独断法人・日本缶コーヒー評価機構

ペットボトル全盛時代に待ったをかける、素晴らしき缶珈琲の世界…なんつって。ブヒャヒャ

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◇甘味料逆用? 不自然な苦味


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
6月下旬昼前、30℃を超える蒸し暑い駅のホーム



◎インプレッション
2007年1月発売で2年半近く経過、既にカタログ落ちしている当製品だが、
今頃になって三鷹市内の自販機で発見したので購入。
以前に飲んだ経験があり、内心で酷評していたが、このたび公式に酷評する運びとなった。

「圧力仕立て」とは、何のことはない。
イタリア製焙煎機で深煎りした豆を高圧抽出機で抽出する、つまりエスプレッソそのものである。
しかし、飲んでみると水っぽく、そして不快な苦味がある。
コーヒーの苦味ではなく、頭痛薬を水に溶いて飲んだようなイヤな苦味だ。
この製品の人工甘味料は珍しくスクラロースを併用せず、アセスルファムカリウムのみが添加してある。
アセスルファムカリウムの苦味は、スクラロースの併用で若干緩和されるため(マスキング効果)
現在では両者を併用するのが主流となっている。
しかしこの製品はスクラロースを使用していないため、アセスルファムカリウムの薬品っぽい苦味が舌に残る。
(この苦味を「旨い」と評する人がいるとは思えない)
あとはどこにでもある甘みの強い微糖缶コーヒーの味で、全く取るに足らない。



◎総評
マスキング効果すら用いずにアセスルファムカリウムを添加しているが、
これはかなり消費者の舌をバカにしている。
すなわち、
「どうせコーヒーは苦い飲み物だし、ましてやエスプレッソなんだから甘味料の苦味もごまかしが利く」
という不誠実な魂胆が見え隠れしているのだ。
百歩譲って甘味料の部分を別に考えても、コーヒーとしても評価に値しない。
深煎り・高圧抽出の割には水っぽくて薄く、強く不自然な甘さと苦味だけが際立っている。
焙煎法や抽出法をデカデカと書けば書くほど、この浅ましい商魂が鼻につく。

一番不思議なのは、人工甘味料を添加していながら「糖類○○%カット」といった表記が全く無いことだ。
微糖を売りにしないのなら、何故わざわざアセスルファムカリウムを添加するのか。
……ひょっとして、頭痛薬のような苦味を「コーヒーの苦味」と偽って応用するのが目的か?
どんな苦味でも良いのなら、ニガウリの搾り汁でも添加すればよい。

ワンダというブランドが、目新しい名称やフレーズばかり乱発して品質が伴わなくなってきたのは、
この「圧力仕立て」登場の頃からだったと思う。
ウンザリするほどの微糖路線(さすがにスクラロース併用が基本になっているが)へ邁進し、
缶コーヒーの味の探求心をどこかへ置き去りにしてしまっている。

「圧力仕立て」はその後「ジェットカフェ」へ移行したが、やっていることは全く同じ。
世の流れとして微糖製品のラインナップは避けられないのかもしれないが、
せめてカロリーよりも「味」を本気で追求した製品を、微糖製品と同数ぐらいは残してほしい。
近年は自販機主流のこともあり、飲み手側の選択肢・選択権が非常に制限されている。
(人工甘味料添加の有無は、買って缶を手に取ってみるまでわからない)

……この表記について、そろそろ厚生労働省にでも直接陳情する時期に来ているのだろうか。



◎評価
☆☆★★★★★★★★ (2.5点)


(文責:紫布)

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◇深みあるコクはそのままに、飲みやすく


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
6月下旬、湿気を帯びた風が強い深夜、除湿の効いた快適な室内



◎インプレッション
ジョージアの中でも独自の個性と確かな旨味で固定客を生んでいるヴィンテージ レーベル。
今月モデルチェンジし、さらに旨さが向上したという。
そこで、旧製品を確保しておき、今回の「同時比較」を企画した。

1枚目の写真が、今月発売のモデル。

2枚目の写真が、旧モデル(右)との比較。

3枚目の写真が、缶コーヒーテイスティング専用特注グラスで、一個7800円。
ヴェネツィアのガラス職人に作らせた逸品で、当評価機構事務局で厳重に管理している。
別の臭いをつけないため、缶コーヒーテイスティング以外には一切使用しない。

(嘘。 近所の100円ショップで買ったグラスであり、これで冷えた生酒なんかをグイッと呷っている)

4枚目の写真は、それぞれをグラスに注いだもの。

4枚目の写真で液色を見ていただきたい。
右側の旧モデルのほうが褐色がやや濃く、左側の新モデルのほうがミルクっぽく見える。
これは写真のせいではなく、実際に肉眼で見ても色調の変化が観測される。

両者の香りにはさほど変化はないが、旧モデルは苦味がズッシリと舌にのしかかってくるのに対し、
新モデルは苦味を抑えた代わりに華やかな酸味が感じられ、飲みやすさが向上している。
どちらも大変コクのある優れたコーヒーだが、口当たりのよさでは新モデルが上である。
しかし、旧モデルの重厚感もなかなか捨てがたいものがある。
甘さは全く同一とみてよいが、後味の潔さは明らかに新モデルが上回る。
コクの深さをそのままに後味を爽やかにするというのは、なかなかの技量である。

細かい部分であるが、なんと内容量が180gから190gへと向上している。
わずかな量とはいえ、これは少し得をした気分になれる。



◎総評
バリスタ(コーヒーの抽出やブレンド・テイスティングをする人)のコンテストで、
全ブラジルチャンピオンに3度も輝いたシルヴィア・マガリャーエス氏。
(なかなかにチャーミングな女性である)
彼女が今回の新ヴィンテージレーベルをプロデュースした。
旧モデルとはブレンドの仕方を変えているという。
いずれにしても、ヴィンテージ レーベルでしか味わえない独特の旨味・コクは健在であり、
旧モデルのファンも安心して新モデルに移行できるのではないだろうか。

ブラジルには(というか、日本以外の多くの国には)缶コーヒーというカテゴリが存在しないが、
日本の缶コーヒーの開発に快く参加して下さったマガリャーエス女史に敬意を表する。

しかし、ヴィンテージ レーベルはあくまでチョコレート香料などを用いたフレバーコーヒーであり、
コーヒーとしての完成度よりも、口当たり・コクを総合的に追求した飲料であることには留意したい。


ところで、彼女の名前が缶の表記と他メディアの表記で異なる。

シルヴィア・マガリャーエス(ジョージア公式サイト他)
シルヴィア・マガリーニャス(当製品の缶)

スペルは Silvia Magalhaës であり、ポルトガル語ではlhaを「リャ」と読むので、
「マガリャーエス」がより言語発音に近い。
仮に「マガリーニャス」だと、Magalinhas となるところだろう。
(筆者はボサノヴァ音楽を嗜むので、ある程度の知識はある)



◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ (9点)


(文責:紫布)

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