独断法人・日本缶コーヒー評価機構

ペットボトル全盛時代に待ったをかける、素晴らしき缶珈琲の世界…なんつって。ブヒャヒャ

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6月下旬に至るまでなかなか気温が上がってこなかった今年の関東地方であるが、
ここにきて日中30℃も珍しくなくなってきている。
普段アイスクリームなど滅多に食べない筆者も、他の買い物のついでにアイスコーナー前で立ち止まる。
 
 
しかし飲料業界と同じように、アイスや菓子などにおいても人工甘味料が大きく幅を利かせてきている。
 
菓子類への添加の嚆矢は、低カロリーよりも虫歯防止を意識したチューインガム分野であったと思う。
砂糖の塊であるキャンディー類にも、早くからシュガーレスが登場していたが、
これもやはり「虫歯にならない」ことが喧伝されていたと思う。
 
現在、人工甘味料はダイエットの切り札として認識されている。
砂糖を減らさないと売れ行きが悪くなるという事態になり、食品各社は人工甘味料導入に躍起だ。
また、素早い吸収を身上とするスポーツドリンクにおいても、急激な糖質吸収による血糖値上昇を防ぐため、
これにも人工甘味料が使われるのが普通になってきている。
いわゆるペットボトル症候群対策である。
(おかげで筆者は、飲めるスポーツドリンクがポカリスエットぐらいしかなくなってしまった)
 
 
さて、食べ物ではどうか。
近年特に人工甘味料使用が増えているのが、ヨーグルトやゼリーなどのデザート類である。
ことにヨーグルトは、特に低カロリーなどの表記が無くても人工甘味料使用であることが多く、気が抜けない。
糖質ゼロのゼリーは、食べてみればもう明らかに人工甘味料の不快な後味が残る。
ヨーグルトはそれ自体が乳製品なのでマスキング効果が得られるようだが、これもできれば避けたい。
 
 
 
アイスクリームに話を戻そう。
 
先日、何の気なしに手に取ったアイスが、買って帰って見たら人工甘味料入りであった。
 
「 ウ ゲ …… (#´Д`)」
 
しかし、食べてみると意外や意外。
かなり意識しながら食べたのに、とうとう最後まで人工甘味料が感じられなかったのだ。
これには、どんな理由があるのであろうか……
 
1.  たまたまマスキングがうまくいっていた
2.  人工甘味料の添加量がごく少量だった
3.  もともとアイスクリーム類では人工甘味料のアラが目立ちにくい
 
などが考えられるのだが、どうも筆者は3なのではないかという気がしている。
5〜15℃ほどで味わう缶コーヒーとは違って、アイスクリームは氷点下18℃程度の低温で保管され、
食べる時も融けないうちに融けないうちにと急いで食べる物である。
食べ終わった後も、その冷たさで舌がしばらく麻痺しているはずだ。
 
こう考えると、実はアイスクリームというのは人工甘味料の使途として非常に合理的なのではないか?
 
人間の舌は、冷たい物ほど甘みを感じにくい。
このため、アイスクリームは他の菓子に比較して大量の砂糖が使われている。
アイスクリームを食べると太りやすいというのは、この理由によるものだ。
カロリー低減の観点と、人工甘味料臭を感じさせない超低温というフォーマットを考えれば、
人工甘味料が最も活躍できる分野、それがアイスクリームなのではないだろうか?
 
 
そう、缶コーヒーなんぞに使うべきではないのだ。
 
 
(↑ 結局これが言いたかっただけかも)
 
 
(文責:紫布)
 
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◇甘味料不使用への“進化”
 
 
◎アイス/ホットの別
アイス(アイス専用缶)
 
 
◎試飲環境
6月下旬未明、快適な自室内にて
 
 
 
◎インプレッション
アロマレボリュート微糖(ルパン缶)を試飲したのは一昨年の6月、つまり2年前になる。
人工甘味料がほとんど目立たない優秀な微糖製品であった。
そして現在はなんと、人工甘味料不使用微糖に転換している。
これは飲料業界でも極めて珍しい「逆進化」といえる。
甘味料不使用だけでなく、砂糖の使用量もカロリーも減っているから、甘み自体が相当に減っていることになる。
このあたりの構成的・数字的な進化は以前から知っていたが、実際の試飲は今回が初めてだ。
 
