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仕事が慌ただしくなり、更新を半年ほどサボっていました。
沢には行っていたものの、平日に推敲する時間がなく…。
とりあえず、サボっていた間に行った沢を紹介しておきます。
写真や遡行図はとってあるものの、記憶も薄れてきたし、詳細な記録はどうしようかしら…。
〜2014年〜
10月25〜26日 岩手・焼石連峰の尿前(しとまえ)沢
職場のSさん&Tさんと同行。
大ナメが見事な沢と聞いてホイホイついていったが、大苦戦。
特に途中の15m滝、30m滝、夫婦滝25mは難しかった。
最難関の夫婦滝は、右岸スラブからの大高巻きを選択したが、転倒したらそのまま滑落しそうなのにビレイポイントが取れず、相当に怖い思いをした。
3級上〜4級くらいか。ここ数年では最も厳しかった。
詰め上がり〜焼け石岳山頂は風景が良く好印象だった。
11月16日 西丹沢 雷木沢
西丹沢の短い沢。
中盤に20mくらいの滝があるが、全体にそれほど難しくはない。
11月30日 表丹沢・葛葉川
5m以下の小滝がたくさんかかる。
殆どが直登できて楽しい。
練習にも良い沢だと思う。
12月14日 東丹沢・桶小屋沢
東丹沢の本間ノ頭(標高1344.9m)の東から流れる沢。
地形図上は金山沢となっている。
小滝がポツポツ有る程度で沢としての面白味は微妙。
下山に使った本間ノ頭から塩水橋に伸びる尾根は、巨木が点在して雰囲気が良かった。
12月27日 湯河原・新崎川
幕山公園から入山したが、林道歩きが長い。
序盤に滝があるものの、その後は単調な沢となる。
飽きたので途中で切り上げ、幕山に登ってお茶を濁した。
12月28日 安倍奥・布沢
安倍川支流の中河内川に、奥池ヶ谷集落付近で右岸から合流する沢。
上流にある布沢滝25mに興味を惹かれて遡行した。
奥池ヶ谷集落の少し下流側に車を停め、中河内川沿いを1㎞ほど歩いて入山。
中盤には小滝がぽつぽつかかるが、難しくはない。
布沢滝はなかなか立派な滝だった。巻きは右岸だが、ザレていてかなり悪い。
上流にも小滝があるものの、それほど面白くもないので途中で打ち切り、右岸尾根を辿って(要読図)下山した。
〜2015年〜
1月4日 湯河原・藤木川
新崎川に納得がいかず、隣の藤木川も様子を見てみた。
椿ライン沿いの天照神社前に車を停め、遊歩道を歩いて標高380m二又へ下降し、左又を遡行。
標高485m二又を左へ、標高600m二又を右へ進んだが、ここまで滝は一切ない。
600m二又からしばらく歩くと5〜10mの滝が4本かかるが、後半の滝は意外と難しかった。
その後は水が枯れるので適当なところで椿ラインへ詰め上がったが、最後は藪で難儀した。
遡行価値はほとんどない。
ワサビがたくさん生えていたのが唯一の良いところだが、採って良いのか確認はしていない。
1月12日 表丹沢・皆瀬川谷戸入沢左又
短い沢だが、切れ目なく5〜10m程度の滝が続く。
巻きはザレていて渋く、なかなかの登りごたえだった。
下山は上部の林道を辿って大野山方面に抜け、大野山から高杉集落に降りたのち、高杉集落から皆瀬川に至る杣道を辿った。
上部の林道は工事中なので通行には注意が必要。
高杉集落から皆瀬川に降りる道は、地形図に点線があるものの廃道に近く、取付き地点は非常にわかりにくい。
2月14日 西丹沢・ボウズクリ沢
ボウズクリの滝25mのほか、5〜10mの滝が続く。
寒いからかラバーソールのフリクションが効きづらく、冬場の鈍りもあってなかなか苦戦した。
源頭まで詰め上がらず、滝場が終わる標高530m付近で遡行を打ち切った。
右岸斜面をトラバースして尾根に取付き、尾根を下って不老山への登山道に合流するルートを取ったところ、小一時間で下山できた。
時間が無い時にはこのルートが良いのでは。
2月21日 表丹沢・前大沢
ボウズクリ沢で鈍りを感じたため、表丹沢の短い沢へ練習に行った。
一つ目の堰堤を越えた先の6m滝は左を直登したが、なかなか難しく上部は残置ロープを使って越えた。
この滝で懸垂下降&登攀の練習をしたので、何となく勘を取り戻せた気がする。
