独断法人・日本缶コーヒー評価機構

ペットボトル全盛時代に待ったをかける、素晴らしき缶珈琲の世界…なんつって。ブヒャヒャ

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◇いかにもファイアな没個性
 

◎アイス/ホットの別
ホット(ホット推奨商品)
 
 
◎試飲環境
11月中旬昼前、青梅街道関町付近にて
 
 
 
◎インプレッション
泣き出しそうな空の下、朝8時半からウォーキングを敢行した。
荻窪の自宅から埼玉県所沢までの約20kmである。
歩くうちに体がホカホカしてきたというのに、ホット向け新製品を自販機で発見してしまった。
これはじつに不運であった(笑)
筆者の性格からして、いきなり新製品と邂逅すれば即購入は避けられないし、
ホットで飲めと書いてあるので熱いうちに飲まねば評価のしようがないからだ。
あまりホットは飲みたくない(というか喉もあまり渇いてない)状況での試飲である。
一応、小さく「コールドでもお飲みいただけます」とは書いてあるものの、
「あくまでコールドは邪道だよ?」と念を押されているような気がしてならない(笑)
 
WINTER LIMITED
 
ホットでひきたつ
“焦がし焙煎”の深いコク
 
ホットで飲む缶コーヒーの旨さを追求し、
深いコクとしっかりした飲みごたえを
実現した、この冬だけのおいしさです。
 
原材料名 : 牛乳、砂糖、コーヒー、全粉乳、脱脂粉乳、乳化剤、香料、カゼインNa、増粘剤(キサンタン)
100g当たり38kcal
 
香りは深煎り系でまろやか、ミルク感は適度で、カロリーほどには甘みを強く感じない。
しかし、“焦がし焙煎”とやらの香ばしさやコクはほとんど実感できなかった。
ファイアのスポット商品・期間限定品によくありがちな、「何ら個性を感じない曖昧な味」の典型。
突出した部分が何も無く、リピート訴求力がとても低い。
同じファイアならばGOLDのほうを選びたくなる。あちらは個性・方向性がハッキリしているからだ。
もう少し、苦味なり酸味なりに持ち味を与えても良かったのではないかと思う。
味がマズいワケではないものの、「寒空の下なら絶対コレ!」と思うような魅力は無い。
「季節限定」と書いておけばよいというモノではあるまい。
 
 
 
◎総評
ファイアは今春、季節限定・浅煎りの逸品「モカブレンドの春」を出しており、
季節限定モノの続編に多少期待を強めていたところではあったのだが…… 残念だ。
特段この「ホット用」を選ばずとも、フツーの製品をホットで飲んだほうが良いだろう。
つまり、存在価値の根底の部分で既につまずいている形。
 
ところで。
ファイアは基本的に香料強め(原材料中で乳化剤や安定剤よりも分量が大きいものが多い)が特徴だが、
そろそろ香料弱め、あるいは無香料で美味しい製品を出してほしいものだ。
香料を補助的に使うのでなく「缶コーヒーを作る上で香料添加はデフォ」という認識が強いらしいが……
 
 
 
◎評価
☆☆☆☆☆☆★★★★ (6.5点)
 
 
(文責:紫布)
 
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◇薄い、甘い、クリーミーじゃない
 
 
◎アイス/ホットの別
アイス
 
 
◎試飲環境
11月中旬夕方、やや寒い自室内にて
 
 
 
◎インプレッション
アサヒワンダとしては珍しい、大容量280gワイドショート缶の登場だ。
登場時期からみても大容量からみても、明らかにホットで体を温めるための製品であろう。
しかし、今回はとりあえずアイスでの試飲とする。
個人的にはあまり好みでない「生クリーム仕立て」であるのが気になる。
あまりクドい組み立てでなければよいのだが。
なお、コーヒーにミルク分をたっぷり加えることによって豆比率が下がっているせいか、
100g当たり豆使用量2.5〜5gの「コーヒー飲料」に分類される製品である。
 
北海道産
生クリーム
仕立て
 
北海道産生クリーム仕立てのコク深いコーヒーで
味わう、なめらかな口あたりと飲みごたえを
たっぷりとお楽しみください。
 
原材料名 : 牛乳、砂糖、コーヒー、脱脂粉乳、全粉乳、クリーム、デキストリン、乳化剤、香料、カゼインNa
100g当たり42kcal
 
コーヒー飲料規格ながら、なかなか香ばしい。
「ラテ」と名乗るからにはエスプレッソ抽出の必要があるが、そこまでの深みは感じない。
そして、生乳っぽさはやはり低く、コーヒーもミルクも薄く、甘みが強い。
(これはまぁ、大容量製品に共通する典型的傾向と言ってよい)
クリーム分はクドいほどではないが、やはり生乳の素直なマイルドネスのほうが筆者の好みであり、
さらに筆者のあまり好きでない「ナッティな香り」をわずかに感じてしまうのもマイナス点だ。
とにかく出来上がりとしては筆者の好みでない
「ナッティなカフェオレ/ラテ」
「生乳の旨味に欠けるカフェオレ/ラテ」
を満たしてしまっている。
また、間違ってもこの味は「クリーミー」ではない。
ミルク多めの普通のコーヒーを水で薄め、甘みだけを砂糖で補完したような味である。
苦味はほとんど無く、酸味も弱くて、香りだけは深煎りっぽい香ばしさがあるが、
やはりどう考えてもクリーミーなどとは表現できない稀薄な味。
イヤミな味や香りこそ無いものの、旨いとはとても言い難い。
 
