がんもの山行記録

横浜在住、がんもの登山記録(沢登りメイン)です。

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上越・米子沢遡行

秋分の日に合わせて夏季休暇を取ることができたので、帰省のついでにいくつか山を登ることにしました。
いろいろ検討した結果、上越の米子沢〜巻機山、雨飾山、実家を挟んで瑞牆山&金峰山の三本を選定。
どの山も好天に恵まれ、秋の山を満喫することができました。
まずは1本目の米子沢の記録から。
 
 
9月20日 晴れ
参加者:がんも
 
前日夜に横浜を発ち、関越道を利用して新潟へ。
近くの道の駅での車中泊を挟み、6時ごろ巻機山登山口の桜坂駐車場に到着した。
※桜坂駐車場は有料(\500/台)。監視員が不在のときは下山後に支払うシステム。
 
駐車場で準備を済ませ、監視員詰所の向かい辺りから米子沢左岸沿いの林道に入った。
しばらく林道を進むとわかりやすい米子沢入渓地点の案内看板があり、そこから入渓した。
 
6:36 入渓
入渓地点のすぐ上流にはスリット式砂防ダムが建設されている。
イメージ 1
この地点で水流があるようだと、増水で遡行が困難になるらしい。
今回は全く水流が無く一安心。
 
 
 
 
 
砂防ダム上流もしばらく枯れた河原が続く。
まだテンションが上がらずのんびり進んでいくと、単独行の男性(Aさん)に追いつかれた。
話を聞くと、前日に入渓したものの途中の巻きで行き詰って撤退したため、再チャレンジに来たとのこと。
折角なのでペースを合わせて遡行することにした。
 
しばらく河原を歩くとやがて水流が現れ、さらに進むと最初の滝に遭遇。
ここから本格的な沢登りになるので、その前に一度休憩を入れた。
 
7:21〜31 休憩
イメージ 2イメージ 3最初に現れる5m滝(左写真)、くの字斜10m滝(右写真)。
どちらも容易に越えられる。
 
 
 
 
 
 
 
滝の上流で右岸からナメ沢が出合い、本谷はナメ滝から始まる連瀑帯となる。
イメージ 4イメージ 5左写真:連瀑帯の始まり
初っ端から右岸を巻くこともできるが、最初の滝はフリクション頼みで登ることも可能。
 
右写真:連瀑帯途中の5m滝
この滝からはやばそうな雰囲気になるので、右岸の巻き道に逃げた。
巻き道は明瞭。
 
 
連瀑帯を巻いていくと、3段40mの大滝が見えた。
イメージ 6
この滝は遠くから眺めるだけ。
忠実に巻き道を辿り、滝の落ち口へ抜けた。
 
 
 
 
 
 
 
大滝を越えると、谷は二手に分かれ両方に5m滝をかける。ここは単なるインゼルなのでどちらを登っても良い。
しばらく進んで斜4m滝、7m滝を越えると、10m滝が行く手を阻む。
イメージ 7
10m滝。
左岸から巻くこともできるが、滝の左の岩壁を直登した。
壁が立っているのと、リッジを回り込むところは見た目よりホールドが良くないので少々注意が必要。
 
 
 
 
 
この上に続く6m滝、斜10m滝を越えたところで休憩とした。
 
8:11〜26 休憩
少し進むと、左岸から咎の沢が合流し、本谷には八の字斜10m滝がかかる。
イメージ 8
この滝は中央から簡単に通過。
 
 
 
 
 
 
上流にもナメと5〜10mの滝が数本続くが、特に問題なく通過。
左岸からのガレの押し出しを通過すると、赤茶けた二段7m滝から始まる短いゴルジュになる。
イメージ 9写真:ゴルジュ入口
二段7m滝はさほど苦も無く越えたが、ゴルジュ内の斜5m滝が少々厄介だった。
Aさんによると、この斜5m滝を右岸から巻こうとして、どつぼに嵌ったとのこと。
確かに、左岸は立っているし、右岸も巻こうとすれば草付より上の樹林帯まで追い上げられそう。スラブのトラバースも考えられるが、スリップが怖い。
ちょっと思案したが、滝の左の岩溝から直登することにした。
クラックに挟まった小石に指をひっかけて体重移動しつつ、フットジャムでクラックに立ちこんでしまえば、意外にすんなりと越えることができた。
 
5m滝を越えてゴルジュを抜けると、二段17m滝がかかる。
イメージ 10
ゴルジュを抜けたこともあり、開放的で気持ちの良い滝だった。
ここは右を簡単に直登。
 
 
 
 
 
 
 
二段17m滝を越えると、しばらく平凡な渓相となる。
淡々と進み、小滝を二つ越えると、谷は左へ屈曲し斜10m滝から始まる核心の連瀑帯となる。
連瀑帯に入る前に一度休憩を入れた。
 
