独断法人・日本缶コーヒー評価機構

ペットボトル全盛時代に待ったをかける、素晴らしき缶珈琲の世界…なんつって。ブヒャヒャ

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◎乳飲料缶コーヒーの中でも卓越したミルク感が、液色にも表れている

◇傑出のミルク感と納得の香り


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
11月上旬昼過ぎ、快適な自室にて



◎インプレッション
この製品は、「ダイドーD-1 カフェクレーム フランスの濃い味」の直接後継品である。
⇒ フランスの濃い味 http://blogs.yahoo.co.jp/jpcancoffee/5196984.html
製造も「フランスの濃い味」と同じく株式会社ニッセーである。

缶の色や、フランス国旗のトリコロールをイメージした三色ラインなど、そのコンセプトを受け継ぐ。
また、原材料名や乳成分濃度もほぼ同じである。
内容量は170gで、これも「フランスの濃い味」と同一。

しかしその試飲印象は、「フランスの濃い味」からかなり改善されている感じだ。

先日レビューした「サントリー ボス 濃いめの一服」も乳飲料であったが、
あちらは乳固形分合計3.0%のギリギリ乳飲料、こちらは2倍弱にあたる5.8%である。
特に、乳脂肪分2.0%という濃厚さは、0.5%だった「濃いめの一服」とは比較にならないぐらいだ。
液色は写真にあるように、缶コーヒーとは思えないほど乳白色が強い。

乳脂肪分の濃さからは当然、クリームの多量添加が想像できるところだが、
この製品は確かに乳成分濃厚でありながら、全くしつこくない。これは素晴らしい。
先日「JT ルーツ デミタス デュアルテイスト」のレビューにおいて、
「クリームを効かせ過ぎたコーヒーは必ず飽きがくる」
とコメントしたが、当製品は濃厚なのにしつこさを全く感じない、絶妙の乳成分バランスだ。
要するに、クリームを充分に使用しつつも、あくまで「ミルクコーヒー」の線引きを忠実に守っている。
単なるクリームコーヒーに堕することなく、まろやかさに配慮したバランスだ。

フレンチロースト豆をエスプレッソ抽出して強い香りを引き出して、濃厚なミルク感に対応させ、
チルドコーヒーなみに鮮烈でコクの強い飲み口を実現している。
前身である「フランスの濃い味」に比較して、このコーヒー自体の香りの部分で向上がみられる。

強い甘さだが、これだけミルク感が強ければ、むしろこの甘さこそが全体の引き立て役。
アセスルファムカリウムを少量使用しているが、味への影響はほとんど無いに等しい。
極めて優秀なカフェオレに仕上がっている。



◎総評
ダイドーは、生乳60%使用の130円のプレミアムカフェラテ「ラテ・バール」をリリースしている。
「ラテバール」は自家製カフェオレのように直球な「コーヒー+牛乳」の旨さであったが、
この「PARISの贅沢」は、既製缶カフェオレとしての完成度が非常に高い。

筆者があまり高評価していないD-1シリーズから独立した形での再出発となったが、
この濃厚感と深い香り、そして「クリーム感」よりも「ミルク感」を強調した堅実な組み立ては、
今後さらにモデルチェンジしたとしても、ダイドーで絶対に残していって欲しいものである。

この製品を飲んだ直後に、例えば「サントリー ボス カフェオレ」を飲んでみるとよい。
その味の格差に愕然とするであろう。



◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ (9.5点)
※甘いカフェオレ製品カテゴリ内での評価


(文責:紫布)

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