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『戦国の城の一生』(吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、引き続きよろしくです

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書籍紹介、本当はたくさんしたいのですが、なかなか回らず・・・。

そのなかでも、今回のものはどうしても紹介したかったのです。田中則和『河北選書 南三陸の山城と石塔』(河北新報出版センター、2018年10月)です。地方出版の本なので、あるいはご存じない方も多いと思いますが、この選書シリーズは宮城県・仙台を中心としたあらゆるテーマを扱っていて、良い本が多いです。

その選書の1冊として、今回の本が刊行されました。著者は長年宮城県・仙台市の文化財行政に携わり、宮城県の考古学界、特に中世考古学関係を牽引されてきた方です。

タイトルの通り、東日本大震災後、本格的に宮城県南三陸地域の調査を開始された著者による、中世城館跡と板碑などの石造物を中心とした、まさにフィールドワークの集大成的な本となっています。

この地域の中世を本格的に扱った本は、これまでなかったので、そういう意味でも貴重な本です。宮城県も、中世はすごいんです、面白いんです。伊達政宗だけじゃないんです。地元の人たちにももっと知って欲しいですね。

城館跡は、志津川町の朝日館と新井田館が特に大きく取り上げられています。新井田館は復興調査で全面発掘され、調査成果がわかりやすく解説されています。残念ながら、今では跡形もない状態です。朝日館は沿岸部では最大規模の城館で、縄張図も掲載されています。知られざる大城館の歴史を探っています。

南三陸地域は板碑もたくさん残されていて、それらも丹念に調査されています。中世には「霊場」のような場所があのへんに結構あったようですね。

こうした城館跡と板碑を中心に、中世の武士団の活動や一般民衆の姿、さらには当時の街道や地域の景観など、知られざる南三陸地域の中世の姿を復元していく様子は、非常に面白いし、勉強になります。

こうした素晴らしい歴史文化があるので、それを生かす形で復興を進めて欲しいと著者は願っているようです。復興とは何か、ということも考えさせられる内容となっております。

詳しくは、是非読んでみて下さい。選書ということで、お値段も800円+税と大変お求めやすくなっております。

地方出版の本なので、ジュンク堂レベルでないと他県では置いていないと思います。ネット書店をご利用下さい。

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