大阪発 ゴルフ道

大阪は北河内より関西圏のラウンドを主体に、マナー・コースの紹介・競技体験等を綴る日記です。

ゴルファーを笑え!

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秩序とマナーを見る

被災に合われた皆様、心からお見舞い申し上げます。
 
この時期にゴルフに特化したブログしか書けない私の記事を読まれて、
「馬鹿馬鹿しぃ…」 とか 「なんじゃソレ?」 とか 「クスッ」とか…。
少しでも気がまぎれたらと思っております。
 
      ゴルフに魅了された者は、洋の東西、老若男女問わず、常識人では
           理解できない思考回路に基づいて行動する事が多々有る…。
     ゴルフをしない方、興味の無い方に少しでもこの異常とも言える行動や
          思考を理解して頂きたく、逸話などを織り交ぜてご紹介致します。
 
今回は、ちょっと痛快な話を夏坂健のエッセーから一つ…。
 
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1870年代からエディンバラ付近で質屋を営むステファン・ブローニング氏。
彼の日記から発見された内容である。

1902年6月12日
  ハイランドから赴任してきた高級官史、H・ポッターのゴルフ。
  さもしいの一言に尽きる。ああ、なんとも不愉快な一日…。
人の目を盗んで彼は素早くボールのライを変える。目撃する事3回、
なんともおぞましい。
 
9月19日
 ベイラーバーの記念コンペに出場した時のこと。
H・ポッターと組む事になった。案の定誰かが打ってその打球に全員の視線が
集中した瞬間、チョロっとライを変えるではないか。私は言ってやる事にした。
 
「ゴルフは審判不在のゲーム、ゆえにゴルフほど欺瞞行為が軽蔑される競技
無い!特にライを変える事とスコアの過少申告は死に値する行為である!」

ジェームスⅡ世が公言した事もあって、どう弁明しようと許されない重罪であった。
 
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「ポッターさん、あなたはボールのライを変えましたね?」
ブローニング氏は臆する事無く詰め寄った。
「以前ご一緒したときもクラブの先端を巧みに操って、少なくとも3回はライの
改善をやりました。私はこの目で見たのです」
当時イングランドはスコットランドに対し大胆な税制改革を断行したばかり。
不測の事態に備えてロンドンから大勢の役人がスコットランド各地に派遣された
時代。ポッターもその一人だった。
つまり、巷の質屋のおやじがエリート官僚に噛み付いた事になる。
 
「貴様、何を言うか!」
イカサマを指摘された彼は激怒した。
「質屋ごときが生意気をいうな、何処に証拠がある?ただでは済まさんぞ!」
「では申し上げます。まず第一にあなたは質屋ごときと言った。ゴルフという
ゲームに肩書きは不要、クラブハウスに入る前に地位と身分は置いてくるもの、
あなたと私は対等な、いちゴルファーの関係に過ぎないのだ。
あなたは肩書きがゴルフに役立つと思っているらしいが、まず、威張る態度こそ
ゴルフが誇る『平等の精神』に大きく離反するもの。コース内に身分と地位は
持ち込まないで頂きたい!」
 
凛とした発言に彼はひるんだ様子だった。

「次にあなたは証拠を出せと仰ったが、これこそ恥の上塗り。ゴルフでは
『疑わしき行為』の一片すら有ってはならないのが常識。怪しまれた瞬間から
信用が無くなると、ご存知ないのか?拝察するに、あなたもまたゲームの精神に
知らん顔、学ぶ積りも無いらしい。このスコットランドではゲームの娯楽性だけ
掠めてパーだのボギーだの騒ぐ人間が最も軽蔑される。ゴルフでは、いくつで
ホールアウトしたかを語る前に、いかにプレーしたか、立ち居振る舞いこそが
取沙汰されると承知されたい!」
 
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彼は地面にボールを置くとポッターの真似をして見せた。
「よく見なさい!」
顔を背ける官僚に叱責が飛んだ。
「あなたはこうしているのだ。クラブの先端で浮いたライにボールを押し上げ
有利にゲームを進めようと考えている。さもしいと思いませんか?
この姿、みっともないでしょう?」
 
