独断法人・日本缶コーヒー評価機構

ペットボトル全盛時代に待ったをかける、素晴らしき缶珈琲の世界…なんつって。ブヒャヒャ

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サッポロ 生粋ブラック

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◇深みのある酸味、程よい濃度


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
8月中旬夕方、空調の効いた快適な室内



◎インプレッション
押しの弱さと味の悪さで酷評を続けてきた「生粋」シリーズ。
これまでレビューしてきた製品はみな、味の組み立てが悪く、
砂糖であれ人工甘味料であれ使い方が下手であった。
……では、ブラックならばどうか?

無添加・無香料の完全な「原材料名:コーヒー」である。
苦味は少なく、キリリと引き締まった酸味がなかなか良い。
予想していたような稀薄感が無く、思ったよりもずっと「飲める」製品だ。
香りは特に強いものではないが、ややスモーキーで総じて上品。
クセの無い後味が心地よく、キレを感じさせてくれる。



◎総評
常飲に耐え得る味のブラックといえる。
これまでの「生粋」があまりにも低クオリティだったため、今回の試飲前も大して期待していなかったが、
このブラックは充分な品質であると思う。
豆のコクや苦味よりは酸味で勝負するタイプのブラックなので、この点をセレクトの参考にされたい。

しかし、気になるニュースが今日飛び込んできている。
サッポロHDがポッカの株21.65%を取得して基本業務提携に合意した。
自販機事業の強化や製品共同開発といった、缶コーヒー事業に直接関わるものが含まれており、
ブランド力の強いポッカコーヒーに一本化することで、生粋シリーズが廃止されるかもしれない。
「BEANS」⇒「JACK」⇒「生粋」と、マイナーながらも連綿と続いてきたサッポロ缶コーヒーの歴史に、
終止符が打たれてしまうのではないか、と筆者は危惧している。
味的にはポッカのほうがずっと上なので、構わないといえば構わないのだが、
趣味的見地に立てばブランド減少はとても淋しいものである。
サッポロ系ブランドの存続と、より旨い製品の開発を望みたい。
(今の加糖系生粋のままでは、売上は絶対伸ばせない)



◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆★★ (7.5点)


(文責:紫布)

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