糖類55%カット
⇒ ※旧製品は50%カット、しかも人工甘味料入り
 
原材料名 : 牛乳、コーヒー、砂糖、濃縮乳、乳化剤、香料、酸化防止剤(V.C、V.E)、シリコーン
⇒ ※旧製品は 牛乳、コーヒー、砂糖、植物性油脂、カゼインNa、乳化剤(大豆由来)、香料、
          安定剤(カラギナン)、酸化防止剤(V.C、V.E)、甘味料(アセスルファムK)
100g当たり23kcal
⇒ ※旧製品は100g当たり26kcal
 
これら構成・数値だけを見ても、同一商品名にしてどれほど内容が異なるかおわかりいただけるであろう。
人工甘味料マスキングの必要性がなくなったので、植物性油脂も省かれている。
それでは試飲を。
 
アロレボ特有のアクの強い香りと刺激的な味、強めのミルク感は相変わらず健在だ。
苦味も幾分強く感じられ、硬派で個性的な持ち味が遺憾なく発揮されている。
そしてやはり、人工甘味料で補填していない「真の微糖」であるため、甘さは本当によく抑えてあるのだが、
適度なミルク感のおかげで飲みやすく仕上げてある。
これにはJTお得意の「濃縮乳」が貢献しているものと思われる。
(見た目は濃い目の褐色だが、飲んでみると意外なほどミルクを感じる)
先代の微糖がいくら「人工甘味料入りの割に優秀」とはいっても、やはり人工甘味料不使用には勝てない。
後味に人工甘味料のクセや引きが全く無いのは、明らかな進化である。
 
 
 
◎総評
素晴らしい進化であった。
微糖でない初代のアロレボが登場したのは3年前、微糖が登場したのは2年前であったが、
アロレボの強烈な個性を遺憾なく堪能できるのはやはり、今回の現行の微糖であると思う。
甘味料入りから甘味料なしへの変更は、近年ではもはや奇跡に等しい措置である。
JTが何を思ってここまで大胆な構成変更を行なったのかは不明だが、
缶コーヒーファンにとってはじつに嬉しい進化だ。
 
もちろん、3年前の初代の時から当ブログで紹介している通り、アロマレボリュート自体は大変アクが強く、
まろやかさとは対極の位置にある刺激的な風味であり、万人に受け入れられるものではない。
今回更に甘さが減らされたことによって、この傾向はより強まっているかもしれない。
また、飲む時の体調や時間帯などによって評価が著しく変わる製品でもある。
例えば筆者の場合、食後や休憩時間、おやつ(特に甘い物)などには非常に向いているが、
起きぬけの目覚ましのコーヒーとしては全く受け入れられない。
従って、点数評価はシチュエーションによって変動することになる。
 
 
 
◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆★★ (8.5点)
※ 飲む状況によって7点〜9.5点に変化
 
 
(文責:紫布)
 
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◇オン・ザ・ロックの境地には程遠かった
 
 
◎アイス/ホットの別
アイス(アイス専用商品)
 
 
◎試飲環境
6月中旬深夜、職場休憩中
 
 
 
◎インプレッション
あらかじめお断りしておくが、この商品は既にカタログ落ちしている。
従って、缶コーヒー購入の際の参考とはならないことをあらかじめご了承頂きたい。
メーカー情報によれば、昨年9月で製造終了しており、今回の試飲品も賞味期限ギリギリであった。
 
さて、2011年6月に新発売されたこの商品、ショート缶加糖ブラックというフォーマットであるが,
これはもう、2009年から確固たる地位を築いているアサヒワンダ「オン・ザ・ロック」を意識してのものだろう。
しかし、余計なものを一切加えていないオン・ザ・ロックとは大きく異なり、
香料や苦味料(!)を使用して味をまとめ上げているところに大きな特徴がある。
オン・ザ・ロックそして加糖ブラックに対する、キリンファイアなりのひとつの回答であると見てよいだろう。
 