しばらく遡行するとスラブと小滝が切れ目なく続くので、こちらも良い練習になった。
遡行時間は2時間程度、下山も30分程度と非常に短い沢だが、冬場のゲレンデとしては十分か。
3月15日 表丹沢・小草平沢
やはり冬場の練習として、短い沢を選択。
全ての滝を直登した。
基本的にそれほど難しくはないが、標高740m支流の先の6m滝は上部の1ムーブが難しく若干緊張した。
3月28日 表丹沢・源次郎沢
暖かくなってきたので、久しぶりにそこそこの規模の沢へ。
HALUのMさん、Tさんをお誘いし、久しぶりに複数名での遡行となった。
単独では直登が厳しそうな二条10m(F5)、三段12m(F6)、CS10m(F10)の三本ではリードをさせてもらい、実戦でのザイルワークの確認ができた。
※Fナンバーは現地の看板に準拠
詰め上がりの赤岩付近も景色が良くて好印象。
沢のシーズンインにあたり、良いスタートが切れたように思う。
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ひょんなことから福島百名山・日中飯森山の沢まで足を運ぶことになりました。
この辺りの山域は知識に乏しく、あまりイメージができなかったのですが、要所要所に難所を交えつつも全体に穏やかな雰囲気で、秋ののんびりした沢歩きを楽しむことができました。 ※大桧沢は登山道としてエアリアマップ等には載っているそうですが、内容としては沢登りと言って問題ないかと…。 -------------------------------------------------------------------------------------------- 10月4〜5日
参加者:がんも、Tさん 台風の影響から週末の天候が読めず、モヤモヤとしていた木曜昼に、水長沢でご一緒したTさんから連絡が。 話を聞くと、土日が暇なら福島県の沢に一泊二日で行かないか、とのこと。 全く知らない沢だったが、webで簡単に調べたところ登山道がすぐ横を通っており、喜多方市のイベントで「沢開き」も開催されるようなところらしい。 遡行価値、距離を考慮するとちょっと気が引けたが、他に具体的な候補もないし、ちょっと遠出をするのも悪くなかろうとの判断で、同行させてもらうことにした。
横浜発では会津まで行くのは遠すぎるため、金曜早朝に車を都心のコインパーキングまで移動しておき、定時になり次第職場を離れてTさんと合流→車で福島へ。
夜のうちに喜多方市まで進み、道の駅で仮眠をとった。 翌朝起床すると、あいにくの小雨模様。
しばらく道の駅で様子を見ていたが、しばらくすると雨があがったので、入山地点の国道121号大峠トンネルへ向かった。
トンネル手前の広い駐車スペースに車を停めて、すぐそばの登山道の案内看板に従って入山した。
【10月4日】 曇りのち雨
7:53 入山
入山地点の案内看板。
※二枚目は拡大版
一般登山者でも歩けそうな表記だが…。
すぐに右岸から出合う飯森沢を見送り、しばらく登山道を辿ったが、一度渡渉すると分かりにくくなってしまい、早々に沢歩きに切り替えた。
しばらくは平凡な渓相が続く。
途中のゴーロ帯を空身で越える場面があったくらいか。
登山道を示す赤ペンキは散見されるが、明瞭な道があるわけではないようだ。
岩質は礫岩〜砂岩系で、濡れたところはヌメリが強い。試していないが、ラバーソールよりフェルトの方が歩きやすいように感じた。
案内図にあるウダ滝だろう。
ウダ滝から先は滝場が続くとのことなので、遡行が本格化する前に休憩を入れた。
9:23〜43 休憩
ウダ滝を過ぎてすぐのCS3m滝を越え、上流のゴーロ帯を過ぎると、ミカワ滝がかかる。
右岸手前に残置ロープがあり、それに沿って巻き越えた。
一応この巻き道が登山道と言うことになるのだろうか。人気のある沢の巻き道の方がしっかりしているのだが…。
ミカワ滝を越え、二条2mの斜瀑を越えると、ゴルジュに大岩が挟まっている。
どうやらアダチ二段滝に到着したようだ。
大岩は右の水流沿いから越えると、アダチ二段滝の直下に出た。
アダチ二段滝だが、二段と言うより二条では…。
さっき越えた大岩までカウントするのだろうか。
大岩すぐ上の右岸壁を登り、巻き道に合流して上流へ抜けた。
