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ブラームス

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intermezzo

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intermezzo op.117-2

はじめて聴いた時、ぞくぞくときた。
瞑想的である。
世界と宇宙の深遠を探るように、しかし、懐疑的にではなく
肯定的にアプローチしていく調べがある。
優しく、語り掛けてくる。そして、手応えあるエコーが続く。

楽譜を買い求め、弾いてみる。
求道者のように慕い求め、音楽の神(ミューズ)が提供する
究極の美(真理)をピアノの音を通して獲得しようと試みる。

音が鳴る。それは作曲家の指示ないし、願ったようにではなくても、
僕自身が自分の音に感動することで、昇華している。

ピアノトリオ op8

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Brahms
ピアノトリオ第一番 OP8

ブラームスは室内楽が好きだ。ブラームスの渋さ、いぶし銀のような響きがある。ピアノ曲、ピアノトリオ、ピアノカルテット、ピアノクインテット、弦楽三重奏曲、弦楽四重奏曲、弦楽六重奏曲
 皆、渋くて落ち着きがあり、さりとていぶし銀のような輝きがある。

このピアノトリオは、作品8と若い時、20歳の作品だが、35年後の晩年に改訂された。それも大幅な改訂だった。未熟であるが若者のほとばしる情熱と、老年になり円熟してはいてもなお芸術家として精神の輝きを失うことがない音楽への情熱が重なり合って、この作品は聴くものをして狂おしいほどの情念を駆り立てる。それはブラームスの未完の達成感の表現ではないだろうか。若者の女性への憧れと欲望が昇華して、純粋な情熱だけが漉されて美しさと透明感をかもし出す。クララ・シューマンへの一途な思慕。老年になりクララ自身もブラームスを高くかつ深く認める存在となった時、ブラームスの音楽家としての生涯が報いられる。

第一楽章 アレグロ・コン・ブリオ
第一主題の美しさはたとえようもない。歌を歌うように、翼をもった天使のように自由に空間を飛翔する。青春の美しさとほろ苦さ、両方が矛盾することなく歌われ、精神は高揚する。

第二楽章 スケルツォ、アレグロ・モルト
 激しいリズムのスケルツォの後、歌わせるヴァイオリンの音色はこの世のものとは思われない美しい旋律を響かせる。プラトンのイデア論を思い出す。天国の美しさをこの世にもたらす。ブラームスの作曲家としてのインスピレーションの豊かさ、偉大さを感じる。

第三楽章 アダージョ
  コラール旋律をピアノが、そのピアノにヴァイオリンとチェロがからみあって、心の深いところにしみわたる。音楽による癒し(セラピー)が行われ、精神は快癒し、快活になる。

第四楽章 アレグロ
 情熱がほとばしる。曲から与えられるイメージは、青春、若さ、成熟、愛、喜び、賛歌、崇高さ。

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