独断法人・日本缶コーヒー評価機構

ペットボトル全盛時代に待ったをかける、素晴らしき缶珈琲の世界…なんつって。ブヒャヒャ

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◇現時点で、ファイアの過去最高傑作


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
9月下旬夜、空調の効いた快適な室内



◎インプレッション
「ファイア」のブランド名称に直結する「火」へのこだわり、直火仕上げであるという。

原材料名:牛乳、コーヒー、砂糖、全粉乳、脱脂粉乳、カゼインNa、乳化剤、香料

ひとくち目から、パンチの効いた酸味が広がる。
舌の付け根がジーンと刺激されるような、極めて爽快な酸味である。
香りはやや不自然さもあるものの、非常に飲み応えの強い組み立てで、不満は無い。
しっかり「缶コーヒー飲んだなぁ」という気にさせてくれる、缶コーヒーならではの魅力にあふれた味わい。
どちらかといえば「甘い系」ではあるが、コーヒー感の強さのおかげで硬派な印象を与えてくれる。
人工甘味料系微糖が束になっても絶対に敵わない、本格缶コーヒーである。



◎総評
筆者が大ファンであったキリン「ジャイブ」ブランドは、1999年にいきなり「ファイア」にチェンジした。
なぜ筆者がジャイブのファンであったかといえば、キリンジャイブこそが、
缶コーヒー多様化の先鞭をつけたパイオニアだったからである。
ファイアに移行してからは、他社と大して変わらぬ組み立てと、稀薄感の強い製品の多さにガッカリした。
しかし、「10年目のファイア」とメーカーが強調するだけあり、この「火の恵み」はひと味違う。
キリンが「ボディが強い」と表現するように、ファイアシリーズで初めて稀薄感を払拭し、
濃いコーヒー感と酸味で本格志向を押し出してきた。
キリンが久々に、缶コーヒー作りの原点に立ち返ってくれたという印象だ。

「ジャイブ」で見せたキリンのフロンティア精神が、軽佻浮薄な微糖路線とは別の、
この「火の恵み」のような本格路線でもって堅持されることを願ってやまない。
幸いにも、この「火の恵み」の販売は好調なようだ。



◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ (9点)


(文責:紫布)

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