取付き部分は若干バランスを要する。
アダチ二段滝を越えると再び平凡な渓相となる。
しばらく歩くと徐々に沢はゴーロになり、やがて右岸壁からかかる滝が見えてきた。
案内図にあった糸滝だろう。
糸滝は水量が少なく、まさに「糸」。
この滝より上流は道が悪いので、喜多方市の沢開きの際には、自信がない人はここで引き返すのだとか。
この先は再び滝場となるようなので、糸滝の下で休憩を入れた。
10:29〜49 休憩
糸滝上流にもゴーロがしばらく続く。
ゴーロを抜けると、「四条四段の滝」に到着した。
「四条四段の滝」というものの、一つの滝ではなく連瀑帯を総称してこう呼んでいるようだ。
連瀑帯の入り口から右岸に巻き道がついているが、最初のCS4m滝は右を直登できそうに見えたので、ちょっと頑張って登ってみることにした。
取付きは微妙なホールドとスタンスしかなく、バランスを要する。
かなり苦労して突破し、安定したバンドに上がるも、落ち口に続く岩がヌメヌメ…。
行き詰ったかと思ったが、右上を見ると岩壁が階段状になっていたので、ここを直上し、強引なモンキークライムから灌木帯に入って巻き越えた。
CS4m滝を越えると二条10m滝が続く。
CS4m滝で相当な苦労をしたので、ここからはおとなしく巻き道を使った。
CS4m滝落ち口すぐ横から右岸に上がり、不明瞭な巻き道を辿って上流へ。
二条10m滝上に続く4m滝も併せて巻き、谷へ戻った。
すぐ上流には細長い釜を持つCS二段10m滝が続く。
上部で大岩を回り込んで越えるところは若干高度感があるものの、残置ロープもあるし難しくはない。
この先も滝はポツポツとかかるが、難しいところはない。
しばらく進んだところで休憩とした。
11:47〜12:09 休憩
休憩後も滝やゴーロが少々あるものの、それほど苦労せず進んだ。
しばらく進むと、大桧沢本谷最大の滝である黒滝が姿を見せた。
黒滝は名のとおり黒光りする岩壁が目立つ。
左を直登することも可能らしいが、ヌメって苦労しそうだし、登攀する気にならず右岸のルンゼから高巻いた。
上流には5m前後の滝がいくつか続くようだが、全てまとめて巻いてしまった。
黒滝を過ぎると、僅かな距離で次の滝場に入る。
最初の5m滝は左の岩の上を歩いて通過。
この上にもCS滝が続くが簡単。
CS滝を過ぎると谷は左に曲がり、大桧沢の難所「熊滝」が行く手を阻んだ。
熊滝は大岩が積み重なった多段の滝。
側壁は高く巻くのは困難で、直登以外に手はない。
ショルダーで登るのが楽そうだったが、今回は残置ロープのある右壁からの単身突破に挑戦した。
まずはTさんが釜をへつってバンドに乗ろうとしたが、あえなく落水。
こちらの番になったが、釜に落ちて寒い思いはしたくない。
空身になって釜の上流から回り込み、バンドに直接上がることにした。
バンドの細かいホールドに指先をひっかけ、スメアリングで立ち上がる。
右手を強引にひきつけ、半ばジャンプするようにして左手で上部の岩を掴んだ。
一瞬左手一本でぶら下がる形になったが、岩角に膝を押し付けてバランスを取り、右手のプッシュと合わせてバンド上に上がることができた。
Tさんも空身になって登ってきたが、自分とは違い柔軟性が高いので、スメアリングから右足をバンドまで上げて、脚力を使って突破していた。
どちらの登り方にせよ、一人で登るのはなかなか難しかった。
熊滝を越えると、すぐに「哺乳ツクシ」。
左岸に鎖付きの巻き道があると聞いていたので油断していたが、ここが一番怖かった。
周囲は垂直な岩壁で、遠目に見たところ巻きも直登も絶望的。
とりあえず滝に近づくと、手前のリッジ裏側に鎖が付けられていた。
これで一安心だと思いリッジを登ったが、リッジ上の草付斜面が急なザレ斜面で安定して立てないレベル。
一歩間違えば滑落してしまう場所だけに緊張したが、鎖をフル活用して数メートル登ると安定したトラバース道に入ることができた。
最後は鎖伝いに急な斜面を下りて谷に戻った。
ここまでの滝は、それらしい名前で違和感はなかったのだが、「哺乳ツクシ」は由来がわからない。
少なくとも我々は熊滝、哺乳ツクシの通過で体力をツクシた感はあったので、この上で休憩を入れた。