缶デザインは非常に変わっている。
光沢部分とツヤ消し部分があって、その境目はまるで霜のように演出されている↓
 
イメージ 2
 
……しかし、あまり良いデザインとは思えない(苦笑)
デザインというよりも、製造時のトラブルでこうなったようにしか見えないからである。
 
コクの加糖ブラック
 
「じっくり蒸らし抽出」による
力強いコーヒーに甘みを加えた
コク豊かなアイスコーヒー
 
原材料名 : コーヒー、砂糖類(砂糖、果糖ぶどう糖液糖)、香料、苦味料
100g当たり20kcal
 
開缶時の香りは極めて良好。じつに旨そうな深煎りの香ばしさだ。
飲んでみると、ワンダ オン・ザ・ロックよりも甘さを抑えてある。
酸味も苦味もよく効いている。(もっともこの苦味は苦味料によるものだが)。
しかし、いかんせんコーヒー濃度が薄めだ。
炭水化物4.9gで原材料第二位ということは、おそらくコーヒー豆は5gギリギリの使用であろう。
豆を7g近く使用していると推測されるオン・ザ・ロックに比較すれば、その濃度差は歴然。
「蒸らし抽出」とは、ドリップに当社比2倍の時間をかける抽出法であるというが、
そのせいなのか逆に雑味が感じられ、後味のキレはかなり悪く、喉の渇いている時には飲みたくない感じだ。
 
 
 
◎総評
加糖ブラックといえば何でもかんでもオン・ザ・ロックと比較してしまうのはやや乱暴ではあるが、
ショート缶加糖ブラックというフォーマットなのであれば比較されても仕方ないであろう。
そしてその感想はやはり、濃度感もキレ味も遠く及ばないというものである。
加糖ブラックとして特にクオリティが低いとかではなく、単にそこらのフツーの加糖ブラックと変わらない味。
 
ただしキリンファイアは今夏、245gロング缶加糖ブラック「炭焼きアイス」を新しくリリースしている。
カロリーも4割減の12kcalというまったくの別物に仕上がっており、苦味料も使用していないらしいので、
近日中に試飲してみたいと思っている。
 
しかしそれは言い換えれば、苦味料の使用も蒸らし抽出法も、オン・ザ・ロックの牙城を崩せなかったということ。
つまり結果として、この「うまいICE」は失敗に終わったというコトになる。
今年の出直し商品である「炭焼きアイス」に期待するとしよう。
 
ますますもって、オン・ザ・ロックの完成度を再認識した次第だ。
 
 
 
◎評価
☆☆☆☆☆☆★★★★ (6点)
 
 
(文責:紫布)
 
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◇やさしいというより、結構本格的!?
 
 
◎アイス/ホットの別
アイス
 
 
◎試飲環境
6月下旬深夜、快適な自室内にて
 
 
 
◎インプレッション
サントリーボスは以前から、ファジーなネーミングの製品も結構リリースしてきている。
余韻とか休日とかスマートとか、そういった感じである。
今回の製品はその典型ともいうべきものだ。
コーヒーで「やさしい」というと、やたらミルキーでアメリカンで締まりの無い味を想像してしまうところだが、
能書きを読む限りではそれほどダルな組み立てではなさそうである。
ともあれ、人工甘味料不使用の製品はそれだけで試飲が楽しみなものだ。
 
苦すぎず甘すぎない。
深煎り・中煎りに焼き分けた豆をブレンドし、
コクがあるのに苦すぎず、すっきりとした甘さで仕上げました。
ほっと一息つける、爽やかで優しいボスです。
 
原材料名 : 砂糖、牛乳、コーヒー、脱脂粉乳、全粉乳、デキストリン、カゼインNa、香料、乳化剤
カロリー表示なし
 
ほとんど能書きに忠実な味である。
(というより、実際の味に忠実な能書きであるというべきか)
深煎りの香ばしさが本格感に溢れている上、その香り自体が非常に良い。
このあたりの特長は、いかにもボスといった感じで安心できる。
コーヒー規格(液量100g当たりの豆使用量5g以上)であるにもかかわらず、
原材料筆頭は砂糖で、コーヒーは第三位であるが、確かに甘すぎない仕上がりになっている。
液色を見てもミルクっぽさは少なく褐色が強いのだが、加糖ブラックのような飲みにくさも無い。
これはかなり不思議な組み立てといえるところだ。
深煎りの香りと中煎りのコクの量的バランスはまさに最良であり、後味がしつこくない。
そして一本飲み終えると、いかにも「ボスを飲んだな〜」という気持ちにさせてくれる。
要するに、“やさしい”組み立てであってもやはりボスはボスであるということだ。
苦すぎない、甘すぎない、やさしいとはあるものの、そこに隠されているのはいかにもボスらしい本格感である。
旧来のボスファンに安心してオススメできる一本といえるだろう。
 
