登ったが、高さもあったし良い判断ではなかったかもしれない。 タラタラのセンを越えたところで一度休憩を入れた。
8:08〜20 休憩
右写真:大ナメ滝20m
休憩地点のすぐ先には6m滝がかかる。
この滝は左岸から簡単に巻いた。 その上には20mの大ナメ滝が続く。 下部は垂壁なので左岸から小さく巻き、ナメ部分は右を直登。中盤で左に渡り、滝上へ抜けた。 すぐ上には、灌木を被った大岩が鎮座する斜8m滝がかかる。 ここはシャワーを嫌って大岩の左から巻いた。
斜8m滝を越えると長いナメになり、斜8m、斜3m滝が連続する。
簡単に越えてさらに進むと雪渓が出てきたが、上を歩いて難なく越えられた。 雪渓を越えると標高1250mの二又に到着。今回は水量の多い右又に入った。 右又に入ってすぐに6mナメ滝、4m滝が二本続く。
ここも簡単に通過した。
この先はしばらく平凡な沢が続く。 だらだらと歩き、適当なところで一度休憩を入れた。 9:10〜24 休憩
休憩後もしばらくは平凡な沢が続いたが、雪渓を二つ越えると斜6m滝を皮切りに5m前後の滝が延々と続く。 稜線近くのスラブ帯に入ったようだ。
右写真:ガスの中に突入。まだまだスラブ滝は続く。
岩が安定しているのでどんどん直登して越えていった。
標高を上げるにつれて沢地形がだんだん不明瞭になる一方、周囲のガスはどんどん濃くなり、先が見えない登攀で若干心細く感じた。 標高を200mほど上げると、水流も無くなった。
滑りやすい草付を通過する場面も多く、なかなか集中力を要する。 ついには沢地形が消え、適当に藪へ突っ込んで藪漕ぎをすること数分で、白毛門の東稜線に詰め上がった。 西へ藪尾根を登ること数分で登山道に合流し、僅かに歩くと白毛門山頂に到着。 ここで休憩とした。 10:22〜39 白毛門山頂で休憩
今回は一度も谷川岳の姿を見ていない…。 白毛門からは登山道を使って下山。
沢靴との相性が悪いのか、妙に滑りやすい道に難儀したものの、淡々と2時間ほど歩いて入山地点へ戻った。 12:47 下山
下山後は近隣の温泉に立ち寄り、近隣の喫茶店で焼きカレーを食べて解散。 道の駅でお土産を物色し、横浜へ帰った。 白毛門沢は、明るいナメ、大滝、上部のスラブ滝群と変化に富み、楽しく遡行することができました。
天気が良ければ文句なしだったんですが…。
雪国特有の草付斜面は、普段行く沢では縁が無いので扱いにちょっと難儀しました。ゴムバンド式の軽アイゼンがあったら便利だったかも。
交通費に目を瞑ればアプローチも楽な山域なので、この周辺の沢も今後の遡行候補地に加えようかしらん。
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がんも さん 初めまして
私は九州福岡市在住でハンドル名が
登るタクシードライバーと言います
あなたのブログを見て川辺川・折立谷に行きました
遡行図の素晴らしいさ!!!
勝手に私のブログにリンクしました。
機会があれば他の沢も遡行したいと思ってます。
すみませんがリンクと参考にさせて下さい。
2014/7/27(日) 午前 0:53 [ 登るタクシードライバー ]
登るタクシードライバーさん、はじめまして。
。
土日に泊まりがけで沢に行っていたので、お返事が遅くなりました。
遡行図を参考にしていただけたんですね。
絵心が無いなりに頑張った甲斐がありました。
九州は遡行記録を見かけない沢が多いですし、私の記録を僅かでも参考にしていただければ幸いです。
九州を離れてから仕事が慌ただしくなり、最近は遡行図を描き起こせていませんでした
そろそろ溜まった遡行メモを清書しないと…。
2014/7/30(水) 午前 2:08 [ がんも ]