13:47〜14:06 休憩
哺乳ツクシを越えると沢は急に雰囲気が変わり、殆ど勾配がない平流となる。
ところどころナメや淵や現れるが、基本的には真っ平。
いきなりの変化に戸惑うが、難所を越えた後の穏やかな雰囲気は悪くない。
しばらく歩くと標高1350mの二又に到着。
中間の尾根に付けられた踏み跡を辿ると、整備された広いテン場に到着した。
沢開きの時にはここで大人数で宿泊するのだろう。
我々も、ここで初日の行動を打ち切った。
テン場手前から時折小雨がぱらつくようになったが、幸い本降りにはならなかった。
焚火で暖を取りつつ夕食を済ませ、20時ごろには就寝した。
【10月5日】 曇りのち雨
5時半ごろ起床し、焚火を復活させて朝食を済ませ、体が温まったところで出発した。
7:38 出発
標高1350mの二又からは、左又に入って飯森山山頂を目指した。
この先には大きな滝こそないが、ヌメった2〜3mのナメ滝がいくつもかかる。
「風呂屋横丁」と言うそうだ。
夏なら入浴もありだろうが、この時期に朝からは辛い。慎重に通過していった。
しばらく登ると標高1440mの二又に到着。
左又は「マヨネーズ沢」と言うそうだ。
東北の言葉で「迷ってはいけない」をこう言うのだろう。根拠はないが。
マヨネーズ沢を見送り右又を進むと、僅かな距離で水流が途切れた。
周りは酷い藪だが、沢沿いだけは登山道だからか切り開かれていて歩きやすい。
最後は踏み跡に従って稜線上へ抜け、そこから僅かな登りで飯森山山頂に到着した。
9:01〜21 飯森山山頂
飯森山山頂はガスっていて展望なし。晴れていれば磐梯山などが望めるはずなのだが。
三角点と看板の残骸だけが残っていた。
飯森山山頂からはしばらく登山道を歩き、適当なところから飯森沢に下降することにしていた。
下る沢は具体的に決めていなかったが、歩行距離その他から飯森山南西の1472m標高点南側から南東へまっすぐ降りる沢を選択。
しばらく登山道を歩き、水芭蕉の生えた湿地を越えたところで、左手の藪から沢筋を目指して下降を開始した
9:44 下降開始
稜線付近は濃厚な笹薮で、なかなか思ったように進めない。
地形も起伏が小さく現在地が把握しにくかったが、コンパスと勘を頼りにしばらく進むと、それらしき沢に入ることができた。
沢に入ってしまえば下るだけ。
枯れ沢で滝もなく下降は難しくなかったが、岩が大桧沢よりさらに滑りやすく難儀した。
しばらく降りると左岸から水流のある沢(湧水かも)が出合ったので、一度休憩を入れた。
10:35〜50 休憩
この先もしばらくは単調な沢下りが続く。
飯森沢本谷が近づくと勾配がきつくなり、二段5m滝、CS3m滝×2本と続き、最後に10m程の立派な滝がかかる。
左:二段5m滝
右:10m滝
二段5m滝は左岸を、10m滝は右岸を巻いた。
10m滝を越えるとすぐに飯森沢本流に到着した。
11:25 飯森沢
飯森沢本流は滝もなく、単調な河原歩きが続く。
スリップにさえ気を付ければ問題ない。
標高820m支流出合で一度休憩を入れつつ、大桧沢出合を経て入山地点へ戻った。
12:57 下山
下山後は近くの熱塩温泉に立ち寄った後、喜多方ラーメンを食べてから横浜へ戻った。
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大桧沢・飯森沢は、基本的にはそれほど難しくもなく、のんびりとした沢歩きが楽しめました。
哺乳ツクシだけは通過が厳しく、鎖が無いと相当辛かったのではないかと思いますが。
少なくとも、登山道と言うカテゴリーには含まれないような気が…。
面白さと言う点では及第点、 あまり行かない山域の新鮮味を加えれば、概ね満足の行く山行でした。
天気さえ良ければ紅葉も楽しめただろうに、生憎の曇り〜雨となったことだけが少し残念です。
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実家から関東に戻る途中に、瑞牆山・金峰山を一泊二日で登ってきました。
通常、この二山をセットで登るときは富士見平からのピストン×2回になると思いますが、それでは芸がないのでちょっと工夫してみました。