 
 
◎総評
ワンダはカフェオレ系製品に傑作が少ない。
もともとシンプルな構成を好まず、色々な原材料で無理矢理ミルク感を演出しようとし、
必ずと言っていいほど香料を加える。
そして多くの場合、コーヒーの旨みがほぼ無視される形となっている。
「特製カフェオレ」や、JR東日本駅構内限定「朝のカフェオレ」などはその典型であり、
ワンダのカフェオレ系製品から筆者の心が離れてゆくキッカケとなっていた。
今回も試飲前から全く期待していなかっただけに、逆に落胆は少ない(笑)
 
 
 
◎評価
☆☆☆☆★★★★★★ (4.5点)
 
 
(文責:紫布)
 
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◇バランス……? (´・ω・)
 
 
◎アイス/ホットの別
アイス
 
 
◎試飲環境
11月中旬朝、やや寒い自室内にて
 
 
 
◎インプレッション
静岡県島田市の木村飲料は、地元静岡にちなんだ飲料を含め、多くの清涼飲料を販売している。
こと炭酸飲料に関してはバラエティ豊富で、わさびラムネ、お茶ラムネ、カレーラムネ、
そしてトマトサイダー、しずおかコーラ(緑茶使用)などの珍品もある。
そんな中、缶コーヒーに関しては比較的まともな作りであるようだが、
そのネーミングやデザインは奇抜そのものだ。
 
社長の
社長による!
社長のための!!
ブレンドコーヒー
 
新たな毎日を切り開け!
 
一日は、
バランスの
とれた珈琲
で始まる。
 
365日考える社長推薦
バランス珈琲
 
毎日の始まりは、
全てのバランスによって
成り立っているのであ〜る。
 
原材料名 : コーヒー、砂糖、全粉乳、脱脂粉乳、乳化剤
100g当たり29kcal
 
ひと口目から強い甘さが舌を襲う。
29kcal/100gでここまで甘さを強く感じるのは、残念ながら「バランスのとれた珈琲」の逆を行っている。
浅〜中煎りの雰囲気があり、酸味は弱め。
コーヒー感はそこそこあるほうだと思うが、それなのにボディを感じない曖昧さ。
無香料なのはよいが、香りが弱いことはごまかし切れない感じだ。
ミルク感弱めなので、コーヒーの香ばしさをもっと強めないと、砂糖の甘みが浮き上がってきてしまう。
生乳を用いていないせいか、ミルクの味にも素直さが無く、コーヒー・ミルク・砂糖がまったく溶け合っていない。
後味は甘さが極端に尾を引き、香りに気品が無い。
褒められる部分は非常に少ないが、人工甘味料の味がしないだけマシといったところか。
 
 
 
◎総評
試飲前から大して期待してはいなかったが、まさに予感どおりの味といった印象。
木村飲料はラムネ・ソーダが主力のメーカーであり、やはりコーヒー飲料は一種の畑違いだ。
派手な能書きの中では「バランス」という言葉をやたらと強調しているようだが、
一本の缶コーヒーとしてのバランスを本気で追求した結果とは到底思えない。
他に「社長のためのブラックコーヒー」「黒だるまコーヒー」をラインナップしているようだが……
 
なお、「365日考える社長」とは、木村飲料の社長のことなのか、架空人物なのかは不明。
メーカー公式サイトでもそこまで言及していないからだ。
 
 
 
◎評価
☆☆☆☆☆★★★★★ (4.5点)
 
 
(文責:紫布)
 
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◇ボスの一員としては今一歩か
 
 
◎アイス/ホットの別
アイス
 
 
◎試飲環境
11月中旬夕方、やや寒い自室内にて
 
 
 
◎インプレッション
なんだかカレールゥみたいな、独自性の感じられない名称の製品がサントリーボスから登場した。
明らかにホットを意識した商品でありデザインであるが、試飲はまずアイスからという基本方針に則り、
ホットで自販機購入した物をわざわざ自宅で冷却して試飲に供することとした。
 
期間限定
 
〜炭焼焙煎・贅沢ミルク〜
 
強めの直火でこんがりと、さらに弱火で芯まで
じっくりと焼き上げたこだわりの炭焼珈琲に
贅沢にミルクを合わせました
コクがあってまろやかな、
冬にぴったりの味わいです。
 
