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高天神城、一気にいってしまいましょう。 縄張図。静岡県考古学会編『静岡県における戦国山城』(2010年)から引用。赤線のように見ていきます。 「西の丸」と「馬場」との間の堀切。小さめです。 堀切を越えると、「馬場」です。 「馬場」からの眺めもなかなか。 「西の丸」に戻って、「見張り台」方面の尾根上遺構を見に行きます。 で、これが「見張り台」直下の1本目の堀切。 堀切を越えて、尾根上の細長い曲輪を歩いていくと… 一番奥にある2本目の堀切に到着。ここは非常に危険です!右側の堀切の先が断崖になっていて、メチャクチャ怖いですので、要注意です。 堀底から、先ほど写真と撮ったところを見る。一番上に人が立ってますが、かなりの高低差だということがわかるでしょう。 狭いし大きいので、全部入りきりません! これで、城内の大部分を見学したことになります。昼食時間も含めて2時間30分かかりました。すごい城です。 発掘調査も結構されてます。最初にご紹介した東峰=「本丸」ゾーン、西峰=「二の丸」ゾーン(「西の丸」や「堂の尾曲輪」などの遺構群)両方で発掘されてます。まだ報告書は見ていませんが、たくさんの遺物が出土しているそうです。 静岡県考古学会編『静岡県における戦国山城』(2010年)によると、どちらからも豊富に遺物が出土しているようで、「高天神城の遺物は16世紀初頭〜後葉まで継続的に一定量出土する」(p93)「出土遺物の年代である16世紀中葉から後半は落城時期と齟齬がなく、落城直前の様相を示すものである」(p113)だそうです。 高天神城は、永正10年(1512)には今川氏家臣・福島助春が入城していて、その後は小笠原氏の居城となり、さらに徳川氏や武田氏の城となっていくので、その様子が発掘調査からもわかってきた、ということでしょうか。 出土量としては、「二の丸」ゾーンに比べれば「本丸」ゾーンはやや少ないらしく、機能差があったのではないか、という見解もあります。 さてさて、今回引用させて頂きました、静岡県考古学会編『静岡県における戦国山城』ですが、シンポジウムの報告書なので、当日参加されなかった方には入手しにくいものとなっています。が、今月末にどうも書籍化されるようです。 ********************************************** 応援のポチ、お願いします↓↓↓ |
L静岡県の城
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高天神城、続きです。赤線のように見ていきます。 縄張図。静岡県考古学会編『静岡県における戦国山城』(2010年)から引用。 「袖曲輪」と「堂の尾曲輪」との間の堀切!見事です!ここからも畝が見つかっているんだとか。どうもこのへんの堀は全体的に畝堀だったみたいです。 「馬出曲輪」から土橋と横堀を見る。 土塁状の細長い道沿いに、ずっと横堀が100mくらい続いています。「堂の尾曲輪」と「井楼曲輪」の西側すべてが横堀な訳です。規模的にはそれほど巨大なものではありませんが、長い横堀で、高天神城最大の見どころでしょう! まだまだ横堀が続きます。だんだん高くなっていきます。実はこの横堀も、どうやら畝堀だったようなのです。 ず〜っと歩いて、ようやく「井楼曲輪」へと入っていく土橋に着きました。この土橋も見事な残り具合。土橋の奥は畝状竪堀群になっているそう。 土橋上から、今歩いてきた道と横堀を見る。見事でした!ちょっと日差しが強すぎて写真写りが悪いのが残念。 土橋を渡って、右側の斜面をちょっと登ると、「井楼曲輪」です。 「井楼曲輪」と「堂の尾曲輪」との間の堀切!ここもよく残ってます。山城ですね〜 「堂の尾曲輪」の土塁。 また「井戸曲輪」に戻って、「西の丸」に登ります。ここに高天神社があります。 まだまだ続きます… ********************************************** 応援のポチ、お願いします↓↓↓ |
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縄張図。静岡県考古学会編『静岡県における戦国山城』(2010年)から引用。 「本丸」北側の虎口。食い違い虎口、あるいは枡形虎口と評価することもあるそうです。ん〜枡形には見えなかったかな。 虎口から坂道を降りていくと… 「的場曲輪」に出ます。細長い曲輪で、的場という名前にふさわしい感じ。 「的場曲輪」から「本丸」北側直下に通じる道があるのですが、そこをちょっと歩いていくと、大河内政局石窟があります。武田勝頼が高天神城を攻撃した際、城主小笠原長忠は降伏したものの、その軍艦であった大河内政局は断固として応じなかったので、怒った勝頼がここに7年間も幽閉したんだとか。 この石窟からの眺め。こんな風景を眺めていたんでしょうかね。 「的場曲輪」からさらに降りていきます。 降りて右側へ。一気に開けてきて、大きな鳥居が見えてきます。ちょうど鞍部になっていて、とても広いです。 