独断法人・日本缶コーヒー評価機構

ペットボトル全盛時代に待ったをかける、素晴らしき缶珈琲の世界…なんつって。ブヒャヒャ

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◇甘さ抑えてキリッとした苦味 ビジョン明確


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
8月上旬深夜、空調の効いた快適な室内



◎インプレッション
砂糖ゼロのビター仕立てということだが、人工甘味料アセスルファムカリウムを使用。
ミルクも抑え目で100gあたり11kcalという超低カロリー缶コーヒーだが、
果たしてこの低カロリーのために味を犠牲にしているか、していないか。

開缶時の香りは、素晴らしく香ばしくワイルド感がある。
味のほうだが、かなり本格的に苦い。
苦味の強い製品が苦手な人にはちょっとツラいというぐらいの苦味だ。
しかし、甘味料系の苦味が全く感じられないため、概して口内が引き締まるストレートな苦味といえる。
人工甘味料使用だが、甘さそのものを極限まで抑えた作りであり、
嫌味やしつこさがなく、後味もかなり良好である。
ミルク感と酸味は弱めで、とにかく苦味を強調したダイナミックな製品。



◎総評
実は1990年代初頭、一種のビターブームがあったことをご記憶だろうか。
グリコ「ポッキー」にビター味が登場して、この時期は各社からビター味チョコが続出。
そして、缶コーヒー界からもUCC「ビター」「ハーフビター」が登場。
苦味を強調した缶コーヒーの元祖ともいえる製品であった。
その後も「ビター」を冠した製品が各社から散発的にリリースされているが、
表記されているほどのビター感を得られる製品は極めて少なかった。

その点、当製品は久々に強いビター感を味わえる一本である。
後味が尾を引きすぎないので、苦味の引きも鮮やか。
ホットで飲んだらどのような印象か大変興味があるので、
どうか冬までモデル消滅せずに存続してほしい。

アセスルファムカリウムをほとんど感じさせない優秀な製品。
しかし、苦味は本当に強いのでセレクトには注意。
どんな場面でも旨いと感じるという保証はない。
頭をスッキリさせ、口の中を引き締めるという、ある意味でブラックを飲むような感覚だが、
ブラックの味わいとも全く異なる。
百聞は一飲に如かず。 まずは一度お試し頂きたい。

なお、原材料は表記順に牛乳・コーヒー・香料・カゼインNa・乳化剤・
甘味料(アセスルファムK)、安定剤(カラギナン)となっている。
つまりこの製品、香料の添加量がかなり多いということになる。
甘味料や乳化剤の添加量よりも、香料の添加量のほうが多いのである。
そう考えてしまうと、この香りが「作られた香り」ということになり、少し残念である。
それでも、わざとらしさを払拭できないJT「ルーツ アロマブラック」よりずっとマシであろう。



◎評価
☆☆☆☆☆☆☆★★★ (7.5点)


(文責:紫布)

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