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◇期待から失望のどん底へ
◎アイス/ホットの別
アイス
◎試飲環境
7月中旬深夜、空調の効いた快適な室内
◎インプレッション
UCCは先日、廉価版「カフェ・オ・レ」で醜態を晒した。
⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/jpcancoffee/20133106.html
当製品は差別化のためか「贅沢」を冠している。価格は普通のフルプライス120円である。
特筆すべきは、次の2点。
◇カフェオレ製品には珍しく、液量100gあたり生豆換算使用量5g以上の「コーヒー」である点
◇原材料名の一番頭に「牛乳」が来ている点
「贅沢」「北海道牛乳使用 まろやか仕上げ」「厳選豆を使用」といったフレーズと相まって、
いかにもコーヒー感・ミルク感共に豊かな旨味を想像・期待させる。
糖類不使用で、アセスルファムカリウムとスクラロースのみで甘みをつけているが、
今回はそれをなるべく意識せず、当製品の売りである(と思われる)カフェオレらしいまろやかさに期待した。
試飲専用グラスに注いでみると、想像ほどでないにせよ、なかなかミルクっぽい。
期待に胸を膨らませ、試飲する。
……とんだ期待ハズレであった。
まず、甘みとミルク感とが完全に離れてしまっていて、一体感が全くない
甘味料使用で、確かに「甘み」はある。しかし、この甘みがミルクと全く相性が良くないのだ。
やはり、コーヒーのミルクは砂糖と組み合わさってこそ、そのまろやかさとコクを発揮できるものらしい。
当製品は砂糖不使用としてしまっているだけに、ミルク感もどこか浮いてしまっている。
次に、見た目や成分表示で期待したほどには、コーヒー感もミルク感も強くない。
これは完全に肩透かしを食らった気分だ。
厳選豆を5g以上使用していても、こんなに香りが少ないとは…… むしろ驚きである。
また、コーヒー豆使用量が多い割には、コーヒー由来のしっかりした苦味が全く感じられず、
変わりに人工甘味料の苦味が前面に出てしまっている。
後味は稀薄で、人工甘味料由来の清涼感(もちろん悪い意味での)がジンワリ残る。
◎総評
缶デザインの良さや種類別名称など諸々の要素から、多少期待しすぎてしまったのだろうか。
UCCは、1969年発売のオリジナルで「ミルク+コーヒー」の一つの頂点を極めたメーカーだ。
となれば、カフェオレ系の製品には当然期待をかけてしまう。
しかし当製品は、先日の廉価版カフェ・オ・レ酷評へのリベンジを果たせなかった。
せめて、砂糖を少しでも使用して微糖にしておけば、もう少し飲める味になったと思う。
そもそも、このテの製品カラーで砂糖不使用にする意味はあるのだろうか?
砂糖不使用は特に明記してあるわけではなく、筆者が原材料表示を見ていて気づいたのだ。
そもそも微糖や無糖は、カロリーを気にする人向けに大きくアピールするためのものであるはずなのに、
当製品は砂糖不使用であるにもかかわらず、全くアピールしていない。
しかも、やはり味は犠牲になっているのだ。
何のための砂糖不使用なのか。
期待を大きく裏切る薄さが残念であった。
いろいろと期待を煽る部分が多かったものの、結果としては突出した部分が何も無かった。
なんとなく、今後のUCCには何も期待できない気がする。
「珈琲探究」シリーズが事実上途切れてしまっているだけに、
既にUCCは、缶コーヒーの品質を追求する覇気が無くなっている感じだ。
また、缶コーヒー市場において、本気でジョージアやサントリーに迫る気が失せたのだろう。
◎評価
☆☆☆☆★★★★★★ (4.5点)
(文責:紫布)
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