所要時間の読み違いでぐだぐだになった部分もありますが、好天に助けられて気分は悪くなかったので良しとしましょうか。
9月23〜24日
参加者:がんも
【初日】 晴れ
22日に実家を出発し、飛騨高山観光等を絡めてその日のうちに山梨県内へ。
瑞牆山の近くのダム公園で車中泊し、翌朝瑞牆山荘の登山口へ向かった。
山荘から少し林道を進んだところにある駐車場に車を置いて出発した。
5:29 入山
さすがに連日の登山+ドライブの疲れが出てきており、一泊分の荷物も重いので調子が上がらない。
先は長いし日程に余裕も見てあるので、のんびり富士見平へ向かった。
6:14〜22 富士見平小屋で休憩
通常は、ここに幕営装備をデポして瑞牆山か金峰山へ向かうのが良いのだろう。
だが、駐車場まで1時間もかからない場所で幕営するのは気が乗らないし、ピストン×2では高低差があって膝へのダメージも残りそうだと常々考えていた。
そこで今回は、瑞牆山へ登った後、登山道の無い東稜線を辿って小川山方面への縦走路へ抜け、大日小屋で幕営し、翌朝金峰山へピストンをかけてから下山するという計画にした。
さっそく小屋で幕営の手続きを済ませたが、大日小屋で幕営するというと、住環境の悪さ等を理由に富士見平で停まることを強く勧められた。
上記の行程を踏まえて相手の提案は断らせてもらったが、何となくスタッフの方々が嫌そうな雰囲気を醸し出していたのが気になった…。管理の手間がかかるからだろうか。
頭を切り替え、まずは瑞牆山の山頂を目指した。
木々の隙間から瑞牆山の姿が見え、この先の行程に期待が持てる。
しばらく進むと登山道はいったん沢に降りる。
ここからが本格的な登りの始まりだ。
どうしてこうなったのか…。
この先は沢沿いの急登が続く。
予想外に展望が悪く(雨飾山の展望から期待値を上げすぎただけ?)気持ちが乗ってこない。
なかなか辛い登りだった。
しばらく登ると、瑞牆山手前の岩塔の足元に到着した。
見上げるとなかなかの迫力だ。
この辺りからようやく展望も良くなり、気持ちが楽になってくる。
しばらく歩くと、瑞牆山の山頂に到着した。
7:49〜8:19 瑞牆山山頂で休憩
金峰山方面は若干雲が出始めていたが、まだしばらくは天気も安定しそうで一安心。
ちょうど雲がかかって険しい山容に見え、若干先行きが不安になった。
休憩後、東稜線へ踏み込んだ。
この下を潜って東稜線に取付いた。
稜線上は岩場が続きとても歩けそうにないが、北側斜面のシャクナゲの藪には踏み跡と赤テープがある。
ところどころ不明瞭になるが、迷うほどのものではないし、藪も大したことはない。さらにはアップダウンも少ないので、予想よりもずっといいペースで進むことができた。
地表一面を覆うほどに苔が繁茂したところも多く、独特な雰囲気だ。
一時間ほどの尾根歩きで、小川山から続く登山道に合流した。
合流地点には標識が置いてあった(右写真)ので、逆行するときの目印になろう。
登山道に出て少し進んだところで一度休憩を入れた。
9:25〜32 休憩
予想以上に瑞牆山東稜線があっさり終わってしまい、時間に余裕が出てきた。
翌日から天気が下り坂であることも踏まえ、この日のうちに金峰山の山頂を踏んでしまうことにした。
いったん八丁平に向かって下り、登山道の分岐を過ぎてから大日岩に向かって登る。
大日岩までの登りが意外と長くて辛かった。
10:24〜47 大日岩で休憩
大日岩は巨大な岩塊で、上に登ると展望もなかなか良い。
瑞牆山から続く東稜線を振り返ることができた。
大日岩に幕営用具をデポし、金峰山へのピストンに取りかかった。
最初は樹林帯の長い登りでなかなかきついが、しばらく進むと森林限界を越える。
金峰山山頂まで気持ちの良い稜線歩きを楽しむことができた。
小休止を挟みながら登ることしばらくで、滔々金峰山山頂に到着した。
12:10〜48 金峰山山頂で休憩
頑張れば上まで行けるとのことだったが、バンドをトラバースしてからの最後の一登りが怖くて断念。技術的には行けたと思うが…。
山頂からは登山道を戻り、まずは大日岩へ。
13:38〜46 大日岩で荷物回収
大日岩から僅かな距離で、幕営予定地の大日小屋に到着した。
14:02 大日小屋
時間的には余裕で下山できるが、幕営料を払った手前、帰るのも忍びない。