「そういえば彼は自分の部下以外の者とはゴルフをしないね…」
町民の冷ややかな目に居たたまれずライ改善の常習犯はロンドンに引き上げて
行ってしまった。
 
こんな話もある。
 
20世紀初頭の頃…。
スコットランドのさる名門コースに二台の馬車で乗り付けると、紹介者もなしに
プレーさせろと吠え立てた欧州貴族がいる。
応対に出た書記は連中を睨み付けながら言った。
「公爵ですと?それがゴルフでどのように役立つか?とくと説明して頂きたい!
身分とか地位とか人間の本質と関わりの無い汚れたものは門の外に置いて
もう一度出直しなさい!」
 
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どちらも痛快なやり取りである。 
 
今回の地震で被災された方たちが、秩序を守り、マナーに準じて行動している姿は
同じ日本人から見ても素晴らしく、誇りあるものだと思う。
極限状態では地位や身分など全く役に立たない…。
 
 
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パーマーの驚き !!

 
被災に合われた皆様、心からお見舞い申し上げます。
 
この時期にゴルフに特化したブログしか書けない私の記事を読まれて、
「馬鹿馬鹿しぃ…」 とか 「なんじゃソレ?」 とか 「クスッ」とか…。
少しでも気がまぎれたらと思っております。
 
 
ゴルフに魅了された者は、洋の東西、老若男女問わず、常識人では
理解できない思考回路に基づいて行動する事が多々有る…。
ゴルフをしない方、興味の無い方に少しでもこの異常とも言える行動や
思考を理解して頂きたく、逸話などを織り交ぜてご紹介致します。
 
今回は年配の方でもご存知の アーノルド・パーマーと、ギャラリーの間に起こった
お話しを、山際淳司 のエッセーからご紹介します。
 
イメージ 1
 
トーナメントを観戦に行かれた方はトイレの少なさが気になると思います。
私は男なのでまだマシですが、男性トイレの倍くらいは女性用トイレの方が多いにも関わらず、女性用トイレはいつも列をなしております。
 
これはアメリカでのトーナメント観戦での話ですが、アメリカではもっとトイレは
少なく、ポツリポツリと点在した形で設置されている事が多い。
 
パーマーのゴルフを観戦しに来た男が、フェアウェーから離れた空き地の様な所に
設置された簡易トイレに入った時の事、長い距離を歩き続けた彼はほっとして
座り込み、ここは慌てずゆっくりと時間をかけようとしていると、にわかに周囲が
騒がしくなってきた。ドヤドヤという足音が聞こえ、話し声も聞こえて来る。
急にトイレが混んだのか?と思ったが、ドアをノックする音もしないので、
そんな事情でもない様だ・・・。
 
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何故かは判らないが大勢の人がこの付近を歩いていて、あたりに人が多く集まって来たのは分かる。そのさなかに出て行くのは気恥ずかしいので、彼はもうしばらく中に居る事にした。
 
しかし、簡易トイレからは外の様子を覗き見る事もできず、狭い空間でじっと
していた。しばらくすると騒ぎはおさまり、あたりは静けさを取り戻した。
ギャラリー達はどこかへ向かって行ったようだ。ようやく彼はドアを開けた。
 
ところが彼は、すぐに慌ててドアを閉めた。
現在のトイレの主もゴルフ好きなので、一瞬にしてその場のシチュエーションが
読めた。あろうことか、目の前にアーノルド・パーマーが居て、今まさにトラブルから脱出する為のショットをしようとしているのだ。
 
恐らくパーマーはティーショットを簡易トイレの近くに打ち込んでしまったのだ。
ギャラリー達はパーマーのトラブルショットを見るためにこちらにドッと押し寄せて
来たに違いない。先程の騒がしい足音や話し声は大挙して来たギャラリーのもの
だった。
 
やがて静かになったのは、パーマーがやって来てボールを確認し、セカンドショットの準備に取りかかったからだろう。ギャラリーは息をひそめてパーマーのリカバリーショットを見守っていた訳である。
その時パーマーの背後のトイレのドアが突然開き、見知らぬ男がぬっと顔を見せたものだから誰もが驚いたに違いない。
 
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ギャラリーは一瞬、唖然として、やがて込み上げて来る笑いをこらえる為に、
涙を流した事だろう。パーマーのピンチに大笑いは出来ない、それが笑いを
倍増させてしまうのだ。
 
