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「少年絵日記」の面々へ。 |

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こんにちは、ゲストさん
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「少年絵日記」の面々へ。 |
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東雲さんは最近起こった本国での地震の救援に向かって、長期休暇を取ったらしい なんだかんだ言っても、家族が心配なんだなぁ この数年、まるで歪から漏れ出す悲鳴みたいに自然災害が多い 助けて、ってこの星が一生懸命伝えているみたい 近頃倭国も何だか気候がおかしい いきなり台風が来たり 四月に一気に冷え込んでみたり… 『迎え』が直ぐそこまで来ているのを待ってもらってる所為か、妙に小さな事に気が付くようになってるような気がする 「緋天」 呼ばれて、僕ははっとする 「またこんな薄着で…風邪を引いたらそれこそ大変なんだから」 弟の彗が血相を変えて飛んでくる 「ごめ…青葉が綺麗だったから…見てるうちに眠っちゃたみたい…」 バイト先の二階 スタッフオンリーの事務所のテラスで転寝をしてしまっていたらしい いつもだったら何か羽織ったりするんだけど すっかり、陽だまりの中うとうとしてしまったらしい 僕の身長なんて当の昔に追い越して、すっかり男らしくなった双子の弟 数年前の『謀反事件』で仲は良くなったけど… 僕の余命がそれほど多くないことを知ってから、家族の誰よりも過保護になってしまったような気がする 「気をつけろよ…この前だって…」 「はいはい、解ってます。気をつけるから」 「……」 彗はまだ腑に落ちないみたいだけどそれでも、隣に腰を下ろして下の庭を見る 「百合ちゃんは?一緒のシフトじゃないの?」 百合ちゃんって言うのは、彗の彼女 すらっとして、可愛い女の子 「今日は午後から来るって」 もう1年以上かな、付き合って 同じシフトにして、一緒に帰るんだもんね 「あ、そうか…今日はお茶会だったっけ」 「東雲さんが、居なくなった分埋めないとな」 急遽空いてしまった今日の予定を皆で埋めてくれるらしく、今日の午後から新茶でのお茶会を催すんだった 「ごめんね…折角の休みなのに」 「別に緋天の所為じゃないし、勿論東雲さんの所為でもないよ。こんな事だってあるよ」 にっこり笑う彗の顔はどんどん父様に似てきてる 優しくて、温かくて、強い 「ぼくも…参加したいな…」 「手伝いは要らないからね、ただ、参加」 「うん」 手を引かれて、僕が下へ降りるともう皆来ていたらしい 「あ、早いね緋天くん」 「具合、今日はいいのか?」 「別に無理しなくてもいいんだよ?」 「今日は休んでなさいよ、倒れたらそれこそ大変だから」 茶寮 稲賀のアルバイトの面々が口々に言う 「今日はね、お客さんなんだ、ごめんね」 一番の特等席
まだ誰も座っていな席で 誰も飲んでない今年の新茶を 大切な友人たちに囲まれながら、僕は噛み締めながら味わった |
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