鞍部の右側に舗装された坂道があるので、そこを下っていくと、途中に「三日月井戸」があります。今も岩から水がしみ出しています。 戻って、鳥居をくぐって「井戸曲輪」に。 「井戸曲輪」の奥にも「かな井戸」という井戸があります。上を見上げると、「西の丸」に鎮座する高天神社があります。 「西の丸」に向って右側の尾根を進みますと、「袖曲輪」に出ます。土塁に囲まれた小さい曲輪です。 その下が「馬出曲輪」で、武田勝頼に攻められた時に、籠城側の本間・丸尾氏が討死をしたところだそう。 「馬出曲輪」の横には、横堀が!発掘調査により、ここから畝堀が出てきたそうです。 まだまだ続きます… ********************************************** 応援のポチ、お願いします↓↓↓ |
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諏訪原城に続いて、高天神城に行きましょう!ここも有名ですよね、前々から行きたかったお城でした。ようやく行けて大満足。徳川家康と武田勝頼との対戦で有名なお城です。 現地の看板。ざっくりとした想像図ですが、全体的な雰囲気はこんな感じですかね。 高天神城は、正直車がないと訪れるのはかなり困難です。周囲も何もありません。山地でもないのに、周囲は山あり谷ありのすごい地形で、たどり着くのがまず大変… で、高天神城は道路標識に沿って北側に行くと、大きな駐車場があるそうですが、今回は南側の狭い駐車場に止めました。こちらが本来の大手のようです。その駐車場から見た高天神城。これ、全部そうです。デカイんですよ、また… では、大手から城内に突撃です!駐車場の目の前がもう入口になっています。 「高天神城」と書いてある幟がいくつか立ってます。石段を登っていくと、すぐに「大手門跡」に到着。 さらに登って右側に曲輪が広がります。ここが「着到櫓跡」。土塁が残っています。 道に戻ってまた登っていくと、分岐点が。右側に行きます。 ようやく頂上近くまで来ました。ここが「三の丸」の上段になります。写真は上段から下段を見たところ。結構広いです。 さらに登って、ようやく中心部に到着!一段低い曲輪が「御前曲輪」です。こんなものまで置いてあります… 神社もあります。高天神城の名前の由来となった神社でしょうか。 そして「本丸」に到着!2枚目は本丸内部の様子です。 眺めもバッチリ。そんなに高くない山ですが、眺めはすごいものがありました。 まだまだ続きます。 ********************************************** 応援のポチ、お願いします↓↓↓ |
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諏訪原城、続きです。 縄張図。静岡県考古学会編『静岡県における戦国山城』(2010)から引用。今回も、赤線のように見ていきます。画像の右下をクリックすると拡大できます。 「本曲輪」内の「天主台地」。この名称は近現代になって名付けられたんでしょうね。一段高くなっていることは確かなようです。 「本曲輪」全景。写真に収まらないほど、かなりデカイです。奥が「天主台地」です。 次に土橋を渡って「二の曲輪」へ向かいます。奥が「本曲輪」、手前が「二の曲輪」。渡ったところが「本曲輪」入口の門跡で、枡形になっていたようです、どうも。 で、これが「本曲輪」と「二の曲輪」の間の巨大な堀!これもとてつもない堀です! 「二の曲輪」内部。ここも広大です。 「二の曲輪」東側に何やら仕切りのような土塁が見えます。その向こう側が「三の曲輪」です。この仕切り土塁も最近発掘されました。発掘調査の成果については、次回。 「二の曲輪」から土橋を渡って、巨大な丸馬出である「二の曲輪馬出」に向います。この土橋、発掘調査によって、当時はなかったことが明らかになったんだとか。たぶん、後世に農業用かなんかに造られたものなのでしょう。当時は、木橋だったということです。 この写真奥、土橋を渡ったところにも門跡が発見されています。 この土橋から見た「外堀」。これもデカイ、とにかくデカイ。 手前に3人が立っている窪んだ所は、小さい堀切の跡で、その下から石積みが発見されています。奥に見える平地が「二の曲輪北馬出」です。 そして、これが超巨大な「二の曲輪馬出」をめぐる三日月堀です!デカイし絶壁になっているしで殺人的な堀です…今でさえかなり危険です! 最後に「大手外堀」。これがまた不思議な堀です。長〜い堀ですが、明らかに他の堀と比べて小さいんです。 以上、諏訪原城を一周してきました。まだまだ細かく見れば見どころはたくさんあるでしょうが、だいたいこれで主要な部分は見たはずです。 さて、この諏訪原城、最近繰り返し発掘調査が行われていて、多くの成果が出ているのですが、それによって従来の「定説」が見直されつつあります。 一部で「諏訪原城問題」とも言われ始めているのですが、ではその「問題」とは一体何なのか…それを次回詳しくご紹介しましょう! ********************************************** 応援のポチ、お願いします↓↓↓ |








