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◇懐かしいコーヒー牛乳のような味
◎アイス/ホットの別
アイス
◎試飲環境
11月上旬夜、快適な自室内にて
◎インプレッション
サントリー得意の、日本語商品名。
やれ「食後の余韻」だの「自由時間」だのと漠然としたイメージネーミングが多かったが、
今回の「濃いめの一服」は、久々に製品傾向を具体的に表す言葉、
すなわち「濃いめ」という、缶コーヒーファン心理をくすぐる言葉が織り込まれている。
これは、弥が上にも期待を高めてくれる。
缶デザインも、缶コーヒーとしては非常に珍しい木目調である。
しかしこの製品、乳固形分合計3%以上を示す「乳飲料」に分類されているものの、
無脂乳固形分2.5%、乳脂肪分0.5%、合計3%というギリギリ乳飲料である。
「乳飲料」の場合、普通の缶コーヒーと違って豆使用量別の分類の表示は不要となる。
これまで、乳飲料という表示をタテに取って、コーヒー部分が薄く味気ない製品が多かっただけに、
この「乳飲料」にして「濃いめの」と謳う一本が、どこまで本当に「濃いめ」を体現してくれるのか。
なお、乳飲料缶コーヒーのお約束として、この製品も地方乳業会社の製造である。
担当は静岡県富士市の(株)ホテイフーズコーポレーション 富士川工場。
……と、試飲する前にここまで考察してしまった。サガである。
じっくりと炭火で焙煎した珈琲を、
コクのあるミルクで仕上げました。
疲れた時に、ホッと一服。
落ち着ける、濃厚な味わいです。
原材料名:牛乳、砂糖、コーヒー、脱脂粉乳、全粉乳、食塩、
カゼインNa、乳化剤、香料、安定剤(カラギナン)
開缶時の香りはとても良い。サントリーボスならではのしっかりしたコーヒー香。
口当たりはとてもまろやかでミルク感が強く、また「濃いめの一服」の名に恥じない強めのコーヒー感。
かなり甘いが、全体的バランスに優れており、能書き通り「疲れた時に」飲むのにピッタリと言えそうだ。
クセが無く後味もサッパリしており、甘いのが苦手な人以外ならばスンナリ受け入れられる味であろう。
余談だが、この製品にはカロリー表示が無い。
同じ缶コーヒーメーカーが、一方では「微糖」「カロリーオフ」などで数値アピールし、
一方ではこのように「カロリー……? (゚д゚ ) はて? カロリーがどうかしましたか?」とばかりに、
カロリー表示を省略してお茶を濁そうとする……
これは企業姿勢として褒められたものではない。
高カロリーなら高カロリーでいいから、キチンと栄養成分表示すべきである。
栄養成分表は、メーカーの宣伝上の都合のために存在するのではなく、
消費者・顧客の「知る権利」、そして健康利益のために存在するのだから。
(……ん? これってひょっとして割と名ゼリフ?(゚∀゚))
◎総評
昔よく飲んだビン入りコーヒー牛乳、それも牛乳ビンサイズではなく、
ファンタのように細長いビンに入ったコーヒー牛乳の味を思い出させてくれた。
ゴクリゴクリと喉を鳴らして実感したのは、そんな懐かしさである。
ほんのわずかにカラメル臭があるのが残念だが、全体の出来としては良好である。
まだホットでの試飲はしていないが、真冬の屋外でのホットに向いていると思う。
それも、寒空の下に長時間さらされたのちに、ちょっと温めすぎなぐらいアツアツの当製品を、
啜るように飲んで暖をとる、そんな場面を想像している。
木枯らし1号が吹いた東京地方、いよいよ缶コーヒーも冬本番を迎える。
◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆★★ (8点)
(文責:紫布)
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