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新井田館、続きです。 主郭から見た伽羅館。街道を挟んで反対側の山も伽羅館跡という城跡です。このへんの城は、ほとんど調査されておらず、わからないことだらけです。 主郭から西側下にある横堀を見る。 同じく。 別角度からの横堀。発掘時はもっと深くて鋭いものでしたが、もうだいぶ埋められていました。 主郭からの志津川湾。 西側から見た主郭。 同じく、さらに奥から見た主郭。 先ほどの主郭西側下の横堀。これはカッコいいですね。 北側から見た主郭方面。いかにも山城な雰囲気が…。平場3と1の間には階段状の遺構も確認されました。 最後に、もう一度竪堀の写真を。 そして、あの南三陸町の防災庁舎。一時的に県有化する方向となったようです。この上を津波が越えて行ったわけで、信じられません。 復興事業のなかで、消えゆく地域の歴史・文化財。とても複雑な気分です。真の復興とは何なのでしょうか。 |
L宮城県の城
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コメント(2)
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震災以降、三陸地域では復興工事の関係で、多くの城跡が消失しようとしています。この新井田館もその1つです。高台移転のため、城跡まるごと削られる運命にあります。私が見に行ったときは、削られる直前でした。今はもうおそらく無くなっているでしょう。 縄張図。現地説明会資料より引用。 津波で被害にあった旧志津川駅の北東側、志津川小学校の東隣の国道45号沿いの丘の上に、新井田館はありました。全面発掘がされ、見に行ったときにはこんな姿でした。小さな社が立っている左側が城跡の中心部です。この丘の半分が削られる予定のようです。 登って行きます。 いきなり見えてくるのが、全面発掘された竪堀です。これは滅多に見れない、珍しいものだと思います。 さらに近づいて。すごい迫力です。 主郭を見る。 これは平場16だったような。 そこから見た志津川湾。眼下の街道と海を押さえる城だということがよくわかりました。素晴らしい景色でしたが、津波は城跡の麓の方まで来たようです。 主郭を見る。 これが先ほどの竪堀。こんなの落っこちたらおしまいです。竪堀は、帯曲輪状の通路を遮断する堀切としての役割もしていたようです。 たしか竪堀から続く横堀1だったような。平場2の南側でしょうか。 これもそうですね、平場2の南から西側へ回っているところです。 ぐるりと回って平場2に入ります。 続きます。 |
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縄張図。『温故』第10号(東北学院大学考古学研究部)より引用・加筆。 これが、真ん中の水色部分。馬出っぽいというか枡形っぽいというか、ですね。 わからないでしょうから、図示。手前側に登っていくようになってます。角馬出っぽくなってますが、最終的な導線の部分がよくわかりませんでした。前回紹介したのも、角馬出のような感じでしたが、こちらの方がよりそれっぽいです。なかなかいいんですよ。 馬出っぽい部分まで降りてみました。ヤブだらけです。 そこから西北側を見る。奥が二の丸。ここが横堀なのか平坦地なのかがよくわかりませんが、左側が少し高くなってます。平坦地だと図面では、平坦地としています。 南東側には、前回も見た横堀が続いていて、この馬出っぽいところで折れ曲がるようになってます。 これが、さっきの横堀が折れ曲がって続く、馬出っぽいところの前面の堀。 これもわからないので、図示。左上が馬出っぽところ。良く出来ています。 これが、最後の水色の丸のところの堀。 その堀を回る感じで二の丸へと続く通路・虎口があります。このへんの導線もよくできています。 二の丸内部。 二の丸北側の虎口。 最後に、本丸と二の丸の間の堀切。ここは二の丸側に土塁があって、はっきりと堀切な感じになってます。 鶴巣館、これもなかなか良い城でした。ホント、宮城の城はスゴイです。もう少しいい季節に行けば、もっと面白いのでしょう。 この三つの馬出っぽい部分は特徴的で、通路も狭く、大きい曲輪を配しながらも、こんな細やかな技術を用いて虎口にしているところが興味深かったですね。三の丸東麓の長大な横堀を見ることができなかったのが残念。またそのうち行ってみたいものです。 ここも非常にオススメですので、遠征の際はぜひ。 |
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縄張図。『温故』第10号(東北学院大学考古学研究部)より引用・加筆。三ヶ所ある水色の丸の部分が特徴的な虎口になってます。馬出のようなところもあります。 三の丸。ここは藪が少なめでした。 で、これが三の丸にある水色の虎口です。ここは見事な構造です。これだけだとわからないので… 図示するとこんな感じです。この導線は本当に見事です。細かいことやってますね。 少し通路を降りてから撮影したところ。堀と通路がわかるでしょうか。 横堀は西北側へと続いていますが、藪でわかりにくいです。 下から見上げるとこんな感じ。 これも図示するとこんな感じ。 三の丸西北端の部分。 本丸の横堀(帯曲輪?)に入ります。そこからその西側下に続く横堀を見る。 本丸の横堀(帯曲輪?)。やっぱこれは横堀かな。 別角度で。 少し引いて、本丸を見上げる。 続きます。 |