だが、一番驚いたのはパーマーとトイレの主であろう。
フェアウェーとグリーンの位置を確かめ、障害物に邪魔されずにリカバリーショットを打てるアングルを確認したうえでクラブを選択し、アドレスを決めて意識を集中させ、今まさにテイクバックに入ろうとした時に背後のトイレのドアが開いたのである。
 
少しの間、用を足していただけなのにドアを開くと、そこは別世界。
劇場のトイレで用を済ませ、扉を開けたらソコは舞台の上だったと言うに等しい。
パーマーへ向けられていた視線は一気に彼に注いだ事だろう。
僕はこの男性に同情する。
「ハッ!」としてドアを閉じて、じっと息をひそめる以外に無いではないか。
 
しばらくザワついていた空気がやっと落ち着きを取り戻した。きっとパーマーが
気を取り直し、アドレスに入ったのだろう。男は耳を澄ませてショットの音を
聞き取ろうとしていた。その音が聞こえれば、やっとこの狭苦しくて暑苦しい空間から出る事が出来るのだ。
 
しかし、パーマーのセカンドショットの音はなかなか聞こえてこない。
彼に聞こえたのはドアをノックする音だった。
「オォッ!何カノ間違イデハナイダロウカ?」
と彼は思ったが、そうではない。確かにトイレのドアをノックする音である。
「入ッテマスヨ・・・」
「わかっているんだが・・・・・・・その・・・・・」
申し訳なさそうなパーマーの声である。
「ココヲ使ウノデスカ?」
「いや、そういう訳じゃないけど・・・・」
「私ハ、ココデ大人シクシテマスカラ、ドウゾ先ニ打ッテ下サイ」
パーマーは、その中で誰かがじっとしてしていると思うと気になって仕方ないんだ。
すまんが先に出て来てくれないだろうか?と彼にお願いした。
 
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その時のパーマーのセカンドショットがどういうものだったかは覚えていない・・・。
 
 
 

怒るゴルファー

 
ゴルフに魅了された者は、洋の東西、老若男女問わず、常識人では
理解できない思考回路に基づいて、行動する事が多々有る・・・。
ゴルフをしない方、興味の無い方に少しでもこの異常とも言える行動や
思考を理解して頂きたく、逸話などを織り交ぜてご紹介致します。
 
さて、皆様のブログを徘徊していたところ、怒り のフレーズをいくつか見つけました。
僕もラウンド中に込み上げてくる事が、多々有ります・・・。
これはプロゴルファーでも当然ある訳で、夏坂健のエッセーから怒りのゴルファーの
話をご紹介してみます。
 
もっとも有名なブチ切れゴルファーの不名誉なチャンピオンは トミー・ボルト 
別名 サンダー・ボルトとも言われる。彼の二十年程の競技生活の中で叩きつぶしたクラブは数百本にも及ぶそうで、クラブは森に消え、池に投げ込まれ、あるいは
へし折られ、ドライバーのヘッドは踏みつけられた時にスパイクの鋲が突き
刺ささって、取れなくなってしまったそうだ。靴にドライバーを引っ付けたまま歩いて
いると、競技委員が近寄ってきて
「故意に左足上がりのライを作っているとみなし、そのまま打てば失格だ」
と言われ、キャディや同伴競技者に手伝ってもらって、やっとの思いで取った事も
ある。
 
イメージ 1
 
怒りが込み上げて来ると顔面は紅潮し、低くうなり声を上げたかと思うと
「畜生っ!この野郎っ!」
と言って、陽光の中に彼のクラブは美しい放物線を描いて飛んでゆく・・・。
最高では 70yd も投げ飛ばしたと、変な自慢までする始末。
こんな彼だが、1958年の全米オープンの覇者でもある実力者。
 
彼曰く、ヒステリーにもコツが合って、投げるのは進行方向に向かって投げるべきで、間違ってもギャラリーの方へは投げてはいけない。当たればシャレにならないし、ギャラリー付近に投げたクラブを拾う姿は恰好悪い、進行方向であれば
ゲームの妨げにもならないという持論らしい。
 
ところが彼の行為はアマチュアの世界にまで広がって行った。全米アマに出場していた若き アーノルド・パーマーまでもが、ダフッた瞬間にクラブを投げ飛ばした。
これを苦々しく思ったプロゴルフ協会は、1957年 『トミー・ボルト・ルール』なるものを
発布した。これは彼だけに効力を発する条例で、彼が故意にクラブを破損させた
場合に罰金500ドルが課せられるものである。
 
