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医療における頭脳流出について

最近に始まったことではないが医学医療分野における大学頭脳流出顕著である。
頭脳流出というと、必ずや悪いこと、否定的な見解を述べることが見かけられる。
しかし、国としての名誉や利益だけでなく、人類の利益として考えれば、頭脳流通を一概に否定することでもないと言える。

無論、日本人としては頭脳が流出されれば、寂しいし、将来への不安もある。
どう対応してゆくべきかが問われるのであって、否定や妨害することを是とすべきではないだろう。

近々に例をとれば、京都大学教授の伊藤嘉明氏がシンガポールへ出た。また、最近はあの内閣官房医療イノベーション推進室長であった(前に私のブログで紹介したが、)東大の中村祐輔氏がシカゴ大学へ研究チームごと出る。

日本の頭脳が外に出るということは、日本国内の大学医療分野での問題が内在されることは確かであろう。
しかし、これから経済力やアジアの発展を考慮すれば、人材の交流は避けては通れない。
壁を構築して防ぐことでもない。

ようは、海外の人材や内地の人材が研究に専念できる体制を早期に構築するように、大学組織や医療分野の組織を変える必要がある。
無論、日本でもその歩は始まっている。
問題は、スピードと「金」である。(笑)
高度成長期には表立って問題とされなかっただけのことである。

流出に対抗するために、日本でも門戸開放や大学組織等の変革が始まりつつある。
しかし、その歩が牛歩よろも遅い。
世界のスピードについて生けない可能性が高い。

一つには、中国や韓国と共同の大学間単位認定基準共有化もアイデアとしては有益である。
まだパイロット事業であるが。
ぜひ、多角的に推し進めたい。
実は、この分野については、大いに世界的に頑張って欲しい。
医療分野は、まだまだ地域間格差や所得格差が高い。
逆に言えば、大いなる成長分野でもある。

流出と目くじらを立てるよりも、人類の世界の医療、しいては生命の安全と健康確保のためにも、大いに競い合って欲しいものである

無論、日本もこの分野では「頑張って欲しい。」
医療=薬は、将来の成長産業であり、大規模需要産業であるのだから。

平成24年3月17日 川越芋太郎
 
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