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お城めぐりを始めて、はや20年。関東を中心に全国各地、途中から数えるのを止めてしまいましたが、7、800城くらいでしょうか、それなりにたくさんの城跡を見てきました。「これはスゴイ!」という城も、それなりに見てきました。 ただ、たくさんの城を見て目が肥えたり、年を取ってきたこともあるせいか、本当に感動する城に出会うことは、だいぶ少なくなってきました。最近だと、以前ご紹介した栗原市の姫松館くらいでしょうか。 ところが、未知なる城は、まだまだあるものです。姫松館以上に、心の底から感動する城に久しぶりに出会えました。しかも2城も。私のお城めぐり人生の中でも、5本の指に入るかもしれないほどの、素晴らしい城でした。こんなに感動したのは、中学生以来かもしれません。 2城のうち、まずは川崎町の前川本城(まえかわもとじろ)をご紹介しましょう。松岡進氏作成の縄張図は知られていて、図面を見るだけでスゴイ城だとは思ってましたが、現地に行って圧倒されました。しかも、仙台から車で30分ほどのところにあり、キレイに整備されているにもかかわらず、このインターネットの時代で誰も紹介していないのです。何故なのでしょう、意味不明です。 前川本城は、山形自動車道の川崎インターのすぐ近くにあります。前川と轟川に挟まれた台地上にある城ですが、その歴史は謎に包まれています。きちんとした文献史料はありません。このあたりの領主で伊達氏に従っていた砂金氏の居城として知られていますが、砂金氏は慶長13年(1608)から近くの前川城(川崎要害)を築城して15年に移ったとされるため、こちらの城は「本城」と呼ばれているそうです。 この看板にもあるように、堀が二重三重に巡らされていて、枡形があったり石積みがあったり、ありとあらゆる築城技術が散りばめられています。 城跡へは、南側から入ることができます。このように案内板と解説版が立っていて、正面奥に進むと、民家の隣に東屋があり、その脇からだと楽に登れます。他にも、この看板右側の道を行き、民家の間から登る「大手道」とされる登り口もありますが、わかりにくいです。 さて、東屋のところまで来た瞬間、これは相当ヤバそうだと、ただならぬ雰囲気を感じました。 まず、東屋の裏にある、竪土塁です。分厚い立派なものです。この竪土塁の左側(東側)を見ると… 細長い曲輪が奥へと続いています。そして、右側(西側)を見ると…愕然としました。 果てしなく続く、凄まじい横堀が…。慌てて一度土塁から降りて、この横堀の中に入り込みました。 スゲ〜という言葉しか出てきませんでした。100回くらい言ったと思います。これ、3重ある横堀の2重目になります。上に1重目があり、下にもやや小規模で藪になってますが3重目があります。 堀底から先ほどの竪土塁を見る。 堀の外側の土塁上から。圧巻、壮観、デカい、深い、急斜面、キレイ、美しすぎる土の芸術です。規模は、滝山城レベル、小田原城の大堀切レベルです。 どうですかこれ。 土塁上をずっと歩いていきした。途中から急に曲がり、上へと続いていくのです。すごい堀です。この写真の左側に、3重目の堀があります。 どうですかこれ。これはカッコよすぎます。この写真は、自分で言うのもナンですが、素晴らしすぎます。 堀が曲がってさらに上へと続く部分です。この上へと登って行く横堀、カッコよすぎです。 まだまだ、まだまだ続きます。 |
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おお−、これが噂の前川本城ですかあ−。続編お待ちしています。登りやすそうなので、いずれお邪魔します。
[ oya**kizu*ai2 ]
2015/11/3(火) 午後 11:25
当日は、お世話になりました&お疲れさまでした(^^♪
前川本城、ホントに最高でしたね!
竹さんには、写真の腕も負けてしまってます…。orz
年賀状はオランダの要塞の写真にすると思います。(;´д`)
クマさんのいない時期に限られるでしょうが、多くの方に行って頂きたい城ですね。
是非ともじ〜っくり観察して頂いて、皆さんのご高察を拝聴したいと思います。
私も紙面に記すつもりです。
川崎町の城郭、☆大注目☆ですね!
[ 小高ちゃん ]
2015/11/4(水) 午前 2:09
きれいに整備されましたね。私が訪城した7〜8年前は藪に覆われて難儀した覚えがあります。
以前、HPには載せていましたが、今はそのHPはなくなってはいます。また行ってみたいですな〜!
[ 馬念 ]
2015/11/4(水) 午後 4:00
> oya**kizu*ai2さん
[ oh1***** ]
2015/11/4(水) 午後 8:15
> oya**kizu*ai2さん
[ oh1***** ]
2015/11/4(水) 午後 8:16
> oya**kizu*ai2さん
誰が木を切ったりして整備しているのかわかりませんが、よく手入れしてくれていて、今の季節はベストですね。川崎町は宝の持ち腐れもいいところです。
> 小高ちゃんさん
本当にお疲れ様でした。また近々行くかもしれません(笑)。写真も思ったよりキレイに撮れていて、土の城の写真としてはマイベストな1枚も撮れました。ぜひ、東京方面で宣伝して下さい。
まだまだ、アップしていきますので、ご覧ください。
> 馬念さん
そうでしたか、さすが馬念さん。調べた限りでは、今は誰もネットで紹介していなさそうです。この衝撃度はものすごいものがありました。単なる城マニアになって楽しみました(笑)ぜひぜひ、皆さんいらして下さい。
2015/11/4(水) 午後 10:32
こんにちは。川崎町のHP見ても前川城のことしか触れてませんね。綺麗に整備されてるところを見るとどこかで管理されているように思えますが。
東北のお宝発掘ありがとうございます。今度機会があったら行ってみたいです。
[ akiko ]
2015/11/8(日) 午前 9:27
凄い!
