独断法人・日本缶コーヒー評価機構

ペットボトル全盛時代に待ったをかける、素晴らしき缶珈琲の世界…なんつって。ブヒャヒャ

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◇アサヒの良心 最も“缶コーヒーらしい”缶コーヒー


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
5月中旬夜、快適な自室内(「朝専用」なのに夜飲んでしまった)


◎インプレッション
ここのところ各社のベーシック製品のレビューが相次いでいるが、
これには近所の100円ショップで購入できることも大きく関係している。
ミルク感はかなり強いが、甘さを若干抑えたコーヒー部分とのバランスが好感触。
酸味・香りのバランスの良さは、缶コーヒーの味組み立てとして好ましい。
後味は潔く爽やか。確かに、仕事前の一本には最適かもしれない。
現在のアサヒのラインナップの中で、唯一オススメできる製品である。



◎総評
現在でこそ「朝食ヨーグルト」「朝果汁」などといった時間帯指定商品が普通に存在するが、
その先鞭をつけたのがこの“朝専用”ワンダモーニングショットであることは言うまでもない。
どちらかというと「いつでもどこでも」のフットワークを売りにすることが多い中で、
思い切って「朝専用」と銘打ち、製品化に踏み切ったアサヒ。
「特に、朝にどうぞ」ではなく「朝専用」である。
恐らく社内には「そんな製品名は認められない」という意見もあったのでは、と思うが、
フタを開けてみれば、CM戦略も奏功して大ヒット。
前述のような他社・他分野製品にも「朝専用」的フレーズが飛び出すほどになった。
今にして思えば英断だったのではないだろうか。
(時間帯指定の先例としては、静岡県浜松市の春華堂・うなぎパイの「夜のお菓子」がある)
無論、美味しいものは朝だろうが夜だろうが美味しいものではあるが。

アサヒワンダはここ数年、当製品以外のほとんどを人工甘味料化しているが、
このモーニングショットだけが唯一、缶コーヒーとしての良心を堅持している。
ホットで飲むと甘さが際立ちバランスを失うが、アイスで飲む限り優秀な製品である。
アサヒの缶コーヒーは「三ツ矢」⇒「NOVA」⇒「J.O.」⇒「WANDA」と、比較的長い歴史があるが、
現在ではアサヒで本物の缶コーヒーと呼べるのはこのモーニングショットだけである。

もしもアサヒが将来、このモーニングショットにまで人工甘味料化を施したならば、
その時こそ、アサヒの缶コーヒーメーカーとしての命は尽きるであろう。



◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆★★ (8点)


(文責:紫布)

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