 
 
◎総評
商品名からくるユルいイメージとは裏腹に、なかなかどうして様々なシーンに合いそうな本格派という印象。
ただ、「甘すぎない」のは本当だが、決して「甘さ控えめ」でない点には注意したい。
甘さを直接的に感じさせないようにうまく作ってあるが、よくよく味わってみればそれなりに甘い。
カロリーや炭水化物使用量が記載されていないが、どう考えても100g当たり30kcalはあろう。
甘さ控えめを期待せずに購入すれば、程よく香ばしくキレの良い缶コーヒータイムを楽しめるだろう。
 
 
 
◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆★★ (8点)
 
 
 
P.S.
ポッカ・アサヒ・キリン・サントリーと、メインストリーム系の新製品を連続して味わってきたが、
いずれも大変香りが良く、芯のしっかりした良作揃いであった。
カロリーは低くないが、やはり缶コーヒーはこうあるべきだと改めて感じさせられた次第だ。
どのメーカーも、人工甘味料入り微糖やゼロを本気で美味しいと思っているワケではないのだ、と安心した。
微糖もゼロも需要が高いので、作るなとは言わない。
しかし、試飲してマズければ遠慮も忌憚もなく批評してゆく所存である。
 
 
(文責:紫布)
 
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◇シャープな飲み口とキレ
 
 
◎アイス/ホットの別
アイス
 
 
◎試飲環境
6月下旬夜、快適な自室内にて
 
 
 
◎インプレッション
最近は単豆100%の製品が本当に少なくなった。
ブレンドを良しとするか単豆を良しとするかは、心証上の理由もあって場合によりけりと言える。
開発陣の感性と情熱をもって旨いブレンドを作り出したところで、やはり豆品種が具体的に書かれていないと、
消費者心理として「ブレンド? 適当に安い豆を組み合わせたんだろ」的にしか受け取られない可能性がある。
その点で言えば、単一品種100%は非常に潔い上、何といっても消費者心理がくすぐられる。
普段から単豆レギュラーコーヒーに親しみのない人ならば尚更、特定の豆品種の味を知る良い機会となり、
例えば当製品であれば「キリマンジャロ100%ってどんな味だろう?」と購買意欲を惹起される。
 
冴え味“クリア焙煎”
 
甘さ・ミルク控えめ
 
コーヒー豆の選定とファイアこだわりの
焙煎技術によって実現した、
キリッと冴えた味わいの
キリマンジャロ100%コーヒーです。
 
原材料名 : コーヒー(キリマンジャロ)、牛乳、砂糖、脱脂粉乳、カゼインNa、乳化剤、香料
100g当たり30kcal
 
確かに液色からしてミルク控えめで、最低限のまろやかさを与えるだけのギリギリのミルク感にとどめてある。
その効果もあって、香ばしい深煎り系の芳香とコクが際立っている。
この種の製品としては甘さを抑えてあるほうであり、コーヒー感の強いシャープな飲み口だ。
後味の爽やかさと引きの良さも特筆されよう。
キリマン単豆ながら、思ったほど酸味が強くないのが残念ではあるが、
単豆という触れ込みに固執しなければ、充分に合格点のクオリティであろう。
 
 
 
◎総評
おそらくは人によって「もう少しだけミルクが欲しい」という評価もされるであろうが、
この製品はミルクを抑えめにすることでこの持ち味を実現していると思う。
厳選キリマンジャロ100%というほどの強い個性こそ感じられなかったものの、
近年のファイアの中では雑味の少ない、明らかに上位の味だと思う。
他社からも単豆スペシャルが出揃ってくれたら面白いと思うのだが。
 
 
 
◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ (9点)
 
 
(文責:紫布)
 
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