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◇確かにパンに合う、そしてパン以外には合わない
◎アイス/ホットの別
アイス
◎試飲環境
7月上旬昼、除湿の効いた快適な室内
◎インプレッション 第一章
ルーツ パンは、文字通りパンを食べる時に最も相性が良いように作られているという。
下記のような説明がある。
パンとの相性を考えたコーヒーです。
・ “こんがり”香ばしく焼き上げたコーヒー。
・ 甘さ控えめ、まろやかミルク。
具体的には、わざと少し焦がして香りを出したコーヒーと、
牛乳ではなく濃縮乳・全粉乳を適度に組み合わせた独自の配合、
そして甘さ控えめに仕上げて菓子パンとの相性も考慮したということらしい。
筆者はこの製品の存在を知ってはいたものの、なかなか店などで発見できずにいた。
ところが、行きつけのスーパーで偶然にも特売品を発見した。
なんと税抜き50円で積まれていたのだ。
普通の缶コーヒー売り場には置いておらず、処分品ということらしい。
「これを逃したら、もう入手不可能になるかもしれない」
未曾有の危機感が背すじを駆け上り、慌てて2本をイーグルキャッチ(鷲づかみ)。
◎インプレッション 第二章 単体試飲
パン用コーヒーを買ったものの、パンは買わずにいったん帰宅し、
コーヒーを冷蔵庫に入れて冷やした。
能書きを読む限りでは「香ばしい」「ミルク感」「甘さ控えめ」といった好材料が並び、
「それならば、単体で飲んでも充分に旨いのでは……?」という考えがよぎった。
充分に冷え切ったのを見計らって、まずはパンもお菓子も何もなく単体で試飲してみた。
こっ、コゲくさ〜〜〜〜〜い!!! (;;´Д`)、
「あえて焦がした香ばしさ」ではなく「うっかり焦がしてしまったコゲくささ」にしか感じられない。
とてもじゃないが、飲むに堪えないコゲくささである。
確かに、ミルク感はちょっとした個性的なまろやかさで、100g35kcalの割には甘くない。
しかし、いくら何でもこのコゲくささは無いだろう! と感じた。
パンと組み合わせようが組み合わせまいが、このコゲくささはダメだろう、と思うのである。
しかし、パンとの相性を考えて作ったと明記してある以上は、
パンと組み合わせて試飲してからでないと批評する資格は得られまいと思い、
翌日の昼飯がわりにパンを買ってきて、あらためて試飲することにした。
開封してしまったこの一本は、我慢して飲み干した。
◎インプレッション 最終章 パンとの組み合わせ試飲
「コゲくさ事件」から一夜明けて、組み合わせるパンの選定・検討に入った。
当事務所にはトースターが無い(電子レンジのオーブン機能は使用していない)。
前夜に飲んだ感じでは、惣菜パンよりもフランスパンや菓子パンに合いそうな雰囲気。
(「合いそう」とは言葉のアヤであり、惣菜パンよりはマシだろう、という程度の認識)
で、栄えある相性確認用パンに選ばれたのが、2枚目の写真の2つのパンである。
・ ミルクフランス (山梨県清里産牛乳クリーム)
・ ホットケーキ (はちみつ & マーガリン)
まずはミルクフランスを開封し、クリームのついていない部分を食べ、すぐにコーヒーを試飲。
……(゚д゚ )
結構、合うではないか!!!
前夜あれだけ鼻についていたコゲくさい香りはほとんど気にならず、
むしろパンの香ばしさと奇妙な相乗効果を発揮してくれた。
次に、パンをクリーム部分まで食べ、コーヒーを試飲。
……(゚д゚ )
結構、合うではないか!!!
コーヒーの甘さがカロリー値以上に抑えられているのは、
この香ばしさとミルク配合度の効果であると思われる。
そしてその控えめな甘さのおかげで、菓子パンのクリームの甘さ・コクが邪魔されず、
コーヒーの香りと菓子パンの両方の旨さが際立つ。
次に、クリームつきのパンを口の中で半咀嚼状態にしたまま、コーヒーを流し込んでみる。
……(゚д゚ )
結構、合うではないか!!!