秋晴れの山でだらだらするのも悪くないだろうとの判断から、早めに設営してのんびり過ごすことにした。
テントを立ててからは外で酒を飲みつつのんびりしていた。
大日小屋も見に行ったが、中はボロボロで備え付けの毛布も余り状態が良くなかった。
トイレは使用を躊躇するほどで、確かに宿泊には適さないようだ。
水場は普段の沢の水と同様で、違和感は覚えなかったが、鹿が結構いるようなので汚染への警戒は必要だろう。
翌日は平日ということもあり、自分以外に幕営する登山者はおらず、静かな山の夜を過ごすことができた。
【二日目】 晴れ
翌朝は4時過ぎに目が覚めた。
もう下山するだけなので急ぐ意味は無いのだが、長く滞在する意味も無いので、さっさと食事を済ませて下山を開始した。
6:10 下山開始
30分ほど歩くと、富士見平小屋に到着した。
いくら何でも小屋の感覚が狭すぎる気がするが…。
6:42〜51 富士見平で休憩
ここからは往路を戻るだけ。
初日の登りはしんどかったが、この日は山でぐっすり寝た後だからか調子が良く、すんなりと駐車場にたどり着くことができた。
7:13 駐車場に下山
行っても詮無きことではあるが、やはり富士見平から駐車場まで近すぎる気がする。
下山時間が早すぎて温泉も空いていないし、山梨を観光する気にもならなかったので、このまままっすぐ横浜に帰った。
藪尾根を使って瑞牆山と金峰山を繋げて登る発想自体は悪くなかったと思いますが、時間配分と幕営地の配置が合いませんでした。何と言うか、不要な山中泊をしてしまったような気が…。
基本に従いピストン×2にするか、軽い荷物で日帰りするのが正着なんでしょうね。
天候に恵まれ、気持ちの良い稜線歩きができたので、全体として納得はしているんですが、どうにも違和感がぬぐえない。
山にいる間だけ晴天が続くという、これ以上は無いタイミングで3本4座の遠征登山を終えることができたのは幸運でした。
これ以降は日も短くなるので、近場の奥多摩・丹沢に重心を移していこうかと思います。
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先日の夏季休暇で、米子沢を遡行した翌日に上越の雨飾山へ登りました。
帰省ルート沿線でアプローチが楽な百名山と言うことで立ち寄ったのですが、好天に恵まれこちらも楽しく登ることができました。
9月21日 晴れ
参加者:がんも
米子沢遡行の後、六日町から車で西北西に移動し、海沿いの道の駅で車中泊。
翌朝、再び車を小一時間走らせて、糸魚川から雨飾温泉へ向かった。
雨飾温泉までは結構な長さの細い林道を辿る必要がある。さすが秘湯と言ったところか。
温泉の駐車場に車を停め、案内看板に従って入山した。
5:52 入山
初っ端から結構な急登が続き、朝一には辛い。
黙々と登ると、左手の山肌の見事な岩壁が望めるようになる。
少々展望があって気持ちは良いが、延々登るのでやはり辛い。
途中に短い休憩を挟みつつ一時間半ほど登ると、道は山腹を左へトラバースするようになる。
この辺りは小さな湿地が点在している。春には水芭蕉も見られるようだ。
トラバースが終わると再び急登が始まる。
ここも黙々と登るだけだが、振り返ると海まで見渡すことができる。
気分は悪くない。
30分ほどで急登を越え、なだらかな尾根に出た。
長野県側からの登山道分岐を過ぎると、突然視界が開け、笹原の向こうに雨飾山山頂の姿が。
なかなかドラマチックな展開だ。
シチュエーションが良いので最後の50m程の登りも苦にならない。
景色を楽しみながら、雨飾山山頂に到着した。
8:07〜57 雨飾山山頂で休憩
戸隠の山の隙間から富士山のような影がうっすら見えたが、よくよく調べてみたところ八ヶ岳の赤岳だったようだ。
さすがに2000m弱の日本海側の山からでは、富士山まで見通すのは無理か…。
北を向けば日本海。
秋晴れの下、360度の展望を満喫できたのは幸いだった。
休憩後は往路を戻った。
二日連続の登山で疲れていたため、夏季休暇後半の瑞牆山・金峰山も考慮してのんびりと歩き、2時間ほどで雨飾温泉に到着した。
10:56 下山
