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『戦国の城の一生』(吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、引き続きよろしくです

書庫L宮城県の城

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前川本城、続きです。

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ちょうどカーブする所から下方向をパチリ。スケールがデカすぎて、カメラに収まりません。

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もう少し登って、曲がったところから下を見る。この横堀が上へと登っていくさまは、芸術ですね。

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ずっとこの規模で続いています。

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ようやく端っこまで来ました。最終的には、崖下へと落ちています。完璧ですね。これだけでお腹いっぱいなのですが、まだ1重目の堀が残っています。今度は1重目の堀を下って行きます。

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これが1重目の堀。やっぱりドデカいです。

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途中、間にもう1本横堀らしき地形があります。1重目と2重目の間の土塁の一部が窪んで、横堀状になっているのです。これもよくわからん遺構ですね。

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その部分をアップ。

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土塁上から二の丸・本丸方向を見る。圧巻…。

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ここがちょうどカーブするところ。

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これもそうですね。

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すごいなぁ…。

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そして、今回のベスト写真がこれ。果てしなく続く横堀…その下にも横堀…そして紅葉…。デスクトップの画像にしました(笑)

次回もまだ横堀写真集です。


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お城めぐりを始めて、はや20年。関東を中心に全国各地、途中から数えるのを止めてしまいましたが、7、800城くらいでしょうか、それなりにたくさんの城跡を見てきました。「これはスゴイ!」という城も、それなりに見てきました。

ただ、たくさんの城を見て目が肥えたり、年を取ってきたこともあるせいか、本当に感動する城に出会うことは、だいぶ少なくなってきました。最近だと、以前ご紹介した栗原市の姫松館くらいでしょうか。

ところが、未知なる城は、まだまだあるものです。姫松館以上に、心の底から感動する城に久しぶりに出会えました。しかも2城も。私のお城めぐり人生の中でも、5本の指に入るかもしれないほどの、素晴らしい城でした。こんなに感動したのは、中学生以来かもしれません。

2城のうち、まずは川崎町の前川本城(まえかわもとじろ)をご紹介しましょう。松岡進氏作成の縄張図は知られていて、図面を見るだけでスゴイ城だとは思ってましたが、現地に行って圧倒されました。しかも、仙台から車で30分ほどのところにあり、キレイに整備されているにもかかわらず、このインターネットの時代で誰も紹介していないのです。何故なのでしょう、意味不明です。

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前川本城は、山形自動車道の川崎インターのすぐ近くにあります。前川と轟川に挟まれた台地上にある城ですが、その歴史は謎に包まれています。きちんとした文献史料はありません。このあたりの領主で伊達氏に従っていた砂金氏の居城として知られていますが、砂金氏は慶長13年(1608)から近くの前川城(川崎要害)を築城して15年に移ったとされるため、こちらの城は「本城」と呼ばれているそうです。

この看板にもあるように、堀が二重三重に巡らされていて、枡形があったり石積みがあったり、ありとあらゆる築城技術が散りばめられています。

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城跡へは、南側から入ることができます。このように案内板と解説版が立っていて、正面奥に進むと、民家の隣に東屋があり、その脇からだと楽に登れます。他にも、この看板右側の道を行き、民家の間から登る「大手道」とされる登り口もありますが、わかりにくいです。

さて、東屋のところまで来た瞬間、これは相当ヤバそうだと、ただならぬ雰囲気を感じました。

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まず、東屋の裏にある、竪土塁です。分厚い立派なものです。この竪土塁の左側(東側)を見ると…

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細長い曲輪が奥へと続いています。そして、右側(西側)を見ると…愕然としました。

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果てしなく続く、凄まじい横堀が…。慌てて一度土塁から降りて、この横堀の中に入り込みました。

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スゲ〜という言葉しか出てきませんでした。100回くらい言ったと思います。これ、3重ある横堀の2重目になります。上に1重目があり、下にもやや小規模で藪になってますが3重目があります。