イメージ 2
 
そんな彼がコロニアル・オープンに出場していた時に絶体絶命のピンチに
見舞われた。1メートル前後のパットがことごとくカップに嫌われ、彼の顔面は
紅潮して来たが、同伴のエド・ボーキー・オリバー にたしなめられて、何とか
平静を保っていた。
 
ところが、1万5千人もの大ギャラリーの見守る 18番グリーンで、又もや彼の
1メートル程のパットは非情にもカップに蹴られてしまった。込み上げる怒りを
抑えるのは、もう限界だとギャラリーをはじめ皆が固唾を飲んだ時、同伴者の
エドが彼の手からパターをもぎ取り、代わりにはるか彼方へ投げ飛ばしたのだ。
 
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この行為にギャラリーは大爆笑、呆気に取られたボルトも大笑いして事なきを得た。
友人が救ってくれたひとコマである。
 
ゴルフのラウンド中には自分のミスを始め、色々な不運やアンラッキーが付き纏います。フェアウエーのセンターに飛んだはずのボールが無かったり、スプリンクラーに当たってOBになってしまったり・・・。
そんな時に立ち直る為のキッカケを、同伴者としてさり気なく出来れば良いですね。

 
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まぁ、立ち直るキッカケを頂く方が断然多い私では有りますが・・・。 
 
 

どうやって処置する?

 
キャディさんや、コース管理の方のブログを拝見していると、どうしてもマナーの事が
多く出てきます。特にキャディさんは真横でラウンドを見ているので辟易とされる事も
多々有るようですね。 
 
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最近はセルフプレーが多くなってきてますが、トロトロする前の組や、後ろの組みに
打ち込まれそうになったりと、我々自体もイライラする場面があります。
 
かく言う私も決して立派なモノでは有りませんが、立ち居振る舞いだけでも良い
ゴルファーを目指したいと思っております。
 
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では、ちょっとマナーとは違いますが、格好良いゴルファーのミスと振る舞いの
お話しを、夏坂健のエッセーから・・・。
 
1950年5月 ウォルスオールの4番 Par3 182yd で事件は発生した。
この日マッチプレー方式でクラブ選手権の決勝戦でE・グライスとL・ワトソンが争って
いた。手前には大きく口を開けたバンカーが有り、グリーン面は隠されていた。
 
決勝戦に残るだけあって両選手とも見事なショットを放ち、惚れ惚れするような
打球はピンに向かって行った。グリーンに到着した二人は、思いがけない事態に
息を呑んだ。1つのボールはカップに沈み、もう1つはピン横10cm程の至近距離に
ピタリと付いている。ところが、2個のボールはメーカーも№も同じの新品だった。
 
どこかに傷でもあれば見分けられるのに、期せずして二人は新品のボールを
ティーアップしていた。
 「う〜むぅ・・・」
動向の競技委員までが天を仰いだが、それ以上に選手達のショックは大きかった。
しばしグリーン上に立ちすくんでいるところに役員が割り込んできた。
 
「諸君、ゲームを進行させる為にもこの事態に決着をつけなければならない。
  もし、自分のボールかどうかを判断出来ない場合、どうなるか知っているね?」
「紛失球ですか・・・?」
「その通り」
「しかし、1個は正真正銘のホールインワン、もう1つもここに有る。
   紛失した訳じゃない」
「では、どちらか一人、自分のボールである事を証明してくれ。
   私もそれを願っている」
 
二人はボールを眺めたり撫でたりとするが、2つとも新品のボール、
区別が付かない。
「駄目だ、口惜しいが証明出来ん!」
「私も本当に残念だ。さぁ、ゴルフの精神に従って行動してくれ給え」
役員は優しく二人を見送った。
 
二人はルールにのっとり、決められた手順で紛失球の事後処理に向かった。
そう、ティーグランドに戻って最初からやり直したのである。
 
出来事自体は残念な結果に終わってしまったが、役員が二人に対して言った言葉、
『ゴルフの精神に従って・・・』 がとても気持ち良い。
この二人がゴルファーだと、信頼していないと言えない言葉ではないだろうか?
 
