独断法人・日本缶コーヒー評価機構

ペットボトル全盛時代に待ったをかける、素晴らしき缶珈琲の世界…なんつって。ブヒャヒャ

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◇濃厚感充分ではあるが


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
11月上旬午後、夕方の仕事休憩中



◎インプレッション
「デミタスエッセンツァ」に代わる、ルーツ久々のデミタス新製品。
「コクのブレンド」と「香りのブレンド」の2種類のブレンド豆を2層に重ねて配し、
上からドリップして製造しているのだという。
わざわざ2層にしなくとも、全てを混ぜて「コク・香りのブレンド」にすれば良いのでは、
というのは素人考えであろうか?

開缶時の香りは本当に素晴らしく、缶コーヒーファンの官能をくすぐる。
味のほうだが、確かにデミタスらしい濃いコーヒー感を備え、
後味にも快適なコクと香りが残る。

しかし、クリームっぽいしつこさが舌に残ったので、原材料を確認してみた。

コーヒー、砂糖、濃縮乳、クリーム、脱脂粉乳、乳化剤、
カゼインNa、香料、酸化防止剤(V.C、V.E)

やはり、最近各社でよく添加される「クリーム」がここでも配合されていた。
デミタスエッセンツァでもクリームが使われていたが、
エッセンツァとの違いは、脱脂粉乳も追加されている点である。

クリーム配合缶コーヒーは、数回で飽きを生じさせる。
コクや旨味よりも「しつこさ」を感じてしまうのだ。
これはルーツの先行「ロイヤルミックス」にも言えることである。



◎総評
煉乳の旨味とは違い、クリームのコクは必ず飽きが来る。
クリームは、缶コーヒーに手っ取り早くコクを付加できる便利な成分ではあるが、
ミルクコーヒーのまろやかさとは明らかに異質なものである。
当製品はコーヒー部分が優秀な出来なのでまだ救いがあるが、
それでも何度も手に取りたくなる味とは言い難い。
また、クリーム添加はワンクラス上の高カロリーをもたらす。
(当製品は100gあたり40kcal)
クリーム使用はよいが、使用量には慎重を期するべきであろう。
当製品は、ミルクっぽさを過剰に追求している印象。
コーヒーの出来が良いだけに、ミルクや甘さを控えめにして出直してほしい。

人によってはこのコクを気に入り、「エッセンツァ」よりも進化したと捉えるかもしれないが、
筆者としては、やや没個性ながらも落ち着いた味わいだったエッセンツァのほうがマシだったと思う。



◎評価
☆☆☆☆☆☆☆★★★ (7点)


(文責:紫布)

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