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◇オーレと呼べるほどミルク感なし
◎アイス/ホットの別
アイス
◎試飲環境
7月上旬昼、除湿の効いた快適な室内
◎インプレッション
よくある大容量ガブ飲み系である。
このカテゴリは近年やや分化が進行し、280g・285g・300g・350g、普通の缶とボトル缶がある。
傾向として言えることは、ミルクのまろやかさをやたら文章で強調しているものが多いことである。
じっくり焙煎したコーヒー豆とまろやかなミルクのハーモニー。
ほっとくつろぐおいしさ自慢のコーヒーオーレです。
「まろやか」とか「くつろぐ」といったフレーズは、薄さに対する一種の詭弁である。
39kcal/100gという強い甘さだけが印象的で、量が多いのに飲み応えに欠ける薄さである。
コーヒー分かミルク分、どちらかだけでもいいからもう少し濃ければ、充分な飲み応えを確保できたであろう。
香りや味そのものにはクセが無いので、渇きを癒すには充分だが、
前回レビューしたJT ルーツ クリーミーカフェに比較すると、同じ価格なのに薄くて飲み応えが足りない。
ガブ飲み系の中でも平凡な味。
◎総評
筆者は経験的に、古今「おいしい○○」とか「おいしさ自慢」という名がついた製品は、
缶コーヒーに限らずあらゆる食料品においてロクなものがないと感じている。
おいしさ自慢とはいうが、実際に社員が美味しさを自慢している光景を現認したことはないし、
美味しさに自信があるのなら他製品も全部「おいしさ自慢の」と表記すべきであろう。
特別に自慢したくなるほどのクオリティを達成したワケでもないのに、
形容詞的表現である「おいしさ自慢の」をまるで定冠詞のように使っているので、安っぽさ倍増である。
本格的缶コーヒー批評の立場からすれば「多かろう悪かろう」の典型であるガブ飲み系製品群は、
こうして大真面目に批評することにあまり意味を感じられない気もするのだが、
そのガブ飲み系の中にもやはり品質の良いものから並のものまで揃っているワケで、
この範疇内における批評・採点と考えれば決して無意味ではないだろう。
本格系・濃厚ミルク系・ブラック・ガブ飲み系といったチャンネルの多さこそが、
缶コーヒー趣味の楽しみであり、缶コーヒー製品の懐の深さでもある。
◎評価
☆☆☆☆☆☆★★★★ (6.5点)
※薄いことは薄いが、特別不快な味がするワケではないため、減点は控えめ。
(文責:紫布)
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