ところが日本でも同じ様な出来事があった。
兵庫県のゴルフ場で開かれたプライベートコンペでのホールインワン騒動。
この時は片方がこう言った。
「わしは数年前にいっぺんホールインワンやってるから、コレはアンタが
   もうときなはれ、ほな、皆んなでバンザイや、バンザーイ!   」
 
イメージ 3
 
順日本風の解決策には苦笑いするしかない・・・。
でも、私の場合はコッチのタイプかも知れないなぁ・・・。
「お〜きにぃ〜」って。
 
キャディさんの目からすればどう映るんでしょうね?
 
イメージ 4
 
 

愛するバンカー

 
ゴルフに魅了された者は、洋の東西、老若男女問わず、常識人では
理解できない思考回路に基づいて、行動する事が多々有る・・・。
ゴルフをしない方、興味の無い方に少しでもこの異常とも言える行動や
思考を理解して頂きたく、逸話などを織り交ぜてご紹介致します。
 
さて、ゴルフコースにはバンカーという厄介なハザードが有ります。
コース設計者はココにバンカーが有れば難易度が上がるだろうと目論んで配置
したり、このバンカーが有ればOBの手前でバンカーに入って助かるだろうと、
お助けバンカーを設けたりと、色々と試行錯誤しながら設計している様です。
 
イメージ 3
 
夏坂健の本によると、アレック・サザーランドがR&Aの会員になったのが1835年頃。
彼は St.アンドリュースをこよなく愛し、どのような天候であろうとラウンドし続けた。
 
サザランド曰く,
「雨には雨の、風には風の面白さがある。微風快晴をよろこぶほど衰弱しては
おらぬわ!」と、チョッと耳の痛い 全天候型のゴルファーだったようだ。
 
ところが、St.アンドリュースでラウンドする度に捕まるバンカーが有る。
友人に話を聞くと 「10回中12回はあのバンカーにほり込んでいる」という。
まぁ、全ショット以上このバンカーに捕まっているのだろう。
 
St.アンドリュース オールドコース 15番 に有るポットバンカーがそれで、
直径 4.7m 深さ 1.5m それも垂直にそびえた壁になる・・・。
 
どんなショットをしてもこのバンカーに入ってしまうサザランドは、気の毒な事に
閉所恐怖症だったそうだ。そんな症状が無い人でも、そんなバンカーに入ったら
威圧されてゴルフどころではなくなるだろう。
 
彼は毎回そのバンカーから脱出を試みるのだが、今から 180年近く前の話なので、まだサンドウェッジが改良される前の話。7番アイアンほどのクラブで額にビッショリと汗をかき、呼吸困難になるのを抑えつつ悪戦苦闘するのだが、ことごとくトップ
しては、壁面ににぶい音を立てるだけ・・・。彼がそのバンカーに入ると、
ちょっとやそっとでは姿を見せなかった。
 
イメージ 4
 
さすがに忌々しく思ったのか、歴史に明るい F・ランプトン教授に
「あのバンカーは一体いつからあそこに陣取っているんだ?!」と尋ねると、
教授は涼しい顔で
「2万年前」と答える。
はぁ!? 2まんねんまえ?
教授によると、島が形成された太古、波がゆっくりと時間をかけて、断崖、絶壁を
洗い、侵食していった。砕かれた砂と泥に押されて海は後方に退き、砂洲は風の
力によってリンクスはが生まれた。やがて鳥達が巣を造り、糞化石と小川が運んで来る沈泥を栄養分に植物が根付き、うさぎ達が巣を造った。その巣穴が陥没して
出来上がったのがあのバンカーという事だ。
 
イメージ 2
 
2万年前となるとラスコーの壁画の5000年も前の話だ。
 
その話を聞いた会員の多くは、あのバンカーに対してにわかに畏敬の念を
抱くようになったそうだ。
 
その後もサザランドはせっせとバンカーに打ち込み、相も変わらず大騒ぎの日々を
繰り返していた。1861 年には、ついに 14打を費やしても脱出できず、このバンカーに「サザランド」と名前が付けられた。
 
75歳の誕生日を St.アンドリュースの仲間達に祝ってもらった時の言葉が、
「思えば私の人生は 家庭で過ごすよりも、あのバンカーの中で過ごした時間の
方が長かった気がする・・・」
 
イメージ 1
 
今尚、「サザランド・バンカー」は オールドコース 15番の左隅にひっそりと
2万年前と変わらずに口を開けています。
 
是非一度 サザランドを体験して見たいものです。
 
 

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