下山後は温泉で汗を流し、名物のラーメンを堪能してから実家のある富山県へ向かった。
実家で一晩休んで英気を養い、翌日から高山観光などを挟みつつ山梨県へ向かって移動を開始した。
〜以降、瑞牆山・金峰山の記録へ〜
雨飾山は一般登山道から登ったのでさしたる困難もありませんでした。
天候に恵まれて展望を満喫できたため、印象はすこぶる良いです。
この夏は全国的に荒れ模様でしたが、良いタイミングで登れてラッキーでした。
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秋分の日に合わせて夏季休暇を取ることができたので、帰省のついでにいくつか山を登ることにしました。
いろいろ検討した結果、上越の米子沢〜巻機山、雨飾山、実家を挟んで瑞牆山&金峰山の三本を選定。
どの山も好天に恵まれ、秋の山を満喫することができました。
まずは1本目の米子沢の記録から。
9月20日 晴れ
参加者:がんも
前日夜に横浜を発ち、関越道を利用して新潟へ。
近くの道の駅での車中泊を挟み、6時ごろ巻機山登山口の桜坂駐車場に到着した。
※桜坂駐車場は有料(\500/台)。監視員が不在のときは下山後に支払うシステム。
駐車場で準備を済ませ、監視員詰所の向かい辺りから米子沢左岸沿いの林道に入った。
しばらく林道を進むとわかりやすい米子沢入渓地点の案内看板があり、そこから入渓した。
6:36 入渓
入渓地点のすぐ上流にはスリット式砂防ダムが建設されている。
この地点で水流があるようだと、増水で遡行が困難になるらしい。
今回は全く水流が無く一安心。
砂防ダム上流もしばらく枯れた河原が続く。
まだテンションが上がらずのんびり進んでいくと、単独行の男性(Aさん)に追いつかれた。
話を聞くと、前日に入渓したものの途中の巻きで行き詰って撤退したため、再チャレンジに来たとのこと。
折角なのでペースを合わせて遡行することにした。
しばらく河原を歩くとやがて水流が現れ、さらに進むと最初の滝に遭遇。
ここから本格的な沢登りになるので、その前に一度休憩を入れた。
7:21〜31 休憩
どちらも容易に越えられる。
滝の上流で右岸からナメ沢が出合い、本谷はナメ滝から始まる連瀑帯となる。
初っ端から右岸を巻くこともできるが、最初の滝はフリクション頼みで登ることも可能。
右写真:連瀑帯途中の5m滝
この滝からはやばそうな雰囲気になるので、右岸の巻き道に逃げた。
巻き道は明瞭。
連瀑帯を巻いていくと、3段40mの大滝が見えた。
この滝は遠くから眺めるだけ。
忠実に巻き道を辿り、滝の落ち口へ抜けた。
大滝を越えると、谷は二手に分かれ両方に5m滝をかける。ここは単なるインゼルなのでどちらを登っても良い。
しばらく進んで斜4m滝、7m滝を越えると、10m滝が行く手を阻む。
10m滝。
左岸から巻くこともできるが、滝の左の岩壁を直登した。
壁が立っているのと、リッジを回り込むところは見た目よりホールドが良くないので少々注意が必要。
この上に続く6m滝、斜10m滝を越えたところで休憩とした。
8:11〜26 休憩
少し進むと、左岸から咎の沢が合流し、本谷には八の字斜10m滝がかかる。
この滝は中央から簡単に通過。
上流にもナメと5〜10mの滝が数本続くが、特に問題なく通過。
左岸からのガレの押し出しを通過すると、赤茶けた二段7m滝から始まる短いゴルジュになる。
二段7m滝はさほど苦も無く越えたが、ゴルジュ内の斜5m滝が少々厄介だった。
Aさんによると、この斜5m滝を右岸から巻こうとして、どつぼに嵌ったとのこと。
確かに、左岸は立っているし、右岸も巻こうとすれば草付より上の樹林帯まで追い上げられそう。スラブのトラバースも考えられるが、スリップが怖い。
ちょっと思案したが、滝の左の岩溝から直登することにした。
クラックに挟まった小石に指をひっかけて体重移動しつつ、フットジャムでクラックに立ちこんでしまえば、意外にすんなりと越えることができた。
5m滝を越えてゴルジュを抜けると、二段17m滝がかかる。
ゴルジュを抜けたこともあり、開放的で気持ちの良い滝だった。
ここは右を簡単に直登。
二段17m滝を越えると、しばらく平凡な渓相となる。
淡々と進み、小滝を二つ越えると、谷は左へ屈曲し斜10m滝から始まる核心の連瀑帯となる。
