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. 筆者所蔵の中身入り缶コーヒーを順次紹介してゆく書庫「ヴィンテージ缶コーヒー」。 今回はその第1弾として、ジョージア ヨーロピアンブレンドを。 ◎北陸コカ・コーラボトリング「ジョージア ヨーロピアンブレンド」 製造年月日:1993年9月30日 内容量:250g 品名:コーヒー飲料 (※日本缶コーヒー評価機構認定 缶コーヒー有形文化財 登録第435817201号) 写真では黒色っぽく見えてしまっているが、缶のベース色は鮮やかな濃い藍色である。 1975年デビューのジョージアは長年の間、西部開拓時代っぽいシャレたロゴを使用していたが、 1993年に突如として、上の写真のようなノッペリとしたつまらない書体の「GEORGIA」になってしまった。 筆者も当時たいへん違和感を覚え、 「デザインに味わいがなくなった。缶コーヒーはデザインも味のうちなのに」 と、たいそう憤慨したものである。 今思えば、あの時感じた忿懣と、缶コーヒー界の行く末を憂う切なる想いこそが、 日本缶コーヒー評価機構設立の原動力となったのではないかと思う。(嘘) ヨーロピアンブレンド登場前のジョージアは、地方ボトリング各社の限定品を除いては、 オリジナル・ブレンド・テイスティ・カフェオレぐらいしか無かった。 その代わり、コカ・コーラのお茶系部門である「SIMBA(神葉)」ブランドが登場する前は、 デザインをほぼそのままに、缶のベース色を臙脂色にした「ジョージア ミルクティー」があった。 コーヒーでないジョージアが実在したのである。 (筆者はこのジョージアミルクティーが結構好きであった) サブブランド「ジョージアクラブ」ではココアも存在していたのだ。 さて、このヨーロピアンブレンドであるが、1992年に登場した。 1987年発売のキリンJiveの豊富なラインナップに触発されたのか、 各社とも缶コーヒーの種類・バラエティを一気に増やしてきた時代である。 缶にはキャッチフレーズも能書きも一切無い無機質なもので、 このコーヒーの何をもって「ヨーロピアン」たらしめているのかは不明である。 写真の商品は北陸コカ・コーラ製となっているが、それもそのはず、 当初は北陸コカ・コーラ限定でテストリリースされた製品であった。 その後全国発売となるが、現在ショート缶の人工甘味料入り微糖となった「ヨーロピアン」とは、 味も香りも方向性も全く異なるものであり、後継製品というワケではない。 当時神奈川県在住だったのに、なぜ北陸コカ・コーラの製品が筆者宅にあるのか。 もともと旅好き・植物好きな筆者は、おそらくこの1993年に富山県魚津市の埋没林博物館を訪れている。 その際に購入したものと考えられるが、よく憶えていない。 さて、この製品の「味」を、当時の記憶から掘り返してみると、 量は多いが全体に水っぽく、甘さもそこそこだった印象がある。 しかし、当時まだ主流だった「オリジナル」がしつこい甘さだったため、 キリンJiveが入手できない状況下ではこのヨーロピアンブレンドもよく飲んだものである。 なお余談だが、当時はまだ食料品には「製造年月日」のみが記載されており、 現在のように「消費期限」「賞味期限」を記載しなくてもよい時代であった。 缶入り飲料の賞味期限は、製造日からおおよそ1年間である。 缶コーヒー実飲レビューを旨とするブログではあるものの、 さすがに賞味期限を14年8ヶ月も過ぎた本製品を飲んでみようという気にはならない。 仮に腹をこわしたとして、病院で「実は15年前の缶コーヒーを飲みまして……」とは打ち明けられまい。 (文責:紫布) .
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