9:18〜29 休憩
連瀑帯に入ると、斜10m滝、5m滝×2、二段10m滝と連続する。
イメージ 11
イメージ 12イメージ 13左写真:連瀑帯入口の斜10m滝
中写真:続く5m滝
この滝は左岸支流から取付き、左上して落ち口へ抜けた。
続く5m滝も簡単に直登。
右写真:二段10m滝
この滝は右の岩壁沿いを直登。
見た目より簡単。
 
二段10m滝の上で一度滝は途切れるが、すぐにCS二段5m滝、大釜を持つ二段8m滝と続く。
イメージ 14イメージ 15
左写真:CS二段5m
下段は右岸の岩棚から巻き、上段は右手を直登。
右写真:二段8m
右の岩壁を直登。階段状で簡単。
 
 
 
 
 
さらに上流でゴルジュは狭まり、7m滝が続く。
イメージ 16この滝は直登も可能だが、結構難しそう。
左岸草付の明瞭な巻き道を辿って越えた。
 
 
 
 
 
 
 
7m滝を越えるとゴルジュは幅が広がり、難所を越えた感が出てくる。
小滝を越えていくと、多条5m滝に続いて二条20m滝、二段15m滝が連続してかかる。
イメージ 17
イメージ 18左写真:二条20m
右のリッジから直登。
右写真:二段15m
この滝は左の凹角から右岸を小さく巻いた。
落ち口に抜ける部分がやや悪い。
 
 
 
 
二段15m滝を越えるとゴルジュは終了。
ここで休憩を入れた。
 
10:25〜47 休憩
この先は急なナメが続く。
しばらく進むと多段多条15m滝、さらに5〜10mの斜瀑が連続する。
イメージ 19イメージ 20
左写真:多段多条15m
左を小さく巻いたが、見た目より難しい。難所を越えても油断大敵だ。
右写真:続く斜瀑
この辺りは特に問題にならない。
 
 
 
 
 
斜瀑を越えると、いよいよ有名な大ナメに到達した。
イメージ 21イメージ 22イメージ 23
明るく開けた谷にナメが続き、滔々と流れる水と青空、辺りの草原が織りなす情景は見事と言う他ない。
振り返ると上越の山並みが望めるのも素晴らしい。
 
 
 
このナメはかなり滑りやすく、転倒するとどこまで滑り落ちるかわからないので、楽しみつつ慎重に登って行った。
しばらく登っていくと、二段6mの滝が現れて大ナメは終了する。
イメージ 24ナメの終わりの二段6m滝。
この先も5m以下の滝と短いナメが連続するが、それほど困難なところは無い。
 
 
 
 
 
 
 
やがて、標高1730mの二又に到着した。
右又は巻機山山頂に詰め上がるが、植生保護のため立ち入り禁止となっており、合流点にロープが張ってある。
ここで昼食のため長めの休憩を入れた。
 
12:01〜27 休憩
ここからは左又に入り、小川状の流れを辿る。
しばらく進むと、谷が右に屈曲するところで登山道の水場らしきところに到着したので、遡行を打ち切って右岸斜面から登山道に抜けた。
 
12:42 登山道
すぐに近くの避難小屋へ向かい、荷物をデポして巻機山山頂へ向かった。
イメージ 25イメージ 26
稜線上は笹原土地等が広がり、穏やかで気持ちが良い。
 
百名山の看板はなぜか最高地点より200mほど西にあった。
ひとまず最高地点まで向かい、周りの山々の展望や秋の花々を楽しんだところで山頂を後にした。
 
 
13:46〜58 避難小屋へ戻って休憩
ここからは登山道を利用して入山地点を目指した。
イメージ 27
稜線上から振り返った巻機山。
穏やかな山容の良い山だった。
 
 
 
 
 
登山道には、特に問題になるところはない。
Aさんと話が盛り上がって疲れをあまり感じなかったので、休憩を入れず一気に入山地点へ戻った。
 
16:02 下山
下山後Aさんに今後の日程を伺ったところ、公共交通利用で高崎まで移動し、翌日は妙義山に登るとのこと。
こちらは雨飾山方面へ向かうので、途中の六日町駅まではこちらの車に同乗してもらった。
駅でAさんを見送り、近くの温泉に立ち寄ってから、翌日の雨飾山へ向けてこちらも移動を開始した。
 
〜以降、雨飾山の記録へ〜
 
 
 
米子沢は、噂どおり滝も多いしナメも見事だし、素晴らしい谷でした。
今回は天候に恵まれたこと、初秋で時期も良かったことから、かなり好印象です。
ただし、岩が滑りやすく過去にも事故が多発していることから、慎重な行動は要求されるかと。
 
前回の水長沢遡行時にラバーソールの沢靴(K社の新型モデル)が壊れてしまいました。
作りが甘い製品を引いただけだと思いますが、購入後数回の遡行で靴底が剥がれてくるのは、ちょっとね…。
修理から帰ってきたら、またしばらく使って様子を見ようかと思います。
 
そんなわけで、今回はフェルト靴で遡行しています。
ラバーソールなら、乾いた岩で苦戦する場面はもっと減ったはず。その分ヌメった岩で苦戦した可能性はありますが。

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