連瀑帯に入る前に一度休憩を入れた。
9:18〜29 休憩
連瀑帯に入ると、斜10m滝、5m滝×2、二段10m滝と連続する。
中写真:続く5m滝
この滝は左岸支流から取付き、左上して落ち口へ抜けた。
続く5m滝も簡単に直登。
右写真:二段10m滝
この滝は右の岩壁沿いを直登。
見た目より簡単。
二段10m滝の上で一度滝は途切れるが、すぐにCS二段5m滝、大釜を持つ二段8m滝と続く。
左写真:CS二段5m
下段は右岸の岩棚から巻き、上段は右手を直登。
右写真:二段8m
右の岩壁を直登。階段状で簡単。
さらに上流でゴルジュは狭まり、7m滝が続く。
左岸草付の明瞭な巻き道を辿って越えた。
7m滝を越えるとゴルジュは幅が広がり、難所を越えた感が出てくる。
小滝を越えていくと、多条5m滝に続いて二条20m滝、二段15m滝が連続してかかる。
右のリッジから直登。
右写真:二段15m
この滝は左の凹角から右岸を小さく巻いた。
落ち口に抜ける部分がやや悪い。
二段15m滝を越えるとゴルジュは終了。
ここで休憩を入れた。
10:25〜47 休憩
この先は急なナメが続く。
しばらく進むと多段多条15m滝、さらに5〜10mの斜瀑が連続する。
左写真:多段多条15m
左を小さく巻いたが、見た目より難しい。難所を越えても油断大敵だ。
右写真:続く斜瀑
この辺りは特に問題にならない。
斜瀑を越えると、いよいよ有名な大ナメに到達した。
明るく開けた谷にナメが続き、滔々と流れる水と青空、辺りの草原が織りなす情景は見事と言う他ない。
振り返ると上越の山並みが望めるのも素晴らしい。
このナメはかなり滑りやすく、転倒するとどこまで滑り落ちるかわからないので、楽しみつつ慎重に登って行った。
しばらく登っていくと、二段6mの滝が現れて大ナメは終了する。
この先も5m以下の滝と短いナメが連続するが、それほど困難なところは無い。
やがて、標高1730mの二又に到着した。
右又は巻機山山頂に詰め上がるが、植生保護のため立ち入り禁止となっており、合流点にロープが張ってある。
ここで昼食のため長めの休憩を入れた。
12:01〜27 休憩
ここからは左又に入り、小川状の流れを辿る。
しばらく進むと、谷が右に屈曲するところで登山道の水場らしきところに到着したので、遡行を打ち切って右岸斜面から登山道に抜けた。
12:42 登山道
すぐに近くの避難小屋へ向かい、荷物をデポして巻機山山頂へ向かった。
稜線上は笹原土地等が広がり、穏やかで気持ちが良い。
百名山の看板はなぜか最高地点より200mほど西にあった。
ひとまず最高地点まで向かい、周りの山々の展望や秋の花々を楽しんだところで山頂を後にした。
13:46〜58 避難小屋へ戻って休憩
ここからは登山道を利用して入山地点を目指した。
稜線上から振り返った巻機山。
穏やかな山容の良い山だった。
登山道には、特に問題になるところはない。
Aさんと話が盛り上がって疲れをあまり感じなかったので、休憩を入れず一気に入山地点へ戻った。
16:02 下山
下山後Aさんに今後の日程を伺ったところ、公共交通利用で高崎まで移動し、翌日は妙義山に登るとのこと。
こちらは雨飾山方面へ向かうので、途中の六日町駅まではこちらの車に同乗してもらった。
駅でAさんを見送り、近くの温泉に立ち寄ってから、翌日の雨飾山へ向けてこちらも移動を開始した。
〜以降、雨飾山の記録へ〜
米子沢は、噂どおり滝も多いしナメも見事だし、素晴らしい谷でした。
今回は天候に恵まれたこと、初秋で時期も良かったことから、かなり好印象です。
ただし、岩が滑りやすく過去にも事故が多発していることから、慎重な行動は要求されるかと。
前回の水長沢遡行時にラバーソールの沢靴(K社の新型モデル)が壊れてしまいました。
作りが甘い製品を引いただけだと思いますが、購入後数回の遡行で靴底が剥がれてくるのは、ちょっとね…。
修理から帰ってきたら、またしばらく使って様子を見ようかと思います。
そんなわけで、今回はフェルト靴で遡行しています。
ラバーソールなら、乾いた岩で苦戦する場面はもっと減ったはず。その分ヌメった岩で苦戦した可能性はありますが。 |