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堀底から先ほどの竪土塁を見る。

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堀の外側の土塁上から。圧巻、壮観、デカい、深い、急斜面、キレイ、美しすぎる土の芸術です。規模は、滝山城レベル、小田原城の大堀切レベルです。

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どうですかこれ。

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土塁上をずっと歩いていきした。途中から急に曲がり、上へと続いていくのです。すごい堀です。この写真の左側に、3重目の堀があります。

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どうですかこれ。これはカッコよすぎます。この写真は、自分で言うのもナンですが、素晴らしすぎます。

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堀が曲がってさらに上へと続く部分です。この上へと登って行く横堀、カッコよすぎです。

まだまだ、まだまだ続きます。

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宮城に戻って、地下鉄南北線の終点富沢駅近くにある、富沢館です。この城もよくわからん城なのですが、いちおうこのあたりの領主粟野氏関係の城とされています。江戸時代以降は仙台藩士の入生田氏が館内に在郷屋敷を構えていました。最近、土地区画整理にともなって発掘調査が行われました。なかなか大きな平城です。

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富沢駅から歩いても十分行けます。15分かからないくらいです。駅から歩いて住宅街に入ってまず見えてくる堀跡。2重ないし3重の堀に囲まれた館で、これがその一番東側の堀になります。この東側が大手だそう。

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南側の堀跡。それとなく地形が残っています。

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これも堀跡だったような。

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主郭には土塁が残っています。ビニールシートで覆われた土塁。

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別の日に行ったときのシートを取った土塁の姿。

発掘調査見学会も開催されまして、その資料がPDFで見れます。詳しくは「仙台市 富沢館」で検索。

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縄張図作成の勉強中です。仙台市にある長命館で縄張図練習会をしてきました。長命館についての過去記事は、こちら↓↓
http://blogs.yahoo.co.jp/joukakukenkyuu/33267710.html

といっても、当然ながら全部は書けなかったです。主郭と、その南側の曲輪のみですね。やり方は、教えてもらった〇〇研流です。


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これが、現地の看板にある縄張図。

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これが、書いてみた縄張図。まぁまぁですかね。主郭がイマイチ。南の曲輪は、以前も練習で書いただけに、今回は書きやすかったです。いずれも、傾斜など細かい部分は書き込んでいません。それと、強引に、適当に書いた部分もあります…。

師匠方、いかがでしょうか? 次は岩切城か松森城で練習しようと思います。

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今度は、南三陸町の朝日館です。このあたりの領主本吉氏・千葉氏の居城で、なかなか立派な城でした。ちなみに、ここの直下まで津波が来ました。まだ津波の痕跡が残っていました。

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遠景。川の対岸にある大雄寺の門前から。戦国時代には建立されていた、この地域の古刹ですが、この門前まで津波が来て、杉並木や石塔などがことごとく倒されていました。

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倒された板碑の中には、かなり重要なものも含まれているようです。これは鎌倉期でしたっけ。平甲州…なる人物の名前が刻まれていました。

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朝日館の登り口付近の畑にも、こんな板碑があります。

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登って行きます。途中、削平地がちらほら。

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主郭入口。

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主郭には神社があります。その横に、主郭西側には結構立派な土塁があります。この土塁はなかなかのものですよ。

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主郭奥から、土塁と神社を見る。井戸跡といわれる窪地もありました。

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東側斜面にも削平地が。

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この土塁はすごい。

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第2郭から主郭を見る。この間は堀切か横堀だったのでしょうか。やはり主郭土塁はすごい。右側の土塁の切れ目が本来の主郭の虎口なのでしょう。

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これは第2郭だったっけか。土塁も見えます。

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これは第3郭から第2郭・主郭方面を見たところだったような。

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さらにその奥にも曲輪が続いています。このへんでたしか深い谷が入っていたと思うので、このあたりまでが城域でしょうか。訪れたのは冬ですが、冬でもこのような状態で、荒れ果ててました。

それでも、この地域の中では大規模な城のようで、なかなか立派でした。きちんとした縄張図もまだ描かれていないでしょう。こういう城がまだまだ宮城県にはたくさんあります。なんとかしたいものです。

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