コゲくささが「香ばしさ」にうまく置き換えられて、菓子パンと渾然一体となる。
今度はホットケーキを食べながらコーヒーを試飲してみた。
……(゚д゚ )
……(゚д゚;;)
あんまり合わないではないか!!!
フランスパンとの香ばしさの相性はドコへやら。
コーヒーはただコゲくさいまま、ホットケーキはフツーに旨いまま。
単なる平行線ではないか!
パンコーナーで買ってきたホットケーキが全然合わない!
もしも抗議の電話をかけたとしたら、こんなやりとりが行なわれるだろうか?
(以下、妄想)
(筆者): 「どういうコトだ? え? パンに合うとかいって、これは全然合わんぞ?ヽ(`Д´#)ノ」
(担当): 「それはお客様、ホットケーキはパンではございませんから(・∀・)ニヤニヤ」
(筆者): 「何〜? しかしパンコーナーにパンと一緒に売ってるんだから、これもパンだろ?ヽ(`Д´#)ノ」
(担当): 「イースト菌を使ってないのですから、パンではありませんよ(・∀・)ニヤニヤ」
(筆者): 「何だと〜? じゃあ、重曹を使ってるのは全部パンじゃないってことか?ヽ(`Д´#)ノ」
(担当): 「左様でございます。つまり、蒸しパンもパンには含まれないのです(・∀・)ニヤニヤ」
(筆者): 「するってーと、ホットケーキや蒸しパンとの相性は保証できないってコトか?ヽ(`Д´#)ノ」
(担当): 「左様でございます(・∀・)ニヤニヤ」
(筆者): 「ぬかしやがれ〜! だいたい、冷たいのに“ホットケーキ”って何だよ!?ヽ(`Д´#)ノ」
(担当): 「それはワタクシどもの責任ではございませんので(・∀・)ニヤニヤ」
(筆者): 「蒸しパンはパンに含まれないってのか? じゃあバナナはおやつに含まれないってか!?ヽ(`Д´#)ノ」
(担当): 「そいつぁ引率の先生次第ですぜ、ダンナ(・∀・)ニヤニヤ」
(筆者): 「誰がダンナじゃ、なれなれしい!! ムッキ〜〜〜〜!!!ヽ(`Д´#)ノ」
(担当): 「(・∀・)ニヤニヤ」
◎総評
とにかく、単体ではちょっと飲みたくならない味である。
「パンに合う」というよりは、「パンとの組み合わせ専用」と言ったほうが良い。
何も知らずに買って単体で飲んだ人は、もう二度と買わないであろう。
(処分品として積まれていたのも理解できる)
確かにパンと組み合わせれば、ちょっと他のコーヒーとの組み合わせでは得られない独特の相性がある。
しかし逆に「パンを食べる時のコーヒーは、絶対コレで決まり!」などとは言い難い。
甘さを抑えた香ばしいコーヒーなら、フツーにパンによく合うからである。
(JTルーツでいうとミスターファーマーやマジックウェーブなど)
極端に汎用性の低い「パン専用」ということで、極めて特殊な製品。
意欲的な試みではあるものの、缶コーヒーの楽しみである「いつでも、どこでも」から大きく乖離した、
飲用シチュエーションを著しく限定してしまうこの製品は、やはり受け入れられずに消えてゆく運命だろう。
パンとの相性はなかなか良かったが、ホットケーキとの相性は良くなかった。
ホットケーキはやはりパンとは違う食べ物である。
また、バナナがおやつに含まれるかどうかについては、閣議決定を待つほかない。
◎評価
☆☆☆★★★★★★★ (3.5点)(コーヒー単体)
☆☆☆☆☆☆☆★★★ (7点) (パンとの組み合わせ)
(文責:紫布)
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