原材料名 : 牛乳、砂糖、コーヒー、脱脂粉乳、全粉乳、食塩、カゼインNa、乳化剤、香料、安定剤(カラギナン)
カロリー表示なし
 
開缶時の香りは悪くないが、やや薬品くさいような気がする。
アイスで飲んでいるせいかもしれないが、個性はややボヤけている感じで、コレといった特徴に欠ける。
「コクまろ」とはいうものの、コクはミルクのコクに終始しており、コーヒー部分はあまり褒められない。
これまで深煎りを軸にしてきたボスにしては、コーヒーの旨味にやや欠ける気がしてならない。
ミルク感がそこそこ強いのに、砂糖のカドがあまり中和されておらず、甘みを強く感じてしまう。
濃厚さは感じないが、ミルキーで甘め、言い換えれば飲みやすい味ではある。
後味は砂糖の甘さがかなり強く残る。
コーヒータイムよりは、菓子パンなどと共に飲むのが吉か。
 
 
 
◎総評
飲む前からな〜んとなく感じていた悪い予感が当たってしまった感じだ。
コーヒーの本格感が最大の特長だったサントリーボスとしては、何だか中途半端な出来のカフェオレみたいだ。
ホットで飲まないことには製品カラーを加味した評価が不可能であるとは思うので、後日ホットも試飲予定。
 
缶コーヒーファン好みの味とは言えないが、決してマズいワケではない。
ただ、これが「サントリーボスの製品であること」が残念なだけだ。
 
 
 
◎評価
☆☆☆☆☆☆★★★★ (6.5点)
 
 
(文責:紫布)
 
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◇コーヒー会社の良心を感じる


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
11月中旬夜、勤務開始前のひとときに



◎インプレッション
先月、九州大分と北陸石川と信州をまわる節操なき旅をしてきた。
その際、行きの羽田空港でみつけたのがこの製品。
三本コーヒーは、コーヒー豆輸入販売業者であるのみならず、
缶コーヒーもかなり古くから出していたメーカーでもある。
現在の缶コーヒーメジャー各社が出揃い始める1980年代終盤よりもさらに前、
言い換えれば、缶コーヒーの市場ポジションが今よりも遥かに低かった時代から、
M.M.C.(三本コーヒー)ブランドの缶コーヒーは存在していた。
筆者不勉強のため、三本が当時から現在まで絶え間なく缶コーヒーを販売していたのか、
それとも缶コーヒー製品を廃止した雌伏の期間があったのかはよく知らない
実際、今回の商品を見つけた時は「三本って今も缶コーヒー出してるのか!」と驚いた。
コンビニでも自販機でも見つからないとなると、販路は極端に狭い。

さて、当製品はオーガニック(有機栽培)豆をウリにしており、しかも無香料仕立て。
原材料的に通好みの味が予想されるところだが、実際のところはどうか。

G Green…緑、新鮮
I Innocence…無害
O Organic…有機

有機栽培珈琲豆
100%使用
香黒炭焙煎

GIO ORGANIC CAFEは、
健康を考え有機原料をメインとして
皆様の安心と安全、地球環境への配慮を
追求しているカフェです。

【有機栽培豆使用】JAS認定有機栽培珈
琲豆を丹念に焙煎したこだわりのコーヒーです。

【香黒炭(コークス)焙煎珈琲】香黒炭焙
煎珈琲とは、遠赤外線効果のあるコークス燃料
を使用して焙煎したM.M.C.独自の焙煎技術。
豆の芯からふっくら煎りあげ、芳醇なアロマと
深いコク、爽やかな後味が特徴です。

原材料名 : 生乳、コーヒー、砂糖、クリーム、脱脂粉乳、乳化剤、カゼインNa
100g当たり37kcal

酸味も苦味も控え目だが、それでも充分なコーヒー感。
そして舌がキュッとなるような浅煎り系のコクが、強いミルク感と絡まる。
コーヒー会社の製品ということで、もっとハードなコーヒーを勝手にイメージしていたが、
想像以上にミルク感を重視したまろやかな組み立て。
匂いからしてミルクっぽさが強いが、コーヒーそのものの香りはとても品がある。
クリームのせいか少々くどいのが残念で、そうした意味ではベストバランスではない。
しかしながら、全体に味わい深く満足感が高い。
けっけう甘いが、ミルクで中和されているせいか余り気にならない。
後味も比較的キレがある。


◎総評
ミルク分がややしつこかったものの、それ以外は不満がほとんど無い良作。
素材の良さ、メーカーの良心は十二分に伝わってきたので、
同社のブラックも是非試してみたいところだ。
しかし、三本の缶コーヒーがとにかく入手自体難しいのは確かであり、
ブラックも羽田空港には置いていなかったと思う。
通販なら入手できるが、さすがに1ケース30缶はちょっと(苦笑)
横浜市内に本社があるので、その真ん前あたりに自社製品の入った自販機があるかも……しれない。
所用で横浜方面に行くことがあったら探してみるとする。



◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆★★ (8.5点)


(文責:紫布)

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