独断法人・日本缶コーヒー評価機構

ペットボトル全盛時代に待ったをかける、素晴らしき缶珈琲の世界…なんつって。ブヒャヒャ

伊藤園

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伊藤園 ICED Café au Lait

イメージ 1

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(下写真は前回レビューの伊藤園 W カフェオレ クリーミーテイストとのツーショット)

◇味バランスと後味の悪い「稀薄カフェオレ」


◎アイス/ホットの別
アイス(アイス賞味奨励品)


◎試飲環境
春の午後、快適な自室内


◎インプレッション
前回に続き伊藤園のカフェオレ製品の紹介となるが、この両品はその性格が非常に大きく異なる。

※前回の記事「伊藤園 W カフェオレ クリーミーテイスト」
http://blogs.yahoo.co.jp/jpcancoffee/16120681.html

一応、今回レビューするアイスカフェオレの能書きを示しておく。

○炭焼焙煎ブレンド(炭焼焙煎豆51%使用)
炭焼焙煎は、ムラなく、焦げにくいという特徴があります。
炭焼コーヒー独特の香りとシャープな苦味をお楽しみください。

○糖類50%カット
糖類50%カットで、すっきりとした甘さとキレのある後味が特徴です。
冷やしておいしく、ゴクゴク飲める、微糖タイプのカフェオレです。


しかしながら、試飲してみるとこれらの能書きがほとんどアテにならないことが知れる。
苦味は、炭焼コーヒーの苦味というよりは人工甘味料の苦味のほうが強く感じるし、
この人工甘味料のせいで「すっきりとした甘さ」でも「キレのある後味」でもなくなっている。
カフェオレとはいいながらミルク感はかなり薄く、コーヒー感も薄い。
これは最早、カフェオレとはとても呼べない代物であろう。
粗悪な缶コーヒーをさらに薄めて280gに水増ししたような印象である。


◎総評に入る前に
当製品は、品名「コーヒー飲料」である。
すなわち、品名「コーヒー」に比較して、豆使用量は最も薄いものだと約半分となる。
(缶コーヒー品名基準は前回記事を参照のこと)

カフェ・オ・レの本来の定義は、コーヒーと牛乳を同量ずつ混ぜたものである。
(無論、缶コーヒーのカフェオレにそこまでの牛乳濃度を求めるつもりはない)
従って、牛乳で稀釈されるぶん、全体量に対する豆使用量が相対的に少なくなるのなら理解できる。
しかしそれはあくまで、コーヒーが薄くなる分が牛乳のコクと味わいで補完されることが前提である。
つまり、コーヒーが薄くてもミルク感が強ければ、そこそこ飲める製品に仕上がると考えられる。

前回の記事の中で、「乳固形分が3%を超えるものは乳飲料に分類される」と述べた。
今回の製品は、コーヒー豆のやや少なめな「コーヒー飲料」であり、乳飲料ではない。
しかも「乳成分は牛乳100%」と書いてあり、全粉乳や脱脂粉乳を使用していないことを誇示している。
しかし、これらをどう解釈すべきであるか。
下に、解釈の手助けとなる指針を示しておきたい。

この製品は「乳飲料」でない以上、乳固形分は3%未満である。これを2.9%と仮定しよう。
また、通常の成分無調整牛乳の場合、乳固形分は概ね11%である。
乳固形分11%の牛乳を使用して、乳固形分2.9%のカフェオレを作る仮定でで計算すると、
このカフェオレ280gに使用されている牛乳の量は73.8gとなる。
これは比率で言うと、牛乳わずか26.5%ということになる。

もちろん、乳固形分は「乳飲料に分類されないギリギリの2.9%」という好意的仮定であるから、
実際にはもっと薄い可能性もあるのだということを考慮する必要性については論を待たない。



◎総評
上で述べたように、「牛乳を大量に入れた結果、コーヒーが薄まる」のであれば理解できるのだが、
この製品は牛乳わずか26.5%(これでも好意的概算)しか添加していないのに、コーヒー感は稀薄である。
これは伊藤園に限らず、他社の多くのカフェオレ製品についても言えることであるが、
特に今回の製品については、「カフェオレ」といいながらミルク感もコーヒー感も期待できず、
しかも変に「微糖」カテゴリに入れたために人工甘味料を使用する結果となり、
何もかもが中途半端に終わってしまっている印象がある。
(「微糖」の表示にも基準が存在する)

伊藤園だけの問題ではないが、そろそろ「カフェオレ」という表記についても、
一定の基準を制定する必要性があるのではないだろうか。
現在のところ「カフェオレ」の語の使用に関する法的制限も業界自主規制も存在しないようだが、
カフェオレとは本来、無稀釈牛乳と無稀釈コーヒーを1対1でブレンドした濃厚な飲み物である。
缶入りでそこまでの濃度を要求するつもりはないものの、
今回のように「カフェオレとしてもコーヒーとしても不満だらけ」の製品づくりは自重してほしい。
そもそも、贅沢な内容でしかも280gの大容量で120円で買える製品などあるハズがないが、
せめてコーヒー感を強調するとか、練乳やエバミルクを使用するなどしてミルク感を向上すべきである。

なお、前回の乳飲料カフェオレと今回の稀薄カフェオレの比較をしてみたいところだが、
種類別も内容量も人工甘味料の使用不使用も全部異なるため、比較にはあまり意味がない。
どちらも甘みがあまりスッキリしておらず、個人的にはもう飲みたいと思わない製品ではある。


◎評価
☆☆☆☆★★★★★★ (4点)


(文責:紫布)

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閉じる コメント(4)

それでも四点あげるとは、なかなか採点も甘めですね〜。
はたして1点のものはどんな駄作なのか気になりますw

2009/5/6(水) 午後 8:19 柳井未奈人

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>みどりまど さん

私にも、0点どころかマイナス点をつけたい缶コーヒーはありますよ(笑)
ルーツ プライムエッジなんかがそれです(レビューは近日公開)。
あの空前のマズさに比べれば、こちらはまだ4点あげられます(^_^;;
ガブガブと一気に飲めばまだアラが目立たないので……

2009/5/6(水) 午後 9:08 独断法人日本缶コーヒー評価機構

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お! 私も伊藤園ってコーヒーはダメですね

2009/5/6(水) 午後 11:18 atelier*雅

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>atelier*雅さん

代表管理人の紫布(しのぶ)です。
ファンポチありがとうござますm(_ _)m

伊藤園の缶コーヒーは他社と明確な違い・個性があり、
好き嫌いの分かれるところだと思います。
私自身は決して嫌いではないのですが、
このアイスカフェオレは全くダメダメでした。
コーヒー品質そのものの評価以前の問題だったりします(^_^;;

2009/5/7(木) 午前 5:31 独断法人日本缶コーヒー評価機構


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