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獅子のごとく
黒木 亮 講談社 続き
本書は最後に読者へのプレゼントを 用意してくれる。 それは、人生のゴールは何か。 考える時間である。 猛烈な獅子も、人の恨みを買い、 不節制から病気となり、 多額のお金に囲まれていながら、 人の愛情を何一つ得られていない。 逢坂もライバルの檜垣も同じだ。 それは、投資銀行のトップも同じ世界 であろう。 人の欲が生み出す世界 それゆえに、まばゆくも、儚く、 獅子の如く勇猛であるが、 一陣の風でしかない現実。 どのような人生をお望みですか。 読者にそう投げかけているようでも ある。 人生は短い、 しかし、効率的な人生など欲しいと 思いますか。 効率的、 この言葉が流行る今の世であるが、 たまにはスピードを緩めて楽しむ 人生のゆとりがあってもいい。 人生という非常に短い時間 その過程を楽しまずして、 何を楽しむのか。 (楽しむとは「楽(らく)をする」 ことではない。) 人生、それは試行錯誤である。 私はそう考える。 試行錯誤であるから、効率的では 全くありえない。 でも、新しいことへチャレンジし 寄り道をし、自然の息吹を感じ、 他人の暖かさを感じる余裕が生まれ ると考える。 敗者の論理であろうか。 勝負とは何か。 人生の勝負とは? 本書の入江なる人物(普通の人生)に 共感を覚える。 あなたの人生は入江型ですか。 逢坂型でしょうか。 正解はありません。 人生は多種多様。 だから面白い。 平成23年6月10日 川越芋太郎 |
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