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『戦国の城の一生』(吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、発売です!

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書籍紹介のコーナー、今回は、そもそもこのブログで使っている「史料」とか「文献史料」とかって、一体何なの?どこにあるの?と疑問を抱いている方も多いと思いますので、そこのところをご紹介しましょう。

我々にとっては実に当たり前の話なのですが、大学で専門的に学ばない限り、まず普通の人には縁がないものですので、改めてご紹介して、こういうものが世の中にはあるんだ…と思って頂ければ、さらには図書館等で実際に手にとってご覧になって下さればと思います。城郭関係の本は世にたくさんありますが、意外とこういうところは当たり前のこととしてスルーしているんもんです。

まず、「史料」とは、歴史研究の材料となるものすべてが「史料」です。現在残っている城跡そのものも「史料」ですし、発掘して出てきたいろんな遺物、石碑や絵画、古い地名や伝承などまでもが立派な「史料」です。で、その中でも、いわゆる「古文書」とか「古記録」など、文字が書かれた「史料」を「文献史料」と言いまして、歴史研究をするうえでの基本史料となっております。

では、その「文献史料」を見てみたいんだけど、どの本を見ればいいの?ということなんですが、それは文献史料を集めた「史料集」が刊行されていて、それを見れば、現在研究で使われている史料のほとんどは把握できます。

「史料集」にもいろんな種類があるのですが、一番まとまっていて、入手しやすいのが、「自治体史」と呼ばれるものです。これは、画像にありますように、愛知県なら『愛知県史』、仙台市なら『仙台市史』、とかいうように、各自治体が地域の歴史を編さんしているんです(もちろん、刊行していない自治体も多いです)。

この自治体史の質・量などは、各地で様々なのですが、多くの自治体では、「通史編」「史料(資料)編」に分かれています。「通史編」は、文字通り教科書のように、原始時代から現代までの地域の歴史を、研究成果に基づいて叙述しているものですが、「史料(資料)編」の方に、地域の歴史に関係する「文献史料」が集成されています。

画像2枚目は、千葉県が出している『千葉県の歴史』の「資料編」の中世史料を集成したものの一部です。千葉県に関係している「文献史料」を、千葉県内だけでなく、日本全国各地に残る史料を調べて、活字化して集成しています。その数は、数千点もあります。このブログで使っている「文献史料」は、こういう「史料集」から1点1点自分で探したり、他の人の研究・論文を参考に探して、引用しているんです。

最後に、一体そんな本はどこに行けば見れるのか?ですが、自分が住んでいる自治体の「自治体史」は、その自治体の図書館にはほとんどあります。他の地方の「自治体史」を見たい場合は、県立・政令指定都市レベルの図書館や大学図書館などに行かないと、まずないです。

例えば、東京都民の方なら、広尾にある都立中央図書館が良いです。ここは、全国各地の「自治体史」などの地域資料を積極的に収集していて、かなりたくさんの「自治体史」を開架しているので、自由に手にとって見ることができます↓↓
http://www.library.metro.tokyo.jp/index.shtml

問題は、読むのが難しい…ということです。まずは、漢文の基礎的知識が必要ですね。それ以上のことは、『古文書入門』などのような本をまた別に読んで、読み方・読解の仕方など、コツコツ勉強するしかありません。

今回は、取りあえず「自治体史」というものがあって、それを見れば「文献史料」も見ることができる、ということのご紹介まで…

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「自治体史」は、買おうと思えば誰でも買えます。最近編さん・刊行されているものとして、例えば…
『千葉県の歴史』↓
http://www.pref.chiba.lg.jp/bunsyokan/kanko.html
『愛知県史』↓
http://www.pref.aichi.jp/kenshi/index.html
『山口県史』↓
http://ymgbooks.jp/index.html

こんなふうに、各地に「自治体史」はありますので、適当に検索すれば、たくさん出てきます。

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