独断法人・日本缶コーヒー評価機構

ペットボトル全盛時代に待ったをかける、素晴らしき缶珈琲の世界…なんつって。ブヒャヒャ

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◇酸味快適だが甘み強く、バランス良くない


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
6月下旬午前中、除湿の効いた快適な室内



◎インプレッション
コロンビアブレンド、すなわちコロンビア豆51%以上ということで、
コロンビアらしい強い酸味を期待して試飲してみた。
確かに、爽やかで口当たりの良い酸味を持つが、ミルク感が薄いために砂糖の甘みが非常に強く感じる。
また、苦味はゴクリと嚥下してからゆっくりと襲ってくるが、この苦味はあまり快いものではない。
全体的には伊藤園としては珍しくクセの少ない、標準的な味といえるが、
酸味・苦味・ミルク感・甘みの総合的なバランスがあまり良くなく、飲用後の満足度が低い。
少し水っぽく薄いのも、満足度を下げる一因になっている



◎総評
素材は決して悪くないと思うが、バランスが充分追求されないまま製品化されている印象だ。
この製品は香料を用いず、代わりにコーヒーオイルを使用してある。
ご存知の通り、コーヒーオイルとは焙煎時に豆内部に生成される香り高い精油分のことで、
製品そのものの香りはなかなか良好なだけに、強すぎる甘さと水っぽさが残念である。

伊藤園の缶コーヒーの栄養成分表示は、100g当たりでなく缶1本当たりで表示されていることが多い。
この製品では1缶丸ごと、つまり190g当たりの表示である(カロリーは67kcal)。
こんな小さな缶入りの飲料など、開缶して一人で1本全部飲むことが当たり前なのだから、
本来はこのように1本当たりで表示すべきであろう。
あるいは、100g当たりと1本当たりの併記が望ましいのではないか。

例えば牛乳パックなどを見ると、コップ1杯(200ml)当たりの栄養表示が多い。
つまり、飲用・利用の実態を考慮した表示ということになる。
190gの缶コーヒーを半分ずつ2度に分けて飲む人間などいないのだ。
伊藤園のような「1本当たり表示」が業界標準となるよう願ってやまない。



◎評価
☆☆☆☆☆★★★★★ (5.5点)


(文責:紫布)

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