これを重機なしで人力で造作しただなんて凄すぎです^^
ALL(*´∀`)ノ★ぽち
2015/11/8(日) 午後 7:42
画像みて 思わずにやけてしまいました(笑)
画像でこれだけ素晴らしいのなら、実物を見たら・・これはもう大変でしょう。
2015/11/8(日) 午後 8:42
> akikoさん
まったく触れられていませんね。どういう扱いなのかがまだよくわからないのですが、とにかくキレイに手入れされています。本当に、これぞお宝だと思います。
> 栞さん
人力で出来るんですね。むしろ人力の方が一気に短時間で出来るのかも。ポチありがとうございます。
> 黒鍬さん
城マニアなら誰でもが涎を垂らす物件です。残り具合が良い城はそれなりにあるのですが、ここは規模が違うのです。写真じゃなかなか伝わらないあのスケールを、是非皆さんの味わってほしいです。ぜひ、見にいらして下さい。
2015/11/9(月) 午後 5:44
いいブログを発見しました。我が家はこの城跡の向かいにありまして、ここは犬の散歩コース・・。私も一度上ってみて、「こりゃあ本物だ」と思いました。南側の尾根にも、見晴台?や住居跡?の平坦な土地があってなかなかミステリーな山です。紹介して戴いたことに感謝いたします。調査にお越しいただく時は、ご一緒したいですね。
[ bus**dou ]
2016/2/10(水) 午後 7:28
> bus**douさん
ご訪問ありがとうございます。そうですか、お近くに。この前、行った時も、麓の東屋のお宅の方に声をかけてから登りました。
南側の尾根ですか。道を隔てた反対側ということでしょうか。それは興味深いですね。
ここは、お世辞抜きで、全国的に見ても、指折りの、素晴らしい城跡です。保存はもちろんこと、史跡指定を目指してもいいのではないかと思っております。
明日にでも行きたいくらいの城跡ですので、また必ず行きます!
2016/2/12(金) 午後 9:13
前川本城の南側の山に住んでいる住人です。私も上ってみましたが、凄い城跡であることは間違いありません。
この本丸を中心に、不可解な場所がいろいろありまして、なかなか規模の大きな城郭集落であったと思われます。もう少し調査してみたいと思っています。
[ bus**dou ]
2016/2/26(金) 午後 9:54
> bus**douさん
これまでの研究では、川の対岸の本屋敷遺跡が城下町といわれています。町場の地割が出てきて、堀と土塁で囲まれていて、出土遺物の年代も16世紀後半あたりといいます。お城側にも城下集落のようなものがあれば、それはまた面白い問題なのですが、とにかく興味が尽きない城ですね。今年中には大人数を連れて見学しにいく予定です。
2016/2/28(日) 午前 9:40
> 竹さん
ヤフーブログがよくわからなくて、とんちんかんなコメントをしてしまいました。すみませんでした。城郭の西側の谷は、人口のものではないかと思っています。その西側の尾根をたどっていくと、平坦な土地があります。(川崎I.Cの裏側のあたりです)ここも不思議な空間に思えてなりません。そして縄文土器も出ています。見学には同行させて戴きたいです。
[ bus**dou ]
2016/3/4(金) 午後 7:58
> bus**douさん
西側の谷ですか、情報ありがとうございます。今回は中心部しか見ていないので、あるいはもっと広がる可能性もあるのかもしれませんね。本当に不思議な城ですよね。私も、東京の著名な方などお連れしたいものです。
2016/3/13(日) 午後 10:30
先日は、貴重な講演会に懇親会と、貴重なお時間をご一緒させて頂き、大変ありがとうございました。また早速私のブログへもコメント頂き、大変恐縮しております。
伊達氏の山城についてですが、歴史が比較的明確なものですと、宮城県内で冥護山館、福島県で桧原城があり、いずれも横堀と多重枡形が特徴的です。戦国期の伊達氏の本拠地であった山形置賜地方では、館山楯・松ノ木楯・柳沢楯・二色根楯・岩部山城などを見ていただくと、同様な特徴がわかりやすいと思います。
また村山地方(最上領)に入ると、突然畝状竪堀の山城が出てきますので、築城法の違いがわかりやすいかと思います。
ただ如何せん、歴史がはっきりしない城ばかりですので、伊達の城とか最上の城とか、あくまで想像するだけになってしまうのが残念なところです。
[ アテンザ23Z ]
2017/12/18(月) 午後 10:31
> アテンザ23Zさん
コメントありがとうございます。いえいえ、こちらこそでございます。
まだまだ東北の城は見始めたばかりでして、当分楽しみが続きそうです。米沢周辺の城は凄そうですよね。個人的には鷺城が気になっているのですが、それこそクマが出そうでなかなか1人で行く気になれないのですよね…。
今後も大いに参考にさせて頂きます。情報のご提供の程、どうぞよろしくお願いいたします。
2017/12/21(木) 午後 9:59
本日見て来ました。写真アップしてます。空堀は凄すぎです!
この遺構を残すのは行政の責任ですね。
枡形もすごい!
3郭の木が伐採され初めてたので、また訪しようと思います。
[ コウジ ]
2018/3/21(水) 午後 8:15
> コウジさん
お返事遅くなりすみません。そうでしたか、あれは感動モノですよね。おそらく今年も見に行くと思います。
また伐採ですか、ますます見やすくなりそうですが、町が動き出したのかな・・・。
2018/